6/6(水) 愈々、関東も梅雨入りだそうな。これから一月半ばかり、うっとしい日がつづくのか・・・、と思うと気が重くなるが、雨に唄えばてっ云うミュージカルもあった。元気よく、歌でも唄って夜を過ごすことにするか?
差し詰め八代亜紀の、雨雨ふれふれもっと降れ~か…、古いな。雨の思い出と云えば、早朝の霧雨の小道をバス停へと上っていった湯ヶ島温泉でのことに尽きる。が、この話は以前にも書いたはずだから止そう。
雨の日を楽しくしようと、高い傘を買ったのは三十代も半ばの時のこと。新橋は赤レンガ通りにあった小さな傘専門店で買った。二~三度使い、ある晩に渋谷は宇田川町にある居酒屋「奈加野」に寄った。
テーブル席に入る入り口に置いてある、傘立て用の大きな壺に傘を入れた。当時の店長だったイシイちゃんに「俺の傘だから大事にしてくれ」と云った・・・・。
帰りに、傘はと探したが見事に失せていた。それ以来、雨の日に奈加野に行くと「俺の傘どうした?』嫌みたらしく訊く。もう数十年も前のことだが・・・・。巳年生まれでもないのに、妙にしつこいところがあるようだ。
雨の日の哀しい別れとか、合いあい傘で歩いたとか、そんな濡れ場もなきゃ、縁もない。雨の日は鞄が濡れるので厄介だ。靴も雨用の水を通さない靴を履かなきゃならいし、最近はやらなくなったが防水スプレーなんぞを、出しなに吹き付けなきゃ…、かく云うほどに面倒が多い、それが嫌なんだろう。
なんぞ、雨のシーズンを楽しく過ごす秘訣はないものか・・・・。酒でも飲みながら本を読み、ゴロゴロと部屋で過ごすのが一番かな・・・。こんなこと書いてるうちに、引退されて優雅な日々を過ごしているであろう、某先輩(平素は大兄と呼んでいるが)の顔が浮かんだ。
某大兄には遥かに及ばぬ、小心でしつこい性格の私だ。優雅な暮らしも似合わぬ、雨の中をせっせっと仕事漁りに精出すか?。
朝からの雨の所為で、ついつい下らないことを記したが、テーマの弁当に戻ろう。
今朝の弁当だが、メインは「豚肩ロース肉のソテー」にした。チンジャオロースやピーマンの肉詰めも候補だったが、止した。肩肉ロースを、塩胡椒に特製の出汁を使ってソテー。たったそれだけのことであるが、旨かった。
他には残り物の小松菜の処分で「煮浸し」と「卵炒め」を作る。胡瓜と茗荷の酢物、魚系がないので、美味しくない粕漬けを焼いた。以上の四品が、今日の弁当に入った次第。
もう、明日の弁当メニューを思案している・・・・。暇なオヤジである。