志賀原発の運転差止め訴訟(金沢訴訟)の第30回口頭弁論が7月13日(月)に開催される。
新型コロナの影響で3月に予定されていた期日が延期となり、実に約8カ月ぶりの開催である。
205号法廷という金沢地裁ではもっとも広い法廷を使用するが、コロナの感染防止対策で傍聴席を約3分の1に減らしての開廷となるため、今回の傍聴は抽選となる。
当日の抽選スケジュールは次の通り。
13:15 裁判所からの説明(以下、いずれも金沢地裁兼六園側玄関にて ※上記写真左側から入る玄関)
13:25 抽選券の交付
13:30 抽選発表(コンピューター抽選なので即時に結果が表示されます)
抽選発表後、原告団は白鳥路(石川門側)に移動し、いつものように行進して裁判所正面玄関に向かう。
当選者はそのまま入廷、運悪くハズレとなった方は報告集会を北陸会館(裁判所向い)で予定しているので、そちらで待機(原告陳述原稿等資料配布、原発関係のDVDを上映する予定)をお願いすることになる。
13:40 行進(5分程度)
13:50 傍聴者は法廷へ
14:00 開廷
15:30 報告集会
弁論が延期となったこの間に、結審を先延ばしし、規制委員会の審査を見守るとしてきた加島滋人裁判長が移動し、新たな裁判長が4月に着任している。
今回の原告意見陳述は県教組の谷内直執行委員長。グレタさんのスピーチを紹介し、自らの教員時代の経験も踏まえつつ、今を生きる大人の責任として志賀原発の廃炉を訴え、新裁判長に司法の責任を果たすよう求める。
裁判長が代わった関係で、原告・被告双方代理人の陳述も予定されている。
原告側は第56準備書面(これまで提出した準備書面はこちらから)で、この訴訟の最重要証拠の一つである有識者会合の評価書をあらためて解説するとともに、評価書が提出された後の原子力規制委員会の11回におよぶ審査会合(2号機の新規制基準適合性に係る審査)の経過・内容について説明する。
「これ以上待っても時間の無駄!」を具体的かつ詳細に明らかにしていく。
一方、被告・北電の代理人も訴訟進行に関する意見書を提出する。端的に言えば、「結審せず規制委員会の判断を待つべき」という従来の主張の繰り返しである。
提訴から8年が経過した。
前裁判長の3年間は足踏み状態が続いたが、ようやく早期結審に向けての仕切り直しのときを迎えた。
傍聴者の抽選による絞り込みは残念だが、できれば一人でも多くの方に裁判所に足を運んでいただきたい。
裁判所に来れない方も、今後の訴訟進行に大いに関心を寄せてほしい。
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