池のそばの「水辺中央植物園」の木道に腰を下ろして休んでいると、それほど太くはない木の、芽が膨らみ始めた枝にからむように茶色いものが飛んでいます。時々とまってはまたふらふら飛んで別の枝にとまります。
かなり高いところなので肉眼ではよくわかりませんでしたが、写した画像を見ると、テングチョウが芽のあたりに産卵していました(そうすると、この木はエノキです)。
テングチョウの産卵状況については、ウェブサイト『探蝶逍遥記/テングチョウの産卵(4月上旬)』に写真とともに詳しく説明されていました。「‥テングチョウの産卵管は独特で、‥頭の向きまでほぼ180°屈曲可能な機能を有し‥。」「‥産卵器官‥。‥を枝に平行にまで曲げ、エノキの新芽と枝部分の隙間に潜入させ、産卵する‥。‥エノキの新芽をこじ開けて、その隙間に産み付ける場合にも効果を発揮‥。」
テングチョウは、成虫での越冬です。
《エノキの新芽と枝の隙間に産卵するテングチョウ 2024/04/17》
《エノキの新芽と枝の隙間に産卵するテングチョウ 2024/04/17》
《エノキの新芽と枝の隙間に産卵するテングチョウ 2024/04/17》
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