2022年6月中旬の観察記録です。
公園のトイレの壁に、灰色のシャチホコガがとまっていました。前翅に焦げ茶色の独特の模様があるので、モンクロギンシャチホコだと思います。
《トイレの壁にとまっていたモンクロギンシャチホコ 2022/06/20》
《トイレの壁にとまっていたモンクロギンシャチホコ 2022/06/20》
《トイレの壁にとまっていたモンクロギンシャチホコ 2022/06/20》
※ 先月の新聞で、自然写真家「山口進」さんの亡くなったことを知りました。享年74歳、私と同い年。ついこの間、山口さんの著書『クロクサアリのひみつ』を図書館から借りだして読んだところでした。
山口さんは小学生向けノート『ジャポニカ学習帳』表紙の昆虫写真で有名なようですが、私は丸山宗利・文『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』の撮りおろしの写真が好きでした。写真がいいのは当然ですが、写真に添えられた山口さんの撮影談もよかった。例えば、スズムシの写真に添えられていたのは、「鳴き声はするのに主が見つからない。近づく時に草を踏むと、その音で鳴くのをやめてしまうから厄介だ。数日狙って、秋の日差しに輝く翅が草間に見えた。息を殺して接近するが失敗。しつこく待って一枚だけ撮影できた」。自分までが写真を見ながら息を殺してしまいます。
《山口進・写真の『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー》