きちんと圃場整備され用水路もコンクリート化した水田にも、数は多くなくてもネズミは棲んでいるようです。一面の水田の上空を、ネズミを狙うチョウゲンボウがホバリングする姿をときどき見かけることもあります。
いつもの犬との散歩コースの農道の傍でも、雪の上にネズミ類の足跡を見かけます。周辺の環境や足跡の大きさからすると、ハタネズミかハツカネズミのようですが、このあたりの耕作地周辺で死骸を見かけたことのあるハタネズミである可能性が大きいと思います。雪上に残された足跡の密度はそれほど大きくありません。ネズミ類を餌にしているイタチやキツネはたいへんだと思います。
ネズミ類は体重が軽く小さいので、雪の上に綺麗に足跡が残ることは少ないのですが、歩行のパターンや行動などでネズミ類の足跡とわかります。
ネズミ類は、雪面では両足をそろえてピョンピョンと跳んで進むことが多く、柿の種を並べたような一対ずつの足跡が点々と続いています。また、前足の一方がはみ出して三つ一組になった足跡も見られ、足跡のすぐ後ろにまっすぐな尾の跡の見られることもあります。(『アニマル・ウオッチングー日本の野生動物ー』など参照)
《水田の雪面に残るネズミ類の足跡 2022/01/06》
《水田の雪面に残るネズミ類の足跡 2022/01/06》
《水田の雪面に残るネズミ類の足跡(赤矢印は尾の跡) 2022/01/06》
《水田の雪面に残るネズミ類の足跡 2022/01/06》
※ 市立図書館から1月8日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
1 『日本の美しい里と花の絶景』(富田文雄・著)
2 『杉浦日向子ベスト・エッセイ』(杉浦日向子・著)
3 『新匠の時代1』(内橋克人・著)
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