ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

川口市安行・万葉植物苑

2019年04月29日 | 雑記

新元号「令和」まであと1日。

万葉集の本が売れているという。さもありなん。
動機がないと本になど向かいませんよね。
それにしても新元号の引用元となった万葉集は、日本の言語文化のベースになっていることを改めて知らしめましたね。

 

10日ほど前、そろそろ咲く頃かと思い、川口市安行・ふるさとの森にある一輪草(イチリンソウ)自生地を訪れました。

安行散策マップ①

安行散策マップ②

 

ところが、斜面一面に咲くはずの一輪草は何が原因か分かりませんが、ことしはほとんど咲いておらず、翌日のお祭りの準備をしていた関係者の方も残念そうでした。

 

 

これはネットから拝借した一輪草自生地の写真。

 

今年の写真。

 

この一輪草自生地の側に「万葉植物苑」という庭園があります。2009年4月の開園。地元のボランティア団体「安行みどりのまちづくり協議会」によって保全管理されている場所です。

 

ここの特徴は、万葉集の和歌に詠まれている約160種の植物のうち約120種が植えられていて、その脇にその草木を詠んだ万葉集の和歌が掲示されていることです。 

 

 

樹木や草花がただ並んでいるだけでしたら通り過ぎてしまいますが、それにひとつひとつ和歌が付いているので、この草は何? とこのプレートに目が行きます。読んでみるとなんだか遠い万葉の時代の景色が浮かんでくるようです。

 

        

       

    

ここに引用されている歌。奥ゆかしいロマンチックな歌が多い。
掲示担当選者の好みでしょうか。
万葉集に疎い当方、いにしえの人たちはかくも人を恋し想う気持ちを草木にたとえて詠んでいたのかと感心してしまいました。

 

また、新元号の出典についてもしっかり解説してくれています。

 

万葉のひとびとの想いの一端に触れることができて、すこしばかり勉強になりました。

 

第29回デイサービス・ボランティア

2019年04月21日 | ボランティア

4月20日(土)は、ハーモニカウインドとして隔月恒例のデイサービス・ボランティア演奏。

 

今回はfuyoyoさんが不参加。
そんななか、歌声コーナーでは、「君恋し」「津軽海峡冬景色」「矢切の渡し」「赤いハンカチ」「いい日旅立ち」といった歌謡曲のヒットパレードみたいな曲を選曲。
イントロ、間奏、エンディングをメンバーに振ってみました。ボクは歌とギター伴奏。
有名な曲ってイントロ・間奏がなかったらつまんないよね、と挑戦してみたわけです。

「どうなったか」っていうと、「歌謡曲の演奏はなかなか手強かったです」というのが感想。
いつもは難しいイントロ・間奏は抜いていましたから。
本番となると、やっぱり緊張するので正直苦戦。

fuyoyoさんに頼っていたんですね。
ひとりで吹き切る力を付ける、というのがこのボランティアの一方の狙いなのですが、なかなか。
「目立ちたがらない性格」「寄らば大樹の陰」と笑い飛ばしましたけど。

 それでも、通所者の人には好評でした。

ドラマのある歌謡曲だったからのようです。
歌うボクとしては練習の時から楽しいものでしたが。

とくに、これ。浅丘ルリ子さんの生き生きとした表情。あの当時の日活映画、好きでしたね。


次回は6月。昔のバンド仲間がギターで手伝ってくれることになったので、とても楽しみです。


桜行脚 その2

2019年04月20日 | 旅行

3日目(4月5日)、午後、永平寺に寄って、夕方、福井市に到着。

福井市足羽川の桜堤
2キロに渡る桜堤。この日は気温が上がり、心配していた桜もほぼ満開。ツイています。
 
 
 
自分の目が変になったのかと錯覚したのがこれ。「桜って、こんな色!?」かと。ライトアップの色が変わっていくのでした。
 
そんなことを橋のたもとで言っていたら、地元のおじいさんが私も一廻りするので一緒にと、ブラタモリよろしく、最後まで僕らを案内してくれました。
 
実は2月2日のNHK「ブラタモリ」は福井編第2弾でした。
 
 ボクも見ていましたから、おじいさんのとの会話は弾みます。
 
 だいぶ暗くなってきました。 
 
おじいさんの先導で対岸に。こちらも桜のトンネル。 
 
対岸から見るライトアップも幻想的でした。 
 
福井駅前の恐竜
食事に行きたいのでと言ったら、駅前の方があるからと、おじいさんがなかなか帰ってくれません。
ぜひ見せたいものが、と案内されたのがこれ。
 
     
 ブラタモリで、恐竜が駅前にあるとは知っていましたが、夜の方がいいですね。納得。
首が動き、鳴き声もリアルでした。
近くのビルで食事処が見つかり、おじいさんとはここでお別れ。自宅はここから歩いて30分ほどとのこと。78歳、健脚です。ありがとうございました。
 
翌朝の桜堤
 
 
 
 
一乗谷の糸桜
信長に滅ぼされた越前朝倉氏の遺跡が残る一乗谷に。
さきのおじいさんに、一乗谷に行くなら資料館に寄れと念押しされました。ただ遺跡だけ見てもわからんでしょうと。ごもっとも。寄って予習しました。
 
薄墨桜など、種類の違う桜が咲いていて、こういう桜もいいなと思いました。
一乗谷はのどかな春といった趣です。
観光客は少なめ。遺構や復元した武家屋敷など、歴史好きなら楽しい場所です。
一つ一つの家に井戸があるのが特徴。
 
