マイmy巷話

マイMy巷話(かんわ)は「私にはそう見える!」ものを儘に書いているだけの話です。

雨の奥多摩・武蔵五日市から大岳山へ

2013-07-25 | 山(その他)


ここは武蔵五日市駅👀
なんだか近頃、よく来ているような。。

今日は駅前から上養沢行きのバスに乗って、山奥の未知な場所へと向かってみます。

なんだか霧雨が降ってきましたよ。。



大岳鍾乳洞入口でバスを下車。
そこから、鍾乳洞方向に林道を歩いていきます。
でも、目当ては鍾乳洞でなく、、




こちらは前回、武蔵五日市から金比羅尾根を辿り、御岳山へ行った時に、見つけた道標ですが、「大岳山」という山が気になりまして、そこに行ってみたくなったんですね❗️

そんな大岳山は1200m以上もある立派な山らしいので、なかなか楽しみ。。




霧雨のなか、大岳沢に沿った道を歩いています。こちらは小滝。




深い山のなかの川のトンボ。。。ミヤマカワトンボと出会いました。




この採石場内のトンネルも、コース内❗️




こうして、未知な山道を飽きることなく1時間ほど歩き、いよいよ林道終点に到着しました。
どうやら、この登山道は「関東ふれあいの道」のようですね❗️


その先は木橋があちらこちらにかかった沢沿いの道を辿っていくことになります🐾






大滝はなかなかの見ものです。



楽しい沢沿いのみちに飽きることはありません。



沢の表情も間近で見れるのも嬉しいですね❗️


前回は御嶽山のロックガーデンを歩いてみましたが、こちらはもっと自然を深く感じられる場所でした。

ただし、今日は雨のなかなので、足元は気をつけなければなりません💧



雨はいよいよ本降りになってきました。。

沢を離れて、アジサイに囲まれた細い道をかき分けながら、前進して行きます。
すでに足はびしょ濡れに、、💧



最後はさすがに傘を盾にして、手強い笹やぶは抜けました。




足元に気を遣いながらも最後の急登を詰めて、やっと大岳山の稜線(馬頭刈尾根)までたどり着きました。

雨にもかかわらず、やけに蒸し暑いため、予想以上に体力をつかってしまいました。



雨は再び霧に。。
なかなかステキな大岳山への尾根道です。



また、未知な道標が現れました👀

奥多摩主脈縦走路❓
ここはどんな道なんでしょうね。
また、機会あれば行きたいものです。



霧がどんどん深くなると、空気もひんやりしてきました。

ベンチ傍らに咲く大輪のヤマユリの花になんだか少しほっとします。
今日は誰にも会わない全く静かな山行きです。。




順調に祠のある大岳山分岐までたどり着きました。
ここでは大岳山荘への道標に従い、右への進路を選びます。



しばらくすると、登山道から別れて左手に続く道を発見しました👀

少し急登ですが、ショートカットらしきこちらの道で、ラストスパートに大岳山の頂上を目指します。




奥多摩三山、標高1266.5mの大岳山にたどり着きました。

バスを降りてから3時間強。。。
山頂からの眺望はききませんが、深い霧に包まれた山歩きをひたすら堪能できるのは貴重な経験ですね❗️

改めて、山は頂上が全てではないことに気づかされました。



下山のなか、ミズナラが目立っています。



その先、ロックガーデン方向から御岳山へ向かいます。







御岳山も夏の霧雨がとても似合う山ですね❗️


…と、いうわけで本日はだいたい5時間の雨のなか、とても幻想的な奥多摩の山歩きになりました。


今日のコース
武蔵五日市駅~軍道バス停~大岳鍾乳洞入口バス停~大岳林道~大滝~馬頭刈尾根~大岳山~御岳山~ケーブル駅~御岳駅



* * *

おまけ



足元に大きなヒキガエル⁉️

……によく似た石でした😆




あっ👀また石か❗️




いやいや💦今度はホンモノでしたー‼️


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またもや武蔵五日市へ

2013-07-03 | 山(その他)



