3/27(月) 昨日から冷たい雨がつづいている。漸くほころび始めた桜の蕾や、ひと足先にほころんだ花びらが、早まったかと寒い思いをしているに違いない。今週は、週末にかけて花見の予定が幾つかあるが、どう云うことになろうか。無論、決行するのだが・・・・。
今朝方の夢、サリーマン時代の夢をみていた。某支社の係長時代が、その夢のステージであった。部長が私の処へきて、書類らしきもの置いて「ある部分を示し、ここにこんな処があるんだけど、どんなとこか調べてみてよ」と、その書類とも地図ともつかぬものを置いていった。暫くそのままにしておいたら「どうだったった?」と訊いた。
リアルなのは、当時の職責・ポストは同じで、部長も実在の方である。急ぐ案件ではないと思っていたが、再度の問いに大急ぎで調べた。そこは、瀬戸内内海の小さな町であった。陸路から行くには不便な田舎町で、船を使うのが一番便利なルートになっている。なんで、こんな処を調べさせたのか・・・・。
資料を当っていると立派なホールがあり、そこで会社の労組の全国大会が開催されることが分ったが。かといって、労組の全国大会を部長が膨張そうるようなことは稀である。労組担当の管理職や、労働協議の対象となる新業務を担当する管理職もいる。必要となれば、その者達が大会の模様を傍聴すはずだから。
部長は何処かその近辺で立ち寄りたい場所があるのか?或いは大会を傍聴するつもりなのか。そこらの事情は把握できてない。とは云え、部長が動きやすいように整えるのが私の仕事のようなものである。取り敢えず、なにがあってもいいように、労組大会の傍聴券を二枚手配した。
傍聴券が無いと大会・会場に入れない。と云うのと、この傍聴券を用意することは、その近隣の別の処へと行先を代えてもアリバイになる。主目的をオブラードに包み、従を表にする。例えは別にしても、隠密な行動をするときの常套ともいえる。
この時点では部長の意図は不明である。が、如何様にも対応できるように手筈を整えようとしたことになる。
こんな夢を見ていた所為か、家人が階段を下りる音で漸く目覚めた次第。なんでこんな夢を、シーンを見ていたのか?。妙にリアルだったのが、おかしかった。
つらつら考えてみると、今話題で流行言葉になっている「忖度」にいきついた。そうか! 上司のことを忖度して、手を打っていたわけだ。夢の中で、ちっぽけな忖度、気遣いをしていた次第。
流行には鈍感な方だが、今国会や巷をにぎわかしている問題についてもいい加減にしたらと思うような男なのだ。オイラは。然し、解せないのが、忖度された側があれほどにも開きに直っているいるのが不思議でしょうがない。忖度された、格別の計らいがあったと認識しているにも関わらずだ。
格別の計らいをされ、それが問題になったら「私が悪うございました」と身を低くし、一切を背負ってこそ生き様と云うもんじゃなかろうか。でなければ、お願いごとをしちゃやいけない。世の中、持ちつ持たれつ。だからこそ、色んな局面で様々に力になってくれる。何処の世界もそんなもんじゃないか?
小さな忖度、大きな忖度、さまざまあろうが、問題にならない範囲で協力し合う。それが世間って云うもんだろうと思うが。その則を越えないようにするのが大事だろうよ。今回の事件は、報道で見る限り、その則を越えちまったから抜き差しならなくなったんだろう。オイラの結論は、頼んだ方が下りる。それが筋じゃねえかと思う次第。
流石のアッキ―もこれで懲りたことだろう。権力者の妻と云うのは、余程しっかりしていないと・・・・、神輿に載せられようが自分じゃ責任が取れないんだから。ABEちゃんもしっかり守っているようだし、これで夫婦も地が固まると云うもんだ。お後もありますんで、そろそろ幕を引きませんか・・・・。
お蔭で妙な夢を見、殿のお目覚めが遅くなった。起床は、七時になっていたのだ・・・・。
幸いにも、今日の弁当は一つ。家人の分だけであった。ご飯は、昨夜の晩飯時に炊いてある。慌てることない。悠々と台所に入った。
さて何にすべきか?全くメニューを考えていなかったが、一品だけ昨夜の残り菜を取ってあった。これをメインに、脇を何で構えるか・・・・。弁当もわき役がしっかりしていないと、舞台が締まらないのは同様。
食味と色合いのバランス。これが大事だが、今日の難しいとこは、メインが滅茶個性的なことだ。なんと「櫃まぶし」なんだ。
土曜日の遅い時間に、浜松に就職する家人の甥を車で運んだ娘婿が「ウナギ」を土産に持ってきた。これを日曜日食べることにした。白焼きと蒲焼きだった。これはこれでよし。ながら、自分ちには持っていってなかった。長女から「白焼き食べたいから、取っといて」の電話が・・・・。蒲焼きだけじゃ小さいので量が足りない・・・。
実は、我が故郷・安田川の天然鰻を以前に貰い、食べないで冷凍庫に眠っていた。鰻ついでに、こいつを成仏させることにした。平和島のボートレースから意気揚々と帰宅し、蒲焼きに掛かった。この日、連戦連敗をつづけたレースで、土壇場にホームランを打って逆転の勝利を収めていたのだ。
鼻歌混じりにタレを作り、蒲焼きを焼いた。重さは600g弱ながら、天然ものらしく身が厚い。腹の辺りは黄金色をした上物のである。残念ながら撮影は控えた。鰻の個人情報保護の視点からさ!
タレは、酒・醤油・味醂・砂糖に地蜜を少々。焼いた鰻の骨を入れて味を調えてある。これに何度も浸しながら鰻を焼いた。香をばしい匂いが立ち込め、チョっくら焦げながらも「流石は天然、故郷の清流で美味い魚を喰って育っただけのことはあるわい」と、オイラは舌鼓を打った。
その鰻の残りを「櫃まぶし風」に弁当に入れようと云うことだ。わき役が難しいくなるのは必定だ。メインの鰻様の邪魔をせず、されどわき役としての味を主張しなければ存在を問われる。となると、難しいねぇ~。
と記しながら・・・、最後は適当になっちゃうのがオイラさ。時間もない、ここは適当にと「鶏肉と筍・インゲンの旨煮」、「豚バラと野菜の炒め物の中華味」(タマネギ・シメジ・エノキ・長ネギ)、「ブリの照り焼き」「スクランブル風卵焼き」。
以上が脇役となった。が、脇役の面々も個性も味も濃いやつばかりだ。まるで、大阪の忖度夫妻みたいな菜ばかりになった・これも夢見の所為か?
と云うことで、おひとつ様の出来上がりである。