ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

第15回赤城おろし音楽祭

2019年02月28日 | イベント
2月24日(日)、埼玉県本庄市にあるカフェ、NINOKURA(二の蔵)で行われた「赤城おろし音楽祭」という催しに行ってきました。

友人のARAIくんがベースを弾いているMickey’sが出るというので関越道を飛ばして行ってみたわけです。



「赤城おろし音楽祭」なんて、ネーミングがかっこいいし、ローシキイ&ジャンルフリー(敷居が低く誰でも参加出来る、何でもあり)という、ゆるい感じもまたいいですね。
キャッチは「われらが冬の通奏空音」なんて、上州の空っ風に引っかけているのかな。

行ってみようと思ったのは、蔵を改造した評判のカフェ、という理由もありました。ホームページでは、車で来るにはこういう道順でと、YouTubeを使っていて説明していまして、車OKだよという気合いを感じましたね。駐車場はお店の手前、向かい、裏手合わせて30台は駐められます。

お店の外観、店内もいい感じです。







1階はカフェ、2階が多目的スペースになっていまして、今回のライブ会場です。席は30席くらい。

2階に上がると、朗読、フルートを吹く人、歌曲を歌う人、カンツォーネ・オペラを歌う人など、年配者のグループがパフォーマンスしているところでした。続いて、ギター弾き語り。



そしてお目当てのMickey’s登場。






リーダーのミッキーさんは低音の魅力あふれるプロはだしのボーカル、サックス・フルートのTさんは音大卒業とあって抜群のテクニックの持ち主、ARAIくんはオールマイティのベーシスト。トリオでオールディーズのナンバーを30分たっぷり聴かせてくれました。ミッキーさんはやっぱりエンターテイナーだなあ。

こちらの音楽祭は年2回夏冬開催。今回で15回目とのこと。夏は「利根川フェーン音楽祭」と呼ぶそう。風にちなんでいるんですね。“われらの季節の通奏高温”は笑えます。熊谷から前橋にかけては猛暑で知られていますしね。

本庄市は蔵の街でもあります。今回、カフェでゆっくりお茶する時間がありませんでしたので、次回は蔵巡りも目的の一つにして来てみようと思います。

第28回デイサービスのボランティア 

2019年02月25日 | ボランティア
2月23日(土)、ハーモニカウインドはいつものデイサービスでボランティア演奏でした。





今回はfuyoyoさんが家事都合で不参加。なので、フトマサさんにカムバックを呼びかけ1年ぶりに復帰してもらいました。
リハーサルはいつも2回行ってから臨んでいるのですが、今回は3回にして万全を期したつもり。ところが、前日、Kさんからインフルエンザに罹ってしまったとの知らせが…。

男3人でやるしかない。
まあ、なんとかなるだろう、てなわけで、3人で始まった演奏。歌声コーナーの途中で、Iさんのハーモニカの6番吹き音が出なくなってしまいました。アクシデントは続くものですね。
歌声の時、ボクは歌とギター、ハーモニカはフトマサさんのみ。フトマサさんが戻ってきてくれてよかった。

音が出なくなった原因は、内側にある吹き音のリードを中から持ち上げて削るため、上げみが狭くなってしまったことによるもの。これはけっこう起きやすい。現に私も先日、そうなりました。真ん中に休憩時間があるので、そこで調整したのですが、少し押し下げが足らず、また詰まってしまいました。メンテナンスは大事ですね。本番はもしもに備え、予備は必要。そういうぼくも予備、このところは用意していないな。
(この話は木製ボディのハードバッパーやメロートーン、270限定の話です。シリウスとか64とかはねじ止めのリードプレートを外してリード調整ができますからね)



今回、「北の国から」のリクエストがあったので、ギターの伴奏カラオケ(アルペジオのみ)を作ってみました。作ったのは初めて。これもfuyoyoさん不在の余波。
テンポはメトロノームの音をヘッドフォンで聴きながらキープ。何テイクかやったら、まずまずのものが録れました。
となると、ギター、もっと練習すれば多重録音もありかな、なんていうアイデアも浮かんできます。


