北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

地に足がついてるか? 北陸新幹線開業準備

2014-01-27 | 雑感
 北陸新幹線開業を来春に控え、今日発表された石川県の来年度予算も知事選を控えての準通年型ながら、新幹線関連は必要額をすべて計上しているようである。
 誰が知事になっても開業に向けてやるべきことはやらなければいけないとのこと。
 確かにそうかもしれない。
 しかし、その執行にあたっては誰が知事になっても、もっと性根を入れてやらなければいけないんではないか。

 開業に向けて、首都圏でのイベントも目白押しである。
 ひゃくまんさんもさぞ忙しいことだろう。

 今年に入って、さっそく1月10日から19日まで、東京ドームを会場として「ふるさと祭り東京2014」が開催された。
 10日間で40万人以上が来場するビッグイベントである。
 石川県も新幹線開業PRとして県内の食を中心にたくさんのブースを並べた。

 参加した方のブログをひとつ紹介。こちらから

 私のブログでも何度か紹介している輪島の海美味工房が紹介されている。

 語りかけるおば様の笑顔やまめに動く姿から
 なんだか行ったことがない輪島の漁港の雰囲気が伝わってくる~


 おいしい海の幸+素朴なおばさま=新幹線で輪島に行こうかぁ~
 で、イベント効果バッチシである。

 ところが石川県のすべてのブースがそんな好印象をもたらしたわけではなさそうである。

 10日間という長丁場の日程のためか、自分のブースに並んでいる商品の説明ができない担当者(アルバイト???)。
 せっかくサザエを焼いてもどこでとれたサザエか言えない担当者。
 産地がどこかわからない乾物を山積みにしているブース。
 ブリ!との表示が実はフクラギでした、なんてことも。
 
 全国ご当地どんぶり選手権では、シード枠で香箱カニ丼が出場しながら、解凍したばかりのカニを乗せてあるので水っぽくカニの香りもしなかったとか。
 これでは全国各地の予選を勝ち抜き、グランプリ観光庁長官賞を目指して必死の他の丼に勝てるはずがない。
 
 全国、さらには海外からの観光客にも誇れる食がありながら、何かが欠けていると言わざるをえない。

 「東京-金沢 2時間30分」と北陸新幹線をPRする看板だけは立派だったが、中身が・・・との厳しい指摘もあったとか。
 まさに看板倒れである。

 全国の各「ふるさと」はどこも観光客誘致に必至。
 新幹線開業で放っておいても観光客は増加すると思い込んではいないか。
 40万人もの来場者があるイベントでマイナスの評価を受けていては、来るはずの観光客も来なくなる。

 新幹線開業まであと1年余り。
 知事選といえば東京都知事選?と言われるのが昨今の珠洲市内の雰囲気だが、石川県知事選も大切なのでお忘れなく。
 


 


コメントを投稿