チャイコフスキー
交響曲第6番「悲愴」
指揮…ライナー
演奏…シカゴ響
好み度…4(5点満点)
がっちり統制のとれたアンサンブルとオケの厚さや力量の高さはさすがと感じさせる。
重みやほの暗さを感じさせるタイプの演奏ではなく、第1楽章の第2主題などもむしろ明るさを感じるくらいである。
第1楽章ではむしろ展開部以降のほうがテンポを落とし、展開部冒頭の厚みとキレはさすがだし、重量感もあってこのコンビのよさを感じられるように思う。
第3楽章はこのコンビらしく上手く節度をもった豪快さ、終楽章も厚さと上手さと美しさはさすがで、ときに深みも感じさせる美しさだが、その美しさはここでも悲愴感とか耽美的とかというよりはもう少し機能的な客観性を効かせた美しさと感じる。悲愴感とか情感とかよりも音響的にドライにこの曲を聴きたい向きにはよいかもしれない。
交響曲第6番「悲愴」
指揮…ライナー
演奏…シカゴ響
好み度…4(5点満点)
がっちり統制のとれたアンサンブルとオケの厚さや力量の高さはさすがと感じさせる。
重みやほの暗さを感じさせるタイプの演奏ではなく、第1楽章の第2主題などもむしろ明るさを感じるくらいである。
第1楽章ではむしろ展開部以降のほうがテンポを落とし、展開部冒頭の厚みとキレはさすがだし、重量感もあってこのコンビのよさを感じられるように思う。
第3楽章はこのコンビらしく上手く節度をもった豪快さ、終楽章も厚さと上手さと美しさはさすがで、ときに深みも感じさせる美しさだが、その美しさはここでも悲愴感とか耽美的とかというよりはもう少し機能的な客観性を効かせた美しさと感じる。悲愴感とか情感とかよりも音響的にドライにこの曲を聴きたい向きにはよいかもしれない。