一昨日、ワッシーつながりの友だちNさんに誘われて、ジャズセッションに初めて参加してきました。
数年前からアルトサックスを先生に付いて習っているNさん。ここのところ初心者ジャズセッションに参加した動画を送ってくれる。1ヶ月ほど前会った時、とにかくゆるいのでいっしょに行こうとなったのです。
場所は東武スカイツリースラインせんげん台にある
ライブハウス・セトグッチ。アメリカっぽい目立つ外観、中もおしゃれなライブハウスです。
参加するといった翌日から、ジャズスイングの8分音符の吹き方をスケール練習とともに毎日練習しました。例のドゥダドゥダというリズムです。
というのも、ジャズは田中光栄さんの発表会や練木さんとのライブなどで何度か取り組んだことがありましたが、にわか勉強なので録音を聴くとぜんぜんスイングしてない。つまりダサい。
3連符の中抜きのリズムで吹いてしまっているので弾んでしまう。いわばブルースのリズム、シャッフルのような前のめり状態なんです(これを盆踊りと言うそうです)。
この矯正が今回のテーマ。YouTubeを見るとそこのところを親切に教えてくれるチャンネルがたくさんあるので、まずは8分音符をイーブンで吹くこと、裏拍にアクセントを置くこと(ハーモニカでは原則裏拍のときノドで切る。サックスだと裏拍でタンギングする)など、ずいぶん参考になりました。
セッション参加者は5人。ウクレレで歌を歌うひとが2人、Nさんとボクがジャズ、Nさんの奥さんはギターを弾きながらのJPOP。Nさんを除く4人がセッション初デビューとのこと。ほんと、何でもありのセッション。
ホストの原田バンド
そんなボクらをバンドのかたがどう演奏を進めるか親切にアドバイスしてくれますので、ボクとしてはこれならアドリブでこけてもいいやとだいぶ気が楽になりました。
セッションでは「FLY ME TO THE MOON」、それとNさんがやるブルースを一緒に吹ければと臨みました。
どうやら1人2曲の進行らしく、ホストである原田バンドのリーダー原田さんから「ジョージア・オン・マイ・マインド、吹ける?」「テーマだけなら」となって、黒本(「ジャズ・スタンダード・バイブル」という本。一応持っているけど持参しなかった)を見ながら吹くことに。この曲は昔、このブログに度々登場する熊谷のアライさんとやったことがあったので、なんとかクリア。
2曲目は「FLY ME TO THE MOON]」。書き譜ではなく、失敗してもいいから自分のアドリブ(ワンコーラス32小節)をやることが今回のテーマ。あがり症のボクもわりと落ち着いて吹けました。原田さんに褒めていただいたのでやったーという感じでした。
今回、練習の過程でマイナーのトニックに解決するドミナントではどういうスケールを使うかという理屈がやっとわかったのは収穫。
いわゆるⅡ-V-Ⅰ(ツーファイブワン)でBm7♭5-E7-Amの場合、 A のハーモニックマイナースケールを使う。つまりE7ではABCDEFG#Aの、Eから始まるスケールを使うのでGが#に、それとFがルートEの♭9になるということ。
また、Em7-A7-DmではDm(DEFGAB♭C#というDのハーモニックマイナースケールなので、A7のときAから始まるスケールはCが#、もうひとつB♭がルートAの♭9にあたる。これがジャズっぽくなる要素だというわけです。
で、ピアノのかたに、この部分がおしゃれだった、と言われてうれしかったですね。ここだけはこのスケール使うぞと決めてましたので。全体としてはコードトーン主体のアドリブでしたが、なんとか繋げられました。
さらに「ウォーターメロンマン」をやろうと声を掛けられ、テーマは吹けたけど、アドリブで沈没。Fのキーで4ビートのブルースペンタトニックは練習していったのですが、8ビートでは勝手が違いました。ま、これがセッションで恥かくことなんでしょう。ちょっと悔しい。
こんな風に初セッションを楽しませていただいた原田バンドに感謝です。俄然、やる気がでまして、来月またチャレンジしようと思いました。ブルースの定番「NOW'S THE TIME」、それとあと1曲.....さて。