一晩だけのホームステイはあっという間に終了。
前日は能登学舎(旧小泊小学校)のグランドでのテント宿泊で、おまけに明け方の大雨で起こされて寝不足のはずだが、夜の12時過ぎまで話しが弾む。
今年で4回目となる能登合宿のホームステイ受け入れだが、どういう配慮か知らないがうちに宿泊する学生さんはどうも平均的な金大生というよりは、なかなかのしっかり者のようだ(成績優秀というだけでなく)。
だいだい大学に入学して早々、学長と一緒に3時間もクヌギ林の下草刈りをしたり、座禅をしたり、初対面の家でホームステイする合宿に参加(1単位)しようという意気込みだけでも対したものだが、話していると地域に学ぶ機会を求めてるだけではない。
これまで受け入れた7人中5人が、域学連携のプログラムだけではなく、目的意識をもって海外への留学(短期も含む)も希望している。
「薪割りやりたいですぅ!」というチャレンジ精神は、世界に飛び出す意欲にもつながっているのだ。
金沢大学は3年前の山崎現学長就任以降、YAMAZAKI改革プラン2014、さらに昨年はそれに続く改革ウラン2016を打ち出し、大学のあらゆる分野の改革を年々進めてる。
例えば今は4学期制。
第1クオーターということで8時間の講義を受け、すぐに試験なんて、学生も大変だが、教官はもっと大変。
こんな細切れ授業でじっくり大学の勉強ができるのかなとも思うが、とにかく改革、改革である。
今年入学した新入生が卒業するときには、どんな大学になっているか、さてさて?といった状況だが、今回宿泊した二人のすごいところは、大学の改革に振り回されるんじゃなく、「自分はこんなことをしたいから大学はそれを応援する体制をちゃんと作ってね」と言えるところだ。
何で大学に入って3カ月余りの学生さんが、ここまで自分の将来像をしっかり描けてるのか不思議だが、やはりそのカギは中学、高校時代の様々な体験。
若い金大生から教えてもらうこと、毎年てんこ盛りである。
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