ここでは薄墨桜を糸桜と呼ぶそうです。
     
 
朝倉館跡 
 
 
  
 
            
 
 
吉永小百合さん
吉永小百合さん、一乗谷にも来ていました。ほんとに日本全国、いろんな所に行っていますね。
 
じつは2年前(2017年4月末)、弘前城の桜(これは圧巻!)を見た後、小百合さんのCMの舞台になった鶴の舞橋をみたいと足を延ばしました。
3つの橋と津軽富士(岩木山)は素晴らしかったですね。
      
 
 
JR東日本 大人の休日倶楽部CM 「津軽の逆さ富士」-2016
 
なんかこういうのを見ると旅行に行きたくなりますよね。
 
 
丸岡城
最終目的地、丸岡城。この日もお天気が良く、気温高め。午後になれば桜もさらに開くだろうとおもったらほぼ満開。行くところ行くところ、次々と咲いて行く様は面白いですね。桜前線が北上していくのが実感出来ました。
 
 
 
小さなお城ですが、いいですね。でも、城の中の階段はロープをたぐって登るほど急。これは初めての体験です。
 
           
 
この城は現存する城12の一つであることと、丸岡城主本多成重の父、本多重次が陣中から妻に送った手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」が日本一短い手紙としてつとに有名。
日本一短い手紙の館がありまして、今年で27回を迎える一筆啓上賞が展示されていました。
 
 
      
 
今年は桜を追いかけて、いろんなところのたくさんの桜を見ました。その土地柄がありますから、いくら見ても飽きませんね。
 
現存する城はこれで11を制覇。残すは岡山県高梁市の山城、備中松山城のみ。できれば雲海に浮かぶ城を見たい。となると秋かな。
 

桜行脚 その1

2019年04月19日 | 旅行
4月初め、3年連続の桜巡りに行ってきました。
今年は現存する12の城のひとつとして知られる福井県坂井市の丸岡城の桜を見に行こうと計画。
クルマで行くには米原経由。どうせなら京都に寄ろうと、枝垂れ桜で有名な醍醐寺に。
 
醍醐寺
満開、さすがでした。
 
 
 
 
          


知恩院
前を通っただけ。それでもいい感じではありました。
 
 
 

円山公園
有名なしだれ桜はピークをすぎたところ。
 
ここでは典型的なニッポンの花見風景が見られました。
 
 


 
高台寺
高台寺の桜もまさに見頃。
 
 
観光客は日本人より外国人のほうが多い。
 
 
 
京阪三条駅近くの高瀬川沿い
気温は低めの日が続いたため、なかなかソメイヨシノが咲きません。おおかたは咲き始め。高瀬川沿いの桜だけはなぜか満開。種類が違うのでしょうか。
 
 
 
 
善峯寺
翌日は京都西山に位置する善峯寺に。いいお天気になりましたが、山のせいか蕾。咲いたらさぞやと思わせます。
 
 
     
 
 
 
 
宮津
伊根を見てから天橋立へ。天橋立の展望台・笠松公園は三分咲き。この日は気温が上昇。平地の方はみるみる開きました。
 
 
 

三方五湖 
翌日はいよいよ福井へ。三方五湖は咲き始め。山頂からの眺めは絶景です。
 
     
 
 
 

昭和の薫りのする喫茶店 日曜昼下がりライブ 

2019年04月01日 | ライブ鑑賞
平成に代わる新しい元号が発表される前日の3月31日(日)、午後になって晴れてきたので、伝右川沿いのお花見に。満開のところもあれば7分くらいのところもあって、あと1日という感じです。

 

 

そして、本日の目的、古池雅彦さんの弾き語りライブを聴きに獨協大学前駅のティールーム・ジュンに。

ここは昭和の薫りのするいわゆる“喫茶店”なんです。おしぼりが出ます。

イベントを積極的に行って、いろんな催しが行われる多目的喫茶店でもあります。

 

 

桜がみえる特等席に案内された。

 

 

古池さんはもう10年くらい前からここでライブを行っているとのこと。

タイトルは「喫茶店JUN 日曜昼下がりライブ」。

ミュージックチャージはなし、飲食代だけです。

 

 

 

 

フォーク、グループサウンズから歌謡曲まで、お客さんとやりとりしながら、曲を選んでいく。

ショーケンが亡くなったというのでテンプターズ「エメラルゴの伝説」、そこからゴールデンカップス「長い髪の少女」、ジャガーズ「君に会いたい」、そしてチューリップ「心の旅」にといった具合。

お客さんも昭和10年代20年代の世代とあって、言うことが古くて思わず笑っちゃう。

 

リクエストあったらというので森進一「襟裳岬」を所望。拓郎つながりでその次は「落葉」でした。

 

年季の入ったギターワークとソフトな歌い口。ギターの音色は抜群です。

 

締めは、お約束らしくカントリーソング。

日本のカントリープレーヤーの曲、「ロンリー・トゥギャザー」「テネシームーン」など。日本語で歌うというのもなかなかいいですね。

そして「テネシーワルツ」「カントリーロード」。

 

ジュンさんのコーヒーは350円と安くて美味しい。それをいただきながら、桜を眺めつつ弾き語りライブなんて悪くない日曜日です(ボクは毎日が日曜日みたいなものだけど)。

 

次回のライブは5月5日の午後2時か3時とのこと。

 

本日撮った桜の写真。

 

伝右川縁

 

 

 

札場河岸