金沢地裁に早期結審を求める街宣行動。
3月26日の口頭弁論で、それまでの審理方針を180度転換させ、「原子力規制委員会の結論を待つことが相当」と司法の責任放棄を宣言した加島滋人裁判長。
この方針自体が大問題だが、規制委の結論が出るまで(当分出ない、もしかしたらずっとでない)弁論を開かないつもりか。
まもなく半年が経過するが、いまだ次回の弁論期日について打診すらしてこない。
加島裁判長にはまさに釈迦に説法だが、
民事訴訟法
第二条 裁判所は、民事訴訟が公正かつ迅速に行われるように努め、当事者は、信義に従い誠実に民事訴訟を追行しなければならない。
をあらためて確認していただきたい。
まずは多くの観光客でにぎわう武蔵が辻で。
盛本県議(副団長)、森一利金沢市議、福島からの避難者・浅田正文さん、そして私も含め、それぞれが司法の責任放棄を厳しく批判し、早期結審を訴える。
お昼休みの12時からは金沢地裁前。
7月、8月に続き今回が3回目となる。
被告が様々な理由から訴訟を引き延ばすという事態は珍しくはない。
ところが裁判所自ら引き延ばしに出ることは法律は想定しておらず、現在の法制度の下では具体的な法的対抗手段が難しい。
法廷外でこの異常事態をさらに大きくアピールしていかなければならない。
山本由起子金沢市議も加わりアピール。
締めくくりは平和運動センター中村照夫事務局長。
「司法の責任を果たせ!」とうアピールとともに今回皆さん取り上げたのが9月6日の北海道胆振東部地震による北海道全域のブラックアウト、そして泊原発の外部電源喪失。
日本では初めてのブラックアウト、以前北アメリカで広域大停電が起こった時でも、日本ではこのような事態には至らないといわれていた(たとえばこちら)。
あらためて全電力会社の総点検が必要だ。
泊原発については、幸い非常用電源が作動し、使用済み核燃料の溶融という最悪の事態に至ることはなかった。
しかし「非常用電源が作動したからいいじゃないか」というものではない。
非常用電源作動という深刻な事態に至ったとう認識が必要だ。
泊原発でも以前、非常用ディーゼル発電機2機のトラブルが発見されたことがあった。
志賀原発1号機でも1999年、非常用ディーゼル発電の軸受けクランクのひび割れが発覚している(2号機の設置許可申請を目前に控えていた北陸電力はこの事態を隠していた)。
今回は「幸い」大事にいたらなかったということだ。
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