ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

金原瑞人先生のトークを聞いて

2016-11-21 08:36:38 | エッセイ
11/21今朝「あすへのことば」翻訳家、児童文学、法政大学金原瑞人教授のお話を4:15頃から聞いた。

岡山県出身、岡山大安寺高卒、法政大学卒、その後大学院で本を読んで奨学資金でやってみないかと担当の先生から誘われて、
子ども本を翻訳した。が、支離滅裂などのことばは子どにはわからないので赤文字で訂正された。

しかし、若者の本の翻訳は楽しくできた。著書は大人、若者、子供向けと3層になっており、80年代に翻訳の仕事をし始めたころと一致する。
それ以前は大人と子供で、子供が半大人の時代は大人の本しかなかった。鏡美香名義でハーレクイン・ロマンスを翻訳して、翻訳家デビューした。また、師事の犬飼主催の海外の児童文学を紹介する同人誌「海外児童文学通信」を編集刊行。

英語圏のヤング・アダルト小説の翻訳を多数行った。が、作家の名は知られても、翻訳家の名はあまり知られていない。翻訳で大切なことは、読む・書くことであり、現代は、聞く・話すが求められている。だから、沢山の文学作品など幅広く読まなくてはいけない。

アイオワ大学の創作ゼミに触発され、法政大学社会学部で小説創作ゼミを開講した。このゼミは古橋秀之、秋山瑞人、早矢塚かつや、志瑞祐、瑞嶋カツヒロ、高野小鹿らの小説家を輩出した。娘のひとみは、文章は全然ダメであったが、ノートパソコンを買ってあげたら、めきめき文章がうまくなり、芥川賞を受賞した。

講談社児童文学新人賞の選考委員もつとめ、2015年、第一回日本翻訳大賞選考委員となっている。

今が旬いわきのみりん干し

2016-11-20 09:51:48 | エッセイ
夜に3度近くまで冷えたときみりんに開いたサンマを浸し、15度にまで上がる日中の天日に乾かすみりん干し。

みりん干しというといわきではサンマのことで、貝やきというとホッキ貝殻にウニを入れて焼いたもの、潮干狩りの相馬松川ではアサリのことである。

昨夜も冷え、今日20日はいい天気でみりん干しつくりは最高の条件である。以前我が家でも、みりん干しを作り食べ、おすそ分けをしていた。その干しかごが3つもある。みりんの濃さが決めてであり、今は、みりんを使わず、酒、砂糖、醤油を使い、各魚店で味が異なる。砂糖の使い過ぎは甘くて御免で食後に不快感が残る。

1日干しで、干物であるが生で日持ちはしないから、冷凍保存して頂く。

干しあがったばかりを買って夕食に3日前頂いたが、味は今一であった。しかし、冷蔵庫にいれて、1,2日おくと味がしみ込んでそれはそれは大変美味しく頂いた。焼き方はガスレンジの水を入れたグリルで身を焼き過ぎず、皮は8秒以内で焼き上げる。今日の夕食に如何ですか。

原発事故横浜避難中1男子いじめの手記

2016-11-19 08:30:47 | 問題
昨夜のNHKニュースでも取り上げた、福島から横浜に小2で自主避難、ばい菌扱いされ中1男子の手記が15日「いじめの被害がなくなってほしい」の思いから共同通信が公表した。手記は不登校になった小6の7月に書いたもの。16日の福島民報より。

3人の名前、としょホール 教室のすみ 防火とびらのちかく 体育館のうら 三人からどれかしらでお金を持ってこいと言われた。○○からメールでも言われた。人目がきにならないところでもってこいと言われた。

お金もってこいと言われたときものすごい、いらいらとくやしさがあったけどていこうするとまたいじめがはじまるとおもってなにもできずにただこわくてしょうがなかった。

てんこうしたときなんかいつもけられたりランドセルをふりまわしたりいつもこわくてなにもできなくてほんとうにつらかった。

ばいしょう金あるだろと言われむかつくしていこうできなかったのもくやしい。○○、○○からいつもけられたりなぐられたり ランドセルふりまわされる、かいだんではおされたりしていつもどこでおわるかわかんなかったのでこわかった。

ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった。なにもていこうできなかった。しえんぶっしをとられた。だれがやったかわからないきがつくとえんぴつがおられている。そしてノートにはらくがきがされていた。

いままでいろんなはなしをしてきたけどしんようしてくれなかった。だからがっこうはだいきらい。なんかいもせんせいに言うとするとむしされてた。

いままでなんかいも死のうとおもった。でもしんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた。

5年のたんにんはドアをおもいっきりしめたりつくえをけったりして3.11のことをおもだす。

学校、市教委はここまでしないと動いてくれないと両親はいう。当時の副校長の言動、5年の担任は特に許せない。

NHKジャーナル認知症を聞いて

2016-11-18 09:39:59 | 問題
一昨日水曜にラジオNHKジャーナルで、ゲストを呼んで質問に答える報道を聞ききました。

やはり、最近のニュースで、高齢者のドライバー事故が目立つからであろうと。主人の介護で疲れた奥さん、コンビニに突っ込んだり、眼科診療で突っ込んだりで、アクセルとブレーキを間違えています。一番みじめな事故は、逆走で76才の運転の軽乗用車が82才の同乗夫婦と共にトラックと正面衝突して亡くなったことです。

家族だけではなかなか面倒を見るにも大変でも、お昼食べたことを忘れたら、「今食べたでしょう?」と怒るのでなく、もうすぐ食事ですよと同じ側で受け答えする。また施設に一時お願いしたり、社会のケアが大切と結んでいました。

ボケとか痴呆と以前から使われてきた言葉ですが、高齢化社会になってこの言葉が広く使われるようになると、これが差別用語的であって一般には使いにくくなりました。

認知症は脳の細胞が死滅したり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態のことで、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなることです。

65歳以上の高齢者のうち認知症を発症している人は推計15%で、2012年時点で約462万人に上ることが厚生労働省研究班の調査で明らかになっている。認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計されている。65歳以上の4人に1人が認知症とその予備軍となると相当数になる。

認知症サポーターについて以前載せましたが、過去に、私の伯母の主人が、徘徊でなくなっているから、他人事ではないですね。