演奏が終わってからは、大きなテーブルを囲んで皆さんとお茶をしながら交流タイム。南極観測隊の隊長だったIさん。今回は南極で撮った写真を沢山持ってきてくださったので、皆さんとの会話が弾み、とても賑やかな時間となりました。
皆さんと会話するには、話せる素材が必要。ですから、数少ない男性(デイサービスは8割がた女性)に次回、歌のリクエストがあったらやりますよと、訊いたら歌謡曲を所望。そこで「夜霧よ今夜もありがとう」と「津軽海峡冬景色」をやることに。童謡、唱歌もいいけれど、ほんとは歌謡曲を歌いたいんですね。

というわけで、次回は4月。


このボランティアのあと、夕方から昔のロックバンド仲間の一人(ドラム)が60歳の定年を迎えたので、そのお祝いの会に。そこで、ぼくより3つ下のギターOくんに「最近弾いている?」と聞いたら「まったく」という。それなら試しにぼくらがやっているボランティアでギターを弾いてみない?と誘ってみた。弾く気になったようだけど、さて。
ぼくよりだいぶ年下であるメンバー全員が60歳を過ぎるのはあと数年。そこでまたやろうぜ、となる可能性はありそうです。

第31回田中光栄ハーモニカ教室ライブを聴く

2019年02月15日 | ライブ鑑賞
2月2日(土)、大久保ドルチェ・ヴィータで行われた田中光栄さんのハーモニカ教室ライブを聴きに行ってきました。

クラシック、演歌、ゲーム、アニメソング、J-POP、ブルース、ジャズ、とにかくなんでもあり。
聴いていて飽きないプログラムです。25人中、クロマチック16人、テンホールズ9人。


Katsuyaさん、テンホールズでジャン・ジャック・ミルトゥの「Sweet70’s」。かっこいい曲。いい音でした。




皆さん、リラックスした演奏。とてもいい雰囲気のライブなのです。
こういうのを聴くと、ちゃんと練習しないといけないなと、刺激を受けて帰ってきました。

ボクは次回出演予定。曲を何にするか思案中です。


イッヒの第9回発表会

2019年02月03日 | ハーモニカ
1月27日(日)、茨城県取手市福祉会館小ホールで行われたI.C.H.Society(茨城クロマティック・ハーモニカ・ソサエティー、略称イッヒ)の第9回発表会に行ってきました。
和谷泰扶先生が指導するサークルです。

イッヒには、ボクのハーモニカ仲間であり、草加ハーモニカソサエティーで和谷組と呼ばれる4人が参加しています。

プログラムには、「カルメン・ファンタジー」「トレド」「二つのヴァイオリンのための協奏曲」「チャルダッシュ・インターメッツォ」などなど、難しい曲が沢山並んでおります。ボクがやっていない曲もいくつかあって、曲のレベルは年々上がっています。

ソロの演奏は練習の成果が見て取れ、なかなか良かったと思います。感心したのは4曲演奏したアンサンブル。とにかく全体の音がよくなっていまして、演奏もまとまっていました。月1回の練習ですが、2時間の合同練習をみっちりとやっている成果でしょう。

発表会というハードルに超えるために一生懸命練習した結果、レベルアップしていくんですね。

ソロ、デュエット曲ともにボクもやったことのある曲がいくつもありました。それらの曲は和谷ファミリーのベーシックな曲になってます。
ですからデュエット曲については上のパート、下のパートどちらも吹ければ、仲間が集まって演奏できるというわけです。

ボクは年末から発表会直前まで、勉強会を設けて特訓しましょうと言って、計5回、IさんとKさんのデュエット曲の練習に付き合いました。一緒に吹いてみると、自分のことはさておいて、人のことはよく分かりますね。この箇所、先生ならこう言うだろうな、とか。ボクにとっても復習になりましたし、結構楽しめました。
Iさん、Kさん、本番では多少のミスがあったにしてもちゃんと吹ききったこと、そして、こんなに難しい曲を吹けるようになったんだと、ちょっと感動していました。