先月行ったばかりの武蔵五日市またまた、本日もやって来ちゃいました。




と、いうのもあのときはさっぱり⁇だった金比羅山の道標が気になりまして、いってみたくなったからなのでした。




そして、再び五日市へ🐾
まずは、前回行けなかった「五日市憲法草案の碑」をまずは見学します。
ホントどれだけ五日市にハマったのか!?って我ながら思ってマス。。。




市役所越しに眺める金比羅山。。👀
さて、あの頂上をまずは目指しましょうかっ。




登りはじめて30分ほどで頂上の金比羅さんへ。




そして、今日は先が長いため休憩もせず金比羅尾根をどんどん歩いていきます。



見ての通りひたすら杉林が続く金比羅尾根💧💧
しかも途中、自転車に乗った人ともすれ違いますっ。ちょっとびっくり。。



時々、道は明るく開けた場所に飛び出します。




そんな場所にはオカトラノオがたくさん咲いています。




1時間ほど歩くと見晴らしのよい絶好のお休みスポットを見つけました。

手前に見える尾根はどうやら武蔵五日市駅方向まで続くようですが、登山地図を見ると破線コースでしかも迷マークが並んでいますね❗️




この下に見える谷を辿れば、まさに先日訪れた深沢家のあたりに着くはずですね。




杉がかなり伐採されて開けたところに出ました。
向こうにみえるのは麻生山。
麻生山は巻き巻きしちゃいました。



…にしてもワイルドに拓けてますなっ。




再び木立の向こうが明るくなってきました。次はどんな谷間かな…?




ここは緑の牧場風情かな、、、。




アップダウンを数えきれないほど繰り返しながら7.8kmを約3時間黙々と歩き続けて、やっと「日の出山」直下までたどり着きました💧
ちなみに標高は902m。。

う~ん。。。ここはどんな山かな…?



見晴らしがいい山頂には、三等三角点もたってました。




と、一匹のトンボがワタシの目の前に、、👀




どうやら片羽が途中からないらしく、カメラを近づけても全く逃げません。




で、ズームなしでなんとここまで接写させていただきました📷


で、その30分後🐾🐾




こんな異次元なとこにでちゃいました。まるで、ロケ地ですねー❗️



ここは御岳山。
観光名所そのもので、ちょっとビックリなのですっ。




そんな御岳山でまたまた道標を発見ささました。
長尾平、大岳山、そしてロックガーデン、、❓
ネーミングに惹かれて行ってみることにしました。



ロックガーデンの入口の天狗岩に到着しました。

さぁ、ここからがロックのはじまりですね❗️




たしかにロック感ありますねー❗️




ヤマブキショウマが清流に似合ってますね❗️



観光地らしくアズマヤも建っています。



ロック三昧のこのガーデンは滝でそろそろお仕舞いに。。

なかなか楽しいロック🎸なひとときでした。



* * *


ケーブル駅近くの御岳山民家。
ここは今尚、このように古い建物がたくさん生きている場所なんですね。


その後、上手い具合にケーブルとバスを乗り継いで、あっという間に御岳駅に降りてきました。
本日は、およそ6時間の山歩きかな?




駅ホームにて。
山肌のコントラストは、花粉症対策として古い杉を伐採した後、若い木を植えたからだとか。。。


う~ん…なんだかね( ̄(工) ̄)



前回の五日市憲法ハイキングは、こちらから!




