北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

県教組全支部執行委員学習会に参加

2012-07-07 | 活動報告
 毎年開催される石川県教組全支部執行委員学習会が金沢の地場産センターで開催される。

 全大会の問題提起は日教組中央執行委員の向明戸静子さん(岩手県教組出身)。テーマは「職場の労働安全衛生体制の確立にむけて」。



 被災地岩手の教育現場の状況や、さらに1983年、自分の良心と理念に沿わない道徳指導を強いられて自殺した教員の死を巡る裁判に関わった自らの経験も踏まえての講演は、厚い壁が立ちはだかる労働安全衛生体制の確立という難題に立ち向かう熱い思いが伝わる内容であった。

 現職教職員の死亡が相次ぐ県内にあって、各支部役員や自治体議員にとっては切実なテーマであり、講演後も現場の実情を訴え疑問点を問う真剣な質疑が交わされた。

 午後は分科会。
 私はパワハラと年金制度を巡る課題を学ぶ第4分科会に参加。

 管理職の権限強化や職場の民主的運営の後退、人事考課の導入、管理職のストレス増加で、パワハラはいつ、どこの職場で起こっても不思議でない状況にある。
 寸劇も交え具体例を紹介し、具体的にどこがパワハラ指針に抵触するか、みんなで考えることから始まる。指針を読んでも実感として理解できないこともあるが、寸劇を通して「あ、それはうちの職場でもあるぞ」と理解が進む。
 まずはパワハラについて組合員がしっかり学習すること、そして管理職にも学ばせることが大事である。

 年金問題は前日の退職者の会に続いての学習。とうことで若干理解が深まったが、年金問題はやはり難しい。
 


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