じつは、練習に付き合う過程で、ボクが二人に再三言ったことは、腹式呼吸のこと。そして吹き吸い(レガートで吹くとか、吸う音が短いとか)と大きな音。
呼吸法がちゃんと出来ていないと音が詰まったかんじで、伸びやかな音にならないんですね。それが出来たら苦労はしないのですが。
大きな音はノドをめいっぱい開けて、お腹の底から押し出すように息を吐かないと出せません。
ふだん、お家で大きな音を出して練習していないとすぐには出ないものなのです。(ボクだってまだまだなのですが)。家族が居たりするとあまり大きな音を出せないのが実情なんですね。
また、発表会が迫っているからといって、目先の曲だけやっていると基礎練習がおろそかになりがちです。そんなにすぐに上手くなりません。 幸い、練習時間をたっぷり取っていたので、そうした基礎的なことを学ぶ時間が十分有り、「息を押し出す感覚」もあと少しで分かる、というところまで来ました。


腹式呼吸を説明するには、その原理、身体の構造、そしてお腹周りの筋肉をどう使うか、を知らなくてはいけません。改めて調べてみましたが、絵や文章、言葉で説明しても、理解は人それぞれ。
ハーモニカを持たず、単に息を吹き吸いする腹式呼吸は出来ても、ハーモニカを持った途端、唇、舌、首、肩、手首、腕などあちらこちらが緊張して、別物になってしまう。脱力できない...。ああ、かつてボクもそうだった....。

いつもながら、日々勉強です。

「YO-ENライブ 昭和歌謡スペシャル 第5章」at ギャラリー・ビブリオ

2019年02月03日 | ライブ鑑賞
1月26日(土)、大阪在住のシンガーソングライター・YO-ENさんのライブが国立市ギャラリー・ビブリオでありました。
題して、「YO-ENライブ 昭和歌謡スペシャル 第5章」。
今回は1月18日から10泊11日の関東ツアー中で、この日が4回目のライブとのこと。

彼女がビブリオに登場するのは、2016年の2月の中川フォークジャンボリー「浅川マキの夜」にゲスト出演して以来、今回で5回目という。ボクが聴くのはたぶん4回目かな。



平成が終わろうとしている年明け、「昭和歌謡」を聴くなんて、なんか時代がさらに遠ざかっていく感じがする。
60年代後半から70年代、10代後半から20代の終わりの記憶がボンヤリ浮かぶ。40~50年も前の歌だよ。




打ち上げは、ライブ会場だったお座敷にちゃぶ台を揃えて、田舎の法事さながらの宴会になる。主役は真ん中に座る。これはここでしか味わえない貴重な打ち上げだと思う。



小坂明子の「あなた」は少女漫画の世界ですよね、斜め向かいの若い女性が言う。
そう聞こえても不思議じゃないけれど、違うな、16歳の少女があまりにストレートに歌ったので気恥ずかしかったけど、あの時代の僕らの夢そのものだったんだよ、分かるかな~。
地方から上京した次男坊、三男坊や次女、三女が結婚して小さな家を建てる夢、そして希望。
当のボクがそうだったからさ。

今回のセットリストにはちゃんとストーリーがあったのだそう。
オープニングは、日吉ミミ「たかが人生じゃないの」に、続いて、岸洋子の「希望」。
あの時代、けっこう虚無的な歌もあったりしながらも希望があった、なんて。

彼女の歌を聴いて、あのころの甘美な残像が蘇えって切ない。
だが、それに酔いたくて聴きに来たともいえる。

回を追うごとにYO-ENさんの人気が高まっているようだ。ビブリオの店主の十松弘樹さんの強力なバックアップというか熱意が実っているのだ。ぼくの横には、彼女に惚れ込んで、銀座のあるところでライブを企画してしまったという青年がいた。彼女には、他の人に聴かせたくなる、何かがあるのだ。
でも、あんまりメジャーになって欲しくない気持ちも一方ではある。


アンコールとして、アカペラで歌った浅川マキ「夜が明けたら」は絶品だった。



何かが乗り移ったような気がした。

YouTubeで彼女の歌は沢山聴けるけど、狭いライブ会場で聴くのをおすすめしたい。