北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

福島汚染水どこから・・・ 収束どころか深刻化

2013-07-14 | 脱原発

朝日新聞(7月13日)


 福島第一原発の地下水汚染報道が相次いでいる。
 小出裕章さんは事故直後からこのような事態を危惧し、汚染水が地下水を汚染しないよう周囲に防壁を張り巡らすべきだと主張していた。
 原因がわからなければ対策の立てようがないが、核燃料の様子も地下水の流れ方も確認できないのだから原因究明もそう簡単ではないだろう。

 一方、政府と東電は先月27日、福島第一原発の廃炉工程表を改訂し、公表した。
 最大の難関である1~3号機の原子炉内で溶け落ちた核燃料の回収は、順調に進めば、1、2号機で従来の計画より約1年半早い2020年度前半に始めるとのことだった。
 
 核燃料がどんな状態になっているかもわからないのに回収が早められるなんて、全く根拠のないデタラメな工程表であり、参議院選挙を直前に控えて、原発の争点隠しを狙った打ち上げ花火にすぎない。

 原因不明の地下水汚染は、原発事故は終わってないぞ、忘れるなよと福島原発が警告し続けているように思えてならない。このまま自民党の原発争点隠しを許してはならない。


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