好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 エンゲラー/クリヴィヌ/ロイヤルフィル

2015-04-17 23:39:11 | チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー 
ピアノ協奏曲第1番

ピアノ…エンゲラー 
指揮…クリヴィヌ
演奏…ロイヤルフィル
好み度…3.5(5点満点)

残響の多めの柔らかい録音とゆったりしたテンポの、ピアノもオケも、何とも優しく、包み込まれるような柔らかさが印象的な盤。
特に出だしの序奏はかなりゆっくりと、優しい厚みをもって演奏され、以後もゆっくりめのテンポである。
気楽に美しい音楽にそれとなく耳を傾けたいときなんかによいような盤である。
終楽章ですら優しい雰囲気を漂わせ、繰り返される主題はそのつど少しずつ違う表情を見せながら、フィナーレも広い春の野を連想させる優しさである。
ポピュラー名曲100みたいなコーナーで使われそうな、ある意味BGM的などこまでも優しい音色と響きの盤といえようか。
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チャイコフスキー 交響曲第4番 マゼール/ベルリンフィル

2015-04-17 23:33:40 | チャイコフスキー 交響曲第4番
チィコフスキー
交響曲第4番

指揮…マゼール
演奏…ベルリンフィル
好み度…4(5点満点)

録音がちょっと古くて少し音の割れている感があるのは残念だけど、燃焼度抜群の盤。
出だしからして金管による豪快なオープニング後、少し落とした後、普通少し暗めに鳴らすところで意表をついて早くも全開、怒涛のごとく弦が、金管が響き渡る。
終楽章の燃焼度は爽快に圧倒される感がある。豪快で熱いお祭り的燃焼度をここまで高い水準で音にしている演奏はちょっと見当たらないのではないだろうか。
ここまで熱く思い切るマゼールもすごいが、速めのテンポにこれだけの大音量で、豪快に明るく、それでいて足並みびったり揃えて応えるベルリンフィルがまた見事。
このサウンドはベルリンフィルでしか出せない独特のうまくて熱き演奏だと思う。
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