県庁で原子力安全専門委員会が開催される。
専門委員会ってのは普通、専門的に議論するテーマがあって、その道の専門家を集めてるから専門委員会になると思うが、この原子力安全専門委員会は順番が逆。
先に専門委員会の立ち上げを決めている。
そんないきさつもあって、敷地内の活断層問題を専門的に議論するはずの場には地質学以外に原子力工学や放射化学、電気工学、機械工学を専門とする方もいる。
今日の会議、北電からの断層問題の説明に対して専門外の委員からド素人丸出しの質問や意見を出せる雰囲気ではない。
司会に促され地質学や地震工学を専門とする委員から質問が出たが・・・
7月11日の規制委員会評価会合での質問を後からなぞっているような質問がほとんど。
これでは県独自で専門委員会を立ち上げた意味がないではないか。
いや、もともとこの委員会には独自にチェックしようなんて目的はない。
志賀原発の再稼働を後押しするため、県が「専門家」という名の御用学者を集めた組織である(こちら参照)。
ようやく地震は専門外の宮崎慶次委員が発言した。
「福浦断層が動いたときに原子炉にどういう影響があるのか、それが県民の関心事」
早く再稼働に向けた議論をしようぜ!と言わんばかりの発言に、さすがの北電も「それは敷地内破砕帯の問題の後の問題」と答弁。
地震、活断層についての専門的かつ細部にわたっての説明を聞くのに疲れて、ついつい本音がでたぁ~
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