3/11(土) この日の午後、白金台のフードコーディネーターJIN先生宅のリビングにて、第二回のオヤジの料理手習い会が開かれた。初回に欠席した悪徳不動産屋は、マスクやうがい薬まで持参してやる気になっていた。前回に続き、料理写真家ながら料理が出来ないと云うHANADA女史、HOYA兄い、NAKAMURA大将、不肖ARISAWAを加えた五人が生徒であった。
オヤジ達は高輪台駅に参集し、雁首を揃えて先生宅へ。先生宅の玄関で靴を脱いだ処で、出迎えのJINNO助手から「あらっ可愛い」と、五本指五色の靴下に注目されたのはオイラさ! 読みとおりの初笑いをゲット。
めいめいが持ち寄った飲み物(アルコール)を、先ずは取りだして並べた。次いで、先生が準備をしてくれた資料を見ながら、本日の内容を聞く。手洗いを済ませ、先ずは先生がお手本を示しながらポイントの説明とお手本を見せてくれる。先生の旦那JIN・PAPAが、今日は最初から脇に居て講釈をする。
オイラが『門前の小僧、習わぬ経を詠むですか?』と、茶化すと「家内に料理を教えたのは俺だ、ボーイスカウトで鍛えてるからね」と、自信たっぷりな応えが。
今日のテーマは「鯵の捌き方と、揚げ物」と云うことで、捌いた鰺を”なめろう”と”アジフライ”にすると云うことになっている。個人的な視点で云えば、ナメロウは好きじゃない。魚を下ろすのも、フライを揚げるのも散々やっている。が、そこに何かを知る、或いは発見があればいいのだ。大人の遊び場の一つが、料理と云うことさ。
皆さん悪戦苦闘して鰺の頭を落とし、鱗や内臓を取っている。三枚に下ろす段では、早々と”なめろう”が出来上りそうなくらいに原型を壊したのはマッチャン。それでも二枚目に掛かると、俄然切れいになった。論ずるより慣れろだネ・・・。
三枚に下ろした鰺を、今度はナメロウにすため刻む。酒・ネギ・味噌の香味料は、小分けをして準備が整っていたので、これらを載せて仕上げの叩き切りに。ナメロウでも、先日「高松」の三代目シュンちゃんが出してくれた、小口切りのナメロウの方が私的には好きだが・・・・。
最後にフライだが、小麦粉・溶き卵・パン粉を、そして170℃にした少量の油で、それも蓋をして揚げる。これは知らなかったよ。油が撥ねない! イイネ
添え物のキャベツの千切を前回につづいてやるも、幅が3~5ミリもあっちゃイカンザキだぜ、となる。勿論オイラは手慣れた手つきでと、トントントン~さ。
二時過ぎにスタートして終えたのは四時半になっていたか。簡単な料理ながら、全員が、ああだこうだと聞くし、途中でタバコタイムまであるんでね・・・。
さあ~、これから「ふりかえり」と称するタイムに入る。広げたテーブルに、鰺のナメロウ&フライが先ずは並んだ。そしてドリンクが。御試食と渇いた喉を潤す時間に突入した。JIN・PAPAも舌好調だ。頃合いになって先生の知り合いNANAさんが参加。前回はAYAちゃんだったが、毎回異なるゲストが現れて成果物の御試食?を共にしてくれる。先生の、皆で愉しい時間を過ごしましょ、とのご配慮であろう。
出てくる料理は、今日の成果物だけではない。山菜の天麩羅、蕗と油揚げの煮物etcで、最後には珍味唐墨まで登場。七時を過ぎた頃合いに、そろそろお開きに・・・だが、更に時間が経って行く。
料理の手習いが終わって三時間の振り返り。その頃になって、実より虚の方が、否、後の方の時間が実かもしれない。ならば、よしか!
HOYA兄いは、両手に花?で、ご満悦!