ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

ハーモニカとギターのコンサート

2023年05月27日 | ハーモニカ
ギターとハーモニカはお互い音量が小さいせいか相性がいいと思います。
過日聴いたクロマティックハーモニカの和谷泰扶先生とギターの松尾俊介氏のコンサートは素晴らしいコンサートでした。




バッハやモーティアルトの曲の早いパッセージを、クロマティックハーモニカでここまで均質な音を出せるのかと感嘆するほど見事な演奏でした。
日頃、音の粒が揃っていないと指摘されている身にとって次元が違うと唸るほかありません。
松尾俊介氏のギター伴奏も若手らしくはつらつとした演奏です。

それにピアソラを何曲も聴けて、さらにアンコールはピアソラ「タンティ・アンニ・プリマ(アヴェ・マリア)。アヴェ・マリアをコンサートで聴いたのは初めて。懐かしく、穏やかな気分になる曲なのです。



会場は代々木上原のムジカーザ。120人収容で中2階席があります。
コンクリート打ちっぱなしの建物。光を巧みに取りいれた素敵なホールです。
(安藤忠雄氏の作品、光の教会や直島の地中美術館を思い出します)
クラシックの小ホールに比べて残響音が少ないかなと思っていましたら、サイトのホール概要をみるとやはり設計がそうでして(満席時約1秒)、音がクリアに飛んでくる感じでした。


音楽の森ミニコンサート 草加ハーモニカウインドの動画

2023年05月15日 | ハーモニカ
ボクら草加ハーモニカウインドが出演した音楽の森ミニコンサートの動画が草加市文化会館のYouTubeチャンネルで公開されています。


2023.2.22 音楽の森ミニコンサート 草加ハーモニカウインド(草加市文化会館)


クロマティックハーモニカ3本による小アンサンブルです。

あちこち綻びがありましてちょっと恥ずかしいですが、古希を超えた連中の演奏記録として見ていただければと思います。

出演依頼から1ヶ月という短い準備期間にしてはよくやったなと思い返しています。

ジャーマンアイリスの球根配布

2023年05月14日 | ガーデニング
草加市と東京都足立区の間を流れる毛長川。草加市側に遊歩道があって、4月に入るとジャーマンアイリスが花が長さ400メートルにわたって彩ります。

この花壇を15年守ってきた花壇を守る会が解散するという記事が5月10日付の読売新聞埼玉版に載りました。



会員の高齢化で今月末で解散が決まり、ジャーマンアイリスの球根を無償で提供するとのこと。後を継いでやろうなんていう花好きは現れなかったのですね。

11日の風景


このジャーマンアイリスのことは自転車での散策コースなので、よく手入れされているなと思っていました。草花を手入れすることって心にゆとりがないとできないものです。
かく言う私も現役の頃はそんな暇なんかないと、目の前の公園が草茫々でも見て見ぬふりでしたから。

14日(日)午前10時から球根を配布するというので行ってきました。
大勢のひとが来ていましてオドロキ。



配布ではなく、自分で根っこから引き抜きます。白、黄、薄紫、赤紫など6ついただいて来ました。




早速わが公園に植えました。


来年が楽しみです。

初のジャズセッション

2023年05月13日 | ハーモニカ
一昨日、ワッシーつながりの友だちNさんに誘われて、ジャズセッションに初めて参加してきました。




数年前からアルトサックスを先生に付いて習っているNさん。ここのところ初心者ジャズセッションに参加した動画を送ってくれる。1ヶ月ほど前会った時、とにかくゆるいのでいっしょに行こうとなったのです。

場所は東武スカイツリースラインせんげん台にあるライブハウス・セトグッチ。アメリカっぽい目立つ外観、中もおしゃれなライブハウスです。

参加するといった翌日から、ジャズスイングの8分音符の吹き方をスケール練習とともに毎日練習しました。例のドゥダドゥダというリズムです。

というのも、ジャズは田中光栄さんの発表会や練木さんとのライブなどで何度か取り組んだことがありましたが、にわか勉強なので録音を聴くとぜんぜんスイングしてない。つまりダサい。

3連符の中抜きのリズムで吹いてしまっているので弾んでしまう。いわばブルースのリズム、シャッフルのような前のめり状態なんです(これを盆踊りと言うそうです)。

この矯正が今回のテーマ。YouTubeを見るとそこのところを親切に教えてくれるチャンネルがたくさんあるので、まずは8分音符をイーブンで吹くこと、裏拍にアクセントを置くこと(ハーモニカでは原則裏拍のときノドで切る。サックスだと裏拍でタンギングする)など、ずいぶん参考になりました。

セッション参加者は5人。ウクレレで歌を歌うひとが2人、Nさんとボクがジャズ、Nさんの奥さんはギターを弾きながらのJPOP。Nさんを除く4人がセッション初デビューとのこと。ほんと、何でもありのセッション。

ホストの原田バンド


そんなボクらをバンドのかたがどう演奏を進めるか親切にアドバイスしてくれますので、ボクとしてはこれならアドリブでこけてもいいやとだいぶ気が楽になりました。

セッションでは「FLY ME TO THE MOON」、それとNさんがやるブルースを一緒に吹ければと臨みました。
どうやら1人2曲の進行らしく、ホストである原田バンドのリーダー原田さんから「ジョージア・オン・マイ・マインド、吹ける?」「テーマだけなら」となって、黒本(「ジャズ・スタンダード・バイブル」という本。一応持っているけど持参しなかった)を見ながら吹くことに。この曲は昔、このブログに度々登場する熊谷のアライさんとやったことがあったので、なんとかクリア。

2曲目は「FLY ME TO THE MOON]」。書き譜ではなく、失敗してもいいから自分のアドリブ(ワンコーラス32小節)をやることが今回のテーマ。あがり症のボクもわりと落ち着いて吹けました。原田さんに褒めていただいたのでやったーという感じでした。

今回、練習の過程でマイナーのトニックに解決するドミナントではどういうスケールを使うかという理屈がやっとわかったのは収穫。
いわゆるⅡ-V-Ⅰ(ツーファイブワン)でBm7♭5-E7-Amの場合、 A のハーモニックマイナースケールを使う。つまりE7ではABCDEFG#Aの、Eから始まるスケールを使うのでGが#に、それとFがルートEの♭9になるということ。
また、Em7-A7-DmではDm(DEFGAB♭C#というDのハーモニックマイナースケールなので、A7のときAから始まるスケールはCが#、もうひとつB♭がルートAの♭9にあたる。これがジャズっぽくなる要素だというわけです。

で、ピアノのかたに、この部分がおしゃれだった、と言われてうれしかったですね。ここだけはこのスケール使うぞと決めてましたので。全体としてはコードトーン主体のアドリブでしたが、なんとか繋げられました。


さらに「ウォーターメロンマン」をやろうと声を掛けられ、テーマは吹けたけど、アドリブで沈没。Fのキーで4ビートのブルースペンタトニックは練習していったのですが、8ビートでは勝手が違いました。ま、これがセッションで恥かくことなんでしょう。ちょっと悔しい。


こんな風に初セッションを楽しませていただいた原田バンドに感謝です。俄然、やる気がでまして、来月またチャレンジしようと思いました。ブルースの定番「NOW'S THE TIME」、それとあと1曲.....さて。