北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

珠洲市議会「政友会報」を読んで

2011-01-20 | 雑感
 今日の朝刊に珠洲市議会「政友会」の会報が折り込まれていた。
 政友会とは珠洲市議会(定数15、欠員1)の最大会派であり、12人の自民党議員が名前を連ねる。泉谷市政を支える中心勢力と言っていいだろう。

 会報には新年の挨拶を兼ねて所属議員の抱負などが掲載されている。紙面の関係もあり小泊辰男会長(代表?)以外は300字から400字程度の文章である。
 当然ながら選挙の年であるので春の選挙を意識した文面も散見されるが、各議員の問題意識が表れており興味深い。

 少しだけ、感想を述べてみたい。
 
 「政友会と、市長との充分な意思疎通のもと」、安心して暮らせる魅力あるまちづくりに全力を注ぐという小泊会長の決意表明が会派の性格を端的に示している。各議員の挨拶でも、市長と議論する議会、あるいは民意を集約する場としての議会という問題意識が感じられないのは残念である。

 ただ、限られた字数の中でのあいさつ文であり、疑問点や批判めいたことを言ってみてもしょうがない。
 私なりに注目したい表現をいくつかピックアップしてみたい。

 県議選への出馬が取りざたされていた平蔵豊志議員は「市議会議員として市民の皆様の期待に応えるために」努力するという決意を明らかにしている。県議選出馬断念の情報は聞いてはいたが、改めて明確に否定した形である。

 中秀一議員は「大企業との縁結び」、茅山一男議員は「椿石鹸づくり」を取り上げ、事実上、塚崎県議との連携をアピール。県議選への影響がどう出るか。

 向山秀忠議員は日本人の年齢感について「男は実年齢の8掛け、女は7掛け」と紹介している。昨年県内で開催されたねんりんピックの時に話題になった表現かもしれないがこれはいい。男8掛けの言いだしっぺは赤星たみこさん?

 中板秀一郎議員は議員の政治倫理条例の制定を訴え、「議員活動がその所属する会社の営業活動であってはならない」と主張している。中板議員の意見だけになんとも興味深い。

 中板議員はまた、今春の市議選での定数1減について、北方領土二島返還論を引き合いに自画自賛。私にはその論理が理解できないが、毎回の一般質問でも国際情勢から始める視点の広さ(?)がこんなところにも現れたか。

 明日以降、しばらくはこの会報に対する意見が市内のあちこちで聞かれるだろう。できればフォローしていきたい。


コメントを投稿