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五日市憲法の地を巡る…の続き

2013-06-11 | 山(その他)
え~と。。。
ナンダカンダ間が空くと、すっかり話の続きはさて……(・ω・)?
と、すでに忘却気味のワタシだし。。。



そうそう。五日市郷土館を見学して、五日市憲法についてとても分かりやすく書かれた印刷物「郷土あれこれ」を幾つかひととおり読んだあと、憲法草案が発見された深沢家の土蔵がある深沢集落を目指して、山越えをすることにしたのでした(・Д・)ノ




で、郷土館からすぐ先の左手、裏山沿いに流れる小川のほとりで、ケヤキの大木の枝を手入れしている方に、

「ここから山には登れますか?」

と伺えば…。

「以前はここから金比羅さんに登れたけれど、今は歩く人もいなくなり、ただの山道ですよ」と。


う~ん、「金比羅さん」と「ただの山道」ねぇ。。。(・ω・)
まっ、なんとかなるだろ~よ。。。とそのまま上がってみることに。




里山風情の「ただの山道」。



急斜面で滑りやすいところには、一応ロープもついてる親切な「ただの山道」。。。




30分もしないうちに「ただの山道」は左手から続く尾根とぶつかります。




どうやらこのひとすじの道が、金比羅さん(金比羅山)へと続いているようです。

しかもここ、きちんとしたハイキングコースのようでして、意外にも何人かのハイカーとすれ違いました。



おまけにこんなしっかりした道標まで立ってます!
もちろんワタシには何処もかしこもチンプンカンプン…?






その先には立派なお宮とともに、立派なベンチ、おまけに立派なトイレまで建っていますよ。
とうとう金比羅山の金比羅さんに到着しました!ちなみに標高468m。
ヤッホーヤッホ~~\(^o^)/


…って、今日はワタシ金比羅さんの山登りにきたわけじゃないしっ。

というわけでまだまだ先の深沢を目指して、そこからしばらく尾根を辿っていくことにしましたよ。




山頂過ぎればいきなり今までの里山風景から一変。




登山道沿い右手に見えるいきなり険しいこの大岩はなんだろう…。




どうやら登れそうなので興味本意によじ登ってみると。。。



登った上には石仏が祀られていました。


その後…。



しばらく尾根をたどれば、やっと深沢へと繋がる尾根が右手に見えてきました!
その先いきなり舗装された道に一旦出てからまた山のなかに。「山の神」の表示方向に下りて行きます。







う~ん。。。やはりこの尾根も本当にキレイに整備されています。
どうやら、このあたり「あじさい山」と名がついた場所もあるらしい。

初めは、郷土館裏からの「ただの山道」だったはずが、そのあと意外なほどにとっても歩きやすいハイキング道へとつながり、なんとか無事に下りることができました。




そんなこんなと郷土館から山を登り、1時間半ほどでやっと目指す深沢に入ります。

で、道ゆく風景はというと。。。





















山奥とはいえさすが東京…。
なんだかここは予想外に「活きている田舎」なのでした。

そして、暫く歩き続けた先に、、、








深沢家の門が見えてきました。やっと東京都指定史跡でもある最終目的地に到着しました!



失礼します~。と門をくぐり敷地を回り込んだ先に、、、





ありました!
草むらのなかにポツンと建つ土蔵がひとつ。
ちなみに敷地見取図を見ると、この位置から土蔵手前まで母屋はあったようです。

この土蔵は平成になって綺麗に修復されたもの。
千葉卓三郎の時代から90年の時を経た昭和43年にたくさんの書籍とともにこの憲法草案が発見された当時は屋根も崩れてボロボロ状態だったそうです。




そして、左手の裏山には深沢家代々の墓地が見えました。


明治憲法制定とともに幻に終わった五日市憲法。
一民間人であった起草者千葉卓三郎は作成わずか2年の後、31才で亡くなったそうでして、またその7年後には、この大きな屋敷の跡取りで千葉の最大の支援者だった深沢権八も自由民権志し半ばの29才で亡くなり、この地に葬られました。



まさに夏草の…夢のあと


そんな風情がぴったりの締めくくりで、今回の五日市憲法ツアーはお仕舞いなのです(・ω・)



ちなみに本日約6時間のコースはこんな感じでしょうか。



まっ、とにかく五日市の深沢って処は、色んな意味でなかなか良いとこでした!














