ブルックナー
交響曲第3番
指揮…ハイティンク
演奏…ウィーンフィル
好み度…5(5点満点)
ハイティンクは特に好きな指揮者というわけではなく、ハイティンクのブルックナーは聴いてみてこなかったが、これはいい、聴いてよかった。
ハイティンクは強い個性を感じさせる指揮者ではないように思っているので、ブルックナーのように特に強い個性を必要としない曲に合っているのかもしれない。そういう意味ではハイティンクはマーラーよりブルックナーに向いているのかも。
というか、ハイティンク云々というよりウィーンフィルが何ともいい。特に弦かなぁ、美しい。金管もよく鳴りつつどこか澄んだ雰囲気があって、管弦合わせて弱音から強奏までどこか宇宙的とでもいうような美しい大きさを漂わせている。フィナーレの壮大さもいいし、ゆったりしたテンポの中、こ曲のよさとオケのよさがよく出た(それを引き出したというならやはり指揮者もいいのかな)弦が美しい、この曲のよさとウィーンフィルを堪能する大きく美しいブル3。