オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

喰いしん坊

2017-11-06 | Weblog

11/6(月) 前週の木曜日の夜は、月はじめ恒例の「セイジュ会」であった。メンバーの他に、USUI老も顔を出して賑やかな夜となったようだ。ようだと云うのも他人行儀、薄情な言い方だが、「セイジュ」「ちょっぷく」とも、メンバーより一足先に失礼をさせて貰ったからだ。チョットした買い物や荷物があった所為で。

                    

 そんな夜が明けた、金曜日からの三連休は暇、ひまだった。文化の日の午後、誘われていた大井競馬場に初めて行ったのも暇な結果だ。「ちょっぷく」の面々が競馬に行くとのことで、YAMAちゃんから誘われたのが、セイジュから流れて寄った前夜のこと。『気が向いたら顔を出すよ』と応えてあった。

競馬場は今年の夏、閑散とした高知競馬を覗いたのが初めて。大井競馬場で二度目となるが、規模の大きさと人出の多さにはうんざりした。この日、中央競馬の馬や騎手が出場するレースが組まれていた所為らしいが・・・。あまりの混雑に嫌になったネ・・・・。

そんなことで、YAMAちゃんと顔を合わせ、一レースだけ見て引き上げた。渋谷「奈加野」に顔を出すつもりだったが、競馬場で嫌な気分になったので、真っ直ぐに帰宅。家人は仕事で帰宅が遅い、暇なオヤジは夕食を作ることにしたのだ。

今月の社内ランチ会のメニューを「牛丼&トン汁」にするつもりなので、その予習・演習を予ねて「牛煮&トン汁」を、先ずは作ることに。それだけじゃ芸がないと「鮎飯」も作ることにした。暇な㊚はこんなことしか能がないのだ。

                      

そして、連休二日目の土曜日。弁当用の鮭が無くなったので、朝から築地市場へと買い出しに出かけた。何時もの「北田」で紅鮭の半身を二枚とギンダラを一本買った。合わせて四キロ以上になるので重い

その重い荷物を提げて、場外市場へと向かった。この前、ベッタラ市の買い物で立ち寄った乾物店に寄ろうと。この店のオヤジが話す出汁の薀蓄が面白かったので、もう一度聞いて何か出汁を買おうかと・・・・・。

手隙になったオヤジに、あれこれと質問をして、最上の出汁昆布と云う「真昆布」と「アゴ」、甘目の出汁が出ると云う「マグロ削り節」を一袋づつ買った。今晩、蕪の肉詰め煮を作ろうと考えたのだ。真昆布のいいものは六千円以上するが、出汁は同じだという安い端物にした。〆て、三千数百円だった。

大混雑の場外市場を抜けて、ようよう学芸大学駅に辿り着いたのが昼前。ここでまた、東急ストアに入って蕪や鶏肉&挽肉などを買ってからの帰宅。重~い、重いぞ~と家路に向かう途中、次女からの電話が鳴った。

「家の前に居るんだけど、鍵が無くて入れない」とのことだ。分った!丁度よかった早く迎えに来い!、荷物が重くててぇへんだ~ ・・・・。

「鮭二枚買ったのも、東急ストアでクリームシチューの固形や鶏肉を買ったのも君らが来るからだからな」と、言いたかったね。前夜に、次女一家が荷物を預けに来ると聞いていた。それもあって買い物が多くなったことは確かなのだ。

次女夫妻と二歳の孫が、鮎飯やトン汁などを旨い美味いと食した。こんなものを「美味い、美味い」とは、君らは普段何を喰ってんだ?、と言いたかったね。斯様に、嫌みなジジイさ、オレハ。

晩飯を喰って帰るのは承知、承知の介。そこで、大飯ぐらいの一家のために簡単で量が多い「クリームシチュー」となるのだ。これだけじゃ面白くないないので、蕪と鶏挽肉で「蕪の肉詰め煮」(これはUSUI老と高松で頂戴して旨かったので)、実はこれを作るために、美味い出汁の出る材料を探した次第さ。

出汁をとり、蕪の中をくりぬきと、手間だけは掛かっている。蕪の葉は塩揉みし、出汁昆布と一緒に刻んで漬物にした。秋刀魚を焼き、鮭も焼いた。出汁と作った後の、たっぷりの昆布は刻んで醤油・胡麻で炒めて佃煮風にした。この蕪の葉漬物と、昆布佃煮が思いの他に好評であった。

晩飯の準備をしていると、次女の友達のHIRAYAMAが来ると云う。人数増えたぜ、菜と飯は?。OKさ!、十分ありまっせだ。HIRAYAMA君は独身時代に時々遊びにきているのでよく知っている。次女の子供と同じ頃に子供が生まれているが、今日は御主人が子守をするのでゆっくりしてこいとのことだとか。

 そんなことで賑やかな夕食となった。HIRAYAMAと次女の亭主は、焼酎をぐいぐい飲んでいやがった。オイラは麦酒で十分、家で飲む量はしれている。

そして日曜日、またしても次女から電話が入り、鍵を子供が弄っているうちに失くしたので、それを探しに来ると云う。昼に家族で姿を見せ、鍵は直ぐに見つかったが、釜の飯は底を尽いていた。食パンと残りのクリームシチューを食べ、碑文谷公園で遊んでから帰ったようだ。

私は散歩が出来ないので、自転車に乗ることを思いついた。天気よし!、家を出ている三女が乗っていた自転車が有るので、それに乗ることにした。空気を入れ、世田谷公園から蛇崩れと、短い時間ながら久々に自転車散歩をした。休日はこれをつづけることにしよう・・・・・。 

夕方から「鰻」を焼くことにした。其処へ、長男から電話が入る。鍋をしようと思うんだけど・・・・と。鰻を焼く予定なので来るかと云うと、行くとのことだ。連日の扶養家族到来だ。

炭やコンロチェックして準備を整える。鰻は、以前に秋田の市民市場から取り寄せておいた「八郎潟産天然ウナギ」で、大きいのだ。これに串を打ち、準備をする。タレは、鰻の骨と頭を素焼きして、水・酒・砂糖に白出汁と蜂蜜を加えたものに入れて煮立てる。

家の中では焼けないので、二階の小さなベランダで鰻を焼いたのあった。ちょっと大味、餌の違いもあろうが、安田川の天然ウナギとは格段の差があるように思える。のは、身贔屓と云うやつか?。

そんなことで、三連休と云うやつが過ぎていった。食いしん坊なオヤジの三連休であった。

乾物屋の店主から教わった出汁の取り方「昆布を水に五~六時間から一晩つける。出汁は水に対して常に4%、例えば昆布2%なら鰹節も2%」の教えを守って、真昆布とマグロ削り節を五対五(20g)づつで1㍑の出汁をとった。長い時間、水に浸けた昆布からは、いい塩梅の味がしみ出していた。

 

そして今朝を迎え、何時ものように弁当作りとなった。今日は、土曜日に買ったギンダラと鮭をひときれつつ焼く。そして、残りの牛小間の炒め、タマネギ・シメジ・スナップエンドオをソテーして添える。残っていた蕪を塩揉みして浅漬け風にし、スクランブルエッグ風の卵焼きで、今日の弁当作りを終えた。

                     

残念なことは、今日も弁当は一つである。菜が余るので、私は食べる!、食べるのであった。天髙くオヤジ肥える秋、か?。

                    

 

 

 

 

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