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五日市憲法の地を巡る山歩き

2013-06-09 | 山(その他)
最近、ニュースで「憲法改正」がよく話題になっていますよね。
 
 
「法律」が国民が守るルールとすれば、「憲法」は国家が守らなくてはならないルール……。
つい先日テレビのニュース解説で耳にして、なるほどね(・ω・)と‥‥。
 
だって、憲法って言われてもなんだか見えないけれど絶対的ですごい存在‥‥程度しか日頃私たちにはわかりにくいじゃないですか。
 
でも、そんなすごい!存在の憲法だって、はじめは誰かヒトがつくったものなんですよ。
日本でいえば、伊藤博文らがドイツで学んだ憲法を参考に草案を完成させた‥‥と昔、歴史で習ったような?
 
 
そんな明治の官僚たちによる憲法発布以前の明治初期に、一民間人が内外の様々な本をもとに、204条にも及ぶ憲法草案をつくりあげて、憲法で国民の人権(自由)を守ろうと奔走した話って知っていますか?
 
 
 
じつは最近の憲法の話題から、昨夜ふとそんなはなしを昔どっかで読んだっけな…と思い出したワタシ。
たしか、五日市だったよな。。。
 
 
で、あまり下調べもせず、成り行きまかせに本日思い立って出かけてみたわけなのです。
 
「五日市憲法」発祥の地へ。
 
 
 
 
朝9時の武蔵五日市駅。実はワタシ初めてここに来ました‥‥。
なんだかたくさんのハイカーがいてビックリ!みんな何処いくのかな?
 
 
 
檜原街道の東町信号をすぐ左折した観音堂あたりが「勧能学校」跡地。
 
ここは明治5年開校した小学校の前身でもありましたが、当時の地元民権活動家らの拠点だったようです。
そして、ここの教員責任者がまさに五日市憲法を作成した、元仙台藩士の千葉卓三郎。
 
このお方、どんな経緯で来たのかは知りませんが、とにかく渡欧なんてしたこともない東北の一藩士が、御一新間もないこんな山あいで204条もの憲法草案をつくったわけなんですから、執念なのか情熱なのか…なにかにとり憑かれてなければ出来ないとしか言いようがないし。。。
 
 
と、初めからひとり感心しつつ街道沿いを歩くと‥‥。
 
 
 
いい感じのお店を発見なのです!
 
ここ、麺とつくものはなんでも揃っていまして興味深々。
で、冷蔵ものは諦めて、乾麺を幾つか購入。
創業100余年、、、お店の方いわく、
 
「昔はこのあたりは炭をたくさんつくっていたので、それと物々交換で町から貴重な小麦粉を手に入れて(麺を作って)いたんです」
 
つまり、、、
 
 
 
こういう図式が昔の五日市のあきないだったのです!
 
 
 
この明解な図式はワタシがつくったわけじゃなく、ここ五日市郷土館に展示されていたもの(・Д・)ノ
 
 
そう!今日のメインはこの郷土館で「五日市憲法ってなんだ?」のお勉強をしちゃお~う!なのです。
決してここまで素麺買いに来たんじゃないですよ~。
 
…ところで、この郷土館へは昨年天皇夫妻も来館したそうで、資料性の高さが伺えますよね。
 
 
 
そして、郷土館の2階にある五日市憲法コーナーで暫し資料を閲覧。。。
 
ここには草案者千葉卓三郎の筆記帳、そして作成を助けた千葉の一番弟子兼パトロンでもあった地元、深沢村村長、深沢権八が記したノートなど貴重な資料が展示されています。
権八自身も地元で熱心な若き民権活動家。なんと、この人村長には15才でなったらしいですよ!
 
実は五日市憲法草案はこの深沢家敷地内にあったボロボロの土蔵のなかで、昭和43年に見つかったものなんです。
 
かつての名主屋敷にポツンと残る朽ちた土蔵…。
 
明治初期、町田や八王子あたりでも名家の息子らが民権運動に熱心に参加するものの、月日とともに屋敷全てが侘び廃れ、いまはツワモノどもの夢のあと…
みたいな衰退をこの深沢家も辿ったのでしょうかね。。。
 
どうやら、深沢家の屋敷跡地にはいまもその土蔵だけが残っていて、見学可能だとか。
 
 
…で、地図ロイドでチョチョっと見れば、深沢さんちの深沢って、ここからひと山越えたかなりの奥地じゃないか。
 
 
 
……。(・ω・)
 
 
 
時刻はまだ、お昼前だけど、、、
お天道様が半端なく照りつけているな、、、
 
それに距離感がわからないため、深沢までどのくらいかかるか??
 
