3/6(月) 昨日は啓蟄、昼頃から降りだした雨も春雨の趣か? さて、昨日は例によって平和島でのボート遊びに興じた。往復は、奈加野のオヤジの送り迎えなので楽だね~。肝心の勝負の方は・・・、我が戦いに利非ず。二人とも残にも敗戦となった。それもまた善し、と大様に構えたい処だが、小人はそうはいかない。この仕返しは次週と、心に誓うのであった。
夕食は、仕事帰りの家人と駅前で落ち合会って摂ることになった。第一候補は「双葉食堂」でのラーメンであったが、店を覗くと満席。駅前の何の変哲もないラーメン屋だが、人気がある。隠れた名店かもしれない。そこで、お好み&もんじゃ焼きの「らくらく」へ。私は初めてだが、この店は彼の”なぎら けんいち”氏が息子にやらせている。と、当人から聞いていた。地元なので、一度くらいは様子を見ておかなくちゃ、と云う次第。
お好み焼きともんじゃ焼き、牛バラ肉焼に生ビールを遣ったが、お腹は一杯、ポンポコリンになった。お好み焼きを食べるのは三年ぶりぐらい、一方のもんじゃは、ちょっぷくの土曜の夜の部で、ヨッチャんがよくやる。本音のとこ、粉もんでも、長~いのは好きだが、捏ねたようなものは好みじゃない。それでも一度は見ておかなきゃ・・・。店のとば口に、多分有名人であろう数多の色紙が並んでいた。ナギラオヤジの面目躍如だな。
さて、今朝の弁当はメインが「カルビ焼き」。前夜に食したカルビ焼き(980円)とは、月とスッポン。石垣牛の正統派なのだ。石垣島から帰った夜に食した(実に旨かったねぇ~)が、一部を冷凍にして弁当用に残したのだ。その一部を今日の弁当に・・・・。一人分なんだ、今日の弁当も。
家人には『口直しに、石垣牛だからな』と、厳かに伝えた。これに、茸・ピーマン・タマネギをソテーして添えた。
他の菜は、「蒟蒻・薄揚げ・インゲン・小松菜の煮物」「ハム&ベーコンの卵とじ」「明太焼きを一欠けら」、以上で終わるはずであった。処が、昨晩、塩麹をひと瓶買ってあった。その瓶をみて思い出した「これを入れた卵焼きだ!」と。「塩麹を入れると、卵の白身が溶ける。と、TVでやってたと」家人が言うので買って貰ったのだ。
そんなことを忘れ、今日の卵料理(らしきもの)が出来てから思い出した次第。急遽、塩麹を加えた、卵焼きを追加したのだ。出来は悪くなかったよ。
一つの弁当だが、三態で紹介しよう・・・・・。裸は裸でも、ハダカの弁当だ!
― 波照間島へ、1 -
八重山諸島・竹富島での二日目。早朝から行動し、七時半の連絡船で石垣島に渡るつもりだった。なんと、目覚めたのが七時半であった。我ながら驚き桃の木・山椒の樹木、こんなことがあるとは。 離島へと繫がる、石垣港離島ターミナルに着いたのは十時になっていた。
西表島への午後半日コースを申し込んだところ「午後の半日コースは休止です」と、つれない返事。ではでは、翌日に予定していた「波照間島」への便を訊いた。上手いことに、11:50発の船が出るとのこと。西表島・大原港を経由し、所要は80分とのこと。往復で六千円弱だったか、その乗船券を買った。
「場合によっては波照間に一晩泊まってもいいかな」そんな気もしていた。天候の方は曇りあるいは、薄日が差す。そんな塩梅がつづいている。薄日でも、差すと暑くなる。曇り空で風が吹くと、肌寒くなる。この季節はそんな繰り返しのようだ。
予定どおり船は出た。曇天で沖に出ると波が大きくうねっている。が、小さな船はエンジンを目いっぱいに蒸かし、ガタガタと煩く音を立てながら波間を疾駆した。後部甲板のベンチ椅子から、ひっきりなしに蒼黒くうねる波を眺めていた。船の立てる飛沫なのか、はたまた雨が降りうけているのか定かでない。
雲は重く垂れ込めて、遠くの波間との境はさだかでない。島を去る時に聞いたが、この日まで六日間、船は通わなかったと。波が高くて運休していたとのことだった。港の観光案内&乗船券売り場では、前日も今朝も、そんな話はチラリとも出なかったが・・・。
天気さえよければ、黒島も新城島(あらぐすくしま)も手に取るように見えろうが・・・。微かに島影らしきものが、黒っぽい伸し餅のような影が見えるだけ。そんな中を、小さな船は疾走して行く・・・。