いま学校では道徳の教科化に向けた動きが進んでいる。
学校では「わたし(私)たちの道徳」なる文科省テキストがすでに活用されている。
その問題点を学ぶ「いしかわ教育総研公開研究講座」に参加。
講師は金沢大学の半沢英一さん。
テーマは「国際人権システムvs『わたしたちの道徳』」。
テーマは道徳だが、話は日本国憲法から入る。支配層にとっては「押し付け」でも、庶民にとっては国際人権システムにもとづく国際民主主義からの「贈り物」と捉える。
この国際人権システムを具体・詳細に解説。
そして国際人権システムを立ち位置として「わたし(私)たちの道徳」を批判的に読み解いていく。
端的に「わたし(私)たちの道徳」が目指す価値観を示すと表題の4本に絞られていく。
とこれだけ書いても「なんのことやら」と思われるだろうが、いしかわ教育総研が発行した「『わたし(私)たちの道徳』批判・分析と授業案」を機会があったらぜひ一読していただきたい。
安倍政権の戦争する国づくりと教室の中が、今後「道徳」を介してどのようにつながっていくのか、非常に具体的に危機感を持って理解できる構成になっている。
講演内容は超濃厚、限られた時間ということで話は新幹線並み。
わずか40分の講演時間だが、内容は5時間分はあったろうか。
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