 
 
しかしっ、深沢家の土蔵を見なきゃ今回、五日市憲法ツアーとはいえないだろー!( ̄Д ̄)ノ
 
 
 
…というわけで、山越えて行ってみることに。
 
 
しかし、五日市の山ってどんな山だっ!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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八王子城跡・太鼓曲輪尾根の堀切を見に行く

2013-03-09 | 山(その他)
高尾駅前からバスで八王子城山へ行く道すがら、左手に続くなだらかな尾根が前から気になっていたのです。

尾根の名前は太鼓曲輪尾根。

曲輪というのは城郭を構成した石や土で囲まれた区画(例えば本丸とか)のことなんですって。
ということは、昔ここには太鼓櫓が建っていて、お城を敵から守るために誰かが詰めていたのでしょうね。


…と、いうわけでめちゃくちゃ花粉が飛んでいる本日、決死💦覚悟で歩いてきましたっ🐾




高尾駅からバスでふたつめの「宮ノ前」バス停で下車。
すぐ前の商店を右に入ると御霊谷川が見えてきます。
川の流れに沿ってしばらく歩くと今日目指す尾根が見えてきました。




しばらく行くと右手に大きな梅の木がある広い空き地があります。

実はこのあたりでかなり迷ってしまっいましたが、尾根への取り付きはこの梅の木を正面に向いてそのまま真っ直ぐ進んだ竹藪の奥❗️



中央道の車の音に導かれるままに笹藪の中を細い道なりに進んで中宿橋をわたるとすぐに尾根を示す手製の小さな標識が現れます。




しばらくは竹藪のなかを地形に沿って尾根をたどります。



286ピークあたりを過ぎて次のピークを目指す途中にいきなり寸断されて崖っぷちの場所に出ました。



いよいよ、堀切の登場のようですね。



この高さまで掘り下げた、戦国武将の威勢をこんな山のなかで垣間見ることができるとは、、すごいなっ👀

堀切とは人工のキレットでして、これが八王子城のような山城を構成する上で、尾根づたいに敵が進撃するのを防ぐ役割を果たしているのだとか。。

そして、このような堀切が大小6つも続くのがここ太鼓曲輪尾根最大の見どころなのです。



第一堀切からほどなく次の堀切に着きました。

ここはさっきと比べて低い造りで、傍らの木には片堀切と表示があります。
なるほど。片方だけ掘ったというわけね…🤔



大手門へと続く道を横目に、再び登り返して、第二堀切に到着しました。

ここもかなりの高低差があるため、落ちないように慎重に巻きながら、降りて行くことにします。

薬研堀と言われる堀切の底は、長い年月の堆積物で、上げ底になってはいますが、それでもこの高さ❗️
当時は落ちたら死ぬほどに凄まじい絶壁だったのでしょうね。。


さてさてお次は…。



第三堀切に到着しました👀

こちらはあたり一帯に切り出した石がゴロゴロと転がり、今までと比べてもかなり規模が大きな堀切のようです。

すぐ脇から見下ろす木々の間からは、八王子城のお殿様の住居だった御主殿跡地も見えて、下を歩く人の声や沢の流れまでがはっきり聞こえてきます。

…察するにこの第三堀切があるあたりはこの太鼓曲輪尾根のなかで守りの要だったところでしょうね❗️




ここからなら敵の襲来を知らせる太鼓の音もお殿様んちからよく聞こえたでしょうね。。

写真は第三堀切を上がり切った場所から下を見てますが、もはや急峻な山にしか見えません。
よくここまで山を造り上げたものだ💧



続くこの大きなモミの木が目印の第四堀切には表示が見当たりません。



他所と比べてこの堀切は、南面に石積のあとがはっきり見られるため、南側斜面から攻め入る敵を仮定すると堀切がかつては敵の目からどんな風に見えていたのか?を一番イメージしやすい場所かもしれません。
マニアにはかなり時間を忘れて楽しめることは間違いないでしょう笑




