好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 バルビローリ/ハレ管

2021-02-11 13:40:12 | ドヴォルザーク 交響曲第9番 新世界より
ドヴォルザーク 
交響曲第9番「新世界より」

指揮…バルビローリ 
演奏…ハレ管 
好み度…4.5(5点満点)

ややオケの技量不足を感じないわけでもないが、それでも結構熱く力強く、血の通ったような響きで悪くない。
郷愁、抒情、郷土色、とかより熱い情とか野生味といった言葉があうような新世界。
第3楽章の重い迫力はちょっとなかなかない類かと。
他の盤でしっとり歌うようなところも結構早い歌いまわしでいったりこの曲でこれくらいティンパニが炸裂するのも珍しいと思うくらいの強打が聞かれたり(どこもかしこもではない)、ちょっと普通の新世界とは違うかもしれないけど、その鳴らしっぷりは爽快でもあるし、耳障りのいいだけの流麗な新世界も少なくない中、こんな熱い覇気を感じる新世界もいいな、と思う。
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チャイコフスキー 交響曲第5番 佐渡/ベルリン・ドイツ響

2021-02-11 13:32:32 | チャイコフスキー 交響曲第5番
チャイコフスキー 
交響曲第5番

指揮…佐渡 
演奏…ベルリン・ドイツ響 
好み度…5(5点満点)

ベルリンフィルを振ったとか、佐渡という指揮者の名前は聴いていたけど、そんなには期待しないで聴いてみたのだが、どうしてかなりよい。
録音のよさもあると思うが、ベルリン・ドイツ響の響きは機能的で美しく、大きく輝くような、かつ乱れず、懐の深さと艶も感じさせる美しい響きに惹きつけられる。
テンポも決して急がず、大きな響きでありながら勢いに任せることなく、タテの揃った強奏は美しく力強く爽快。歌も結構たっぷり歌い上げる。活力と大きさを持ちつつ美しく爽快なチャイ5。 ※20210221改
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ブラームス 交響曲第2番 マゼール/クリーヴランド管

2021-02-11 13:22:51 | ブラームス 交響曲第2番
ブラームス 
交響曲第2番

指揮…マゼール 
演奏…クリーヴランド管
好み度…4(5点満点)

マゼールとクリーヴランドの機能的な美しさと明るい活力ある響きはこの曲ではそれなりによい面を見せている感がある。
この演奏では、マゼールの処理も楽器の出し入れや内声の聴かせ方なんかも他のこのコンビの組み合わせの演奏に比べると思い切りのよさと「らしさ」が感じられるところもあり、終楽章でのばっちり線を揃えた弾けるような力感などはうまいな、とは思いつつ、ただ、オケのクリアな響きもどこか情が乗らず、一体となった響きにならずにどこか無機的に響いているようにも感じられ、それなりに「らしさ」やうまさは感じられるものの感銘には至らないかな、といった感じも受ける。
どうもマゼールとクリーヴランドの録音は「これは」というものに当たらない感がある。
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