よく見ると足元の石もひとつひとつ、人の手がはいったかたちをしていて、生々しい👀



楽しい尾根歩きはいよいよ329のピークを過ぎて、最後の第五堀切に到着しました。



この第五堀切はいかにも外堀らしい大きさを感じさせる造形ですね❗️

そして、ここからが1番に八王子城跡(城山)を大きく正面に見ることができました。




その先の宮内省の城山/御霊谷境界標石を越えれば、尾根は富士見台から小仏バス道路に続く一般登山道に合流します。

太鼓曲輪尾根もいよいよおしまいですね。。




合流した名もないピークには、宮内省御料局三角点の標石がポツリと建っていました。

その先、421のピークで正午を迎えて木の根に座り小休止。。

ここで花粉に負けて💧、今日はそのまま下山することにしました。

とはいえ、たった3時間の里山歩きでも尾根から外れて下へ上へと堀切観察で細かく動き回ったこともありまして、なかなか充実したマイナー道散歩となりました❗️


もとの地形を多少は利用しているのでしょうが、山を削ってこんなに大きな堀切を造成するのはかなり大変だったでしょうね❗️中央道高架)~太鼓曲輪尾根~421ピーク~新井・摺差バス停方面~蛇滝口バス停~高尾駅



追記

山から下山した中央線踏切あたりでひとりの男性からすぐ先の湯の花トンネル慰霊碑の所在を聞かれました。
このトンネル前で終戦直前たくさんの民間人を乗せた列車がアメリカ機に機銃掃射され60人以上が亡くなった痛ましい事件があったことは以前から知っていましたが、私もこの機会にと立ち寄ってから帰途につきました。
(慰霊碑は蛇滝口バス停裏手の線路沿いでトンネルもすぐ先)


再びの太鼓曲輪尾根の記事はこちら➡️

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宝永山を巡る富士山歩き

2012-10-01 | 山(その他)
はじめて富士山に登ったのは3年前の夏のこと。


その時のご来光は近くにいたどこかのツアーガイドの方も、

「ご来光は毎回表情が違うけれど、こんなのはなかなか見れないな~」

と形容していた程に神秘的で、とてもとても感動をしました。。。



あの感動をもう一度!


と続いて昨年も調子に乗って富士山に登り、たしかにきれいなご来光は拝めたものの…。

あのときの感動が不思議と湧いてこないのです。


…で、思ったんですね。


感動の贅沢はたった一度だけ神様からもらえればいいんだ!


と…。



そんなわけで今夏の私は欲を出して頂上を目指さずに、御殿場ルート周辺を回ってきました。





御殿場口はシーズン中の日曜日とはいえ、びっくりするほど人がいません…。
頂上がよく見えますが、今日は左手前に見える宝永山までの周遊です。




大石茶屋の先、御殿場ルートを外れて二子山方向を行けばこんな豊かな富士山の表情が見られました。


途中、二子山に登って寄り道。
その後は樹林帯に入ります。。。全く人がいません。。少し不安に。。。




雲の湧き立つ宝永第二火口。




江戸時代に噴火した火口(宝永第一火口)。火口はなんと!底まで辿れます。




宇宙のような?異次元ワールド。



最後は噴火でできた宝永山から御殿場ルート下り六合に合流して、有名な大砂走りで下山をしました。



今回私が参考にしたのは御殿場市観光協会のサイト内の富士登山マップ。

マップ内の所要時間はおおよそ6時間です。
たしかに周遊とはいえ、なかなか体力が必要でした。。。

でも人気ルートをピストンするだけの富士山に飽きた方にはわくわくの魅惑ルートかも…?
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