ベートーヴェン
交響曲第9番「合唱」
指揮…マタチッチ
演奏…N響
合唱…国立音大合唱団 他
好み度…3.5(5点満点)
出だしは雄大であり、その後も第1楽章、第2楽章を通して深みとかに欠けるきらいはあるものの、それを補うだけの力強く熱気を感じさせる響きで、好演と感じる。
第3楽章ではその美しさはやや表面的とも感じられるが、ライブではこれくらいはっきり奏したほうが聴衆の琴線には響くのかもしれない。
終楽章に入っても冒頭のティンパニやトランペットの力強さ、続くコントラバスもしっかり響いて大きさを感じさせている。
ちょっと不安定な主題の全奏を経て声楽に入るが、独唱はかなり力みが目立つようで個人的にはちょっと…。
合唱は一流どころに聴かれる透明感を伴った力感やうまさやあまり感じられないが、一所懸命な熱と力は伝わり、もともとマタチッチのライブに完成度の高さはあまり期待していないのでそんな熱気もかえって合うかとも思ったが、ライブではともかくCDで聴くには強奏部・弱音部ともに表現の粗さとかまとまりきっていないところなんか感じられてどうも気が入っていけないところがある。
力強さと熱気は感じるが響きはやや表面的で深みを伴った重厚感には至っておらず、敬虔さは吹っ飛んでおり、N響はがんばっているとは思うし、会場で聴けば熱気と力強さに圧倒されるのかもしれないが、CDとしては熱狂的ライブの記録、と割り切ったほうがよいのかな、といった印象。
交響曲第9番「合唱」
指揮…マタチッチ
演奏…N響
合唱…国立音大合唱団 他
好み度…3.5(5点満点)
出だしは雄大であり、その後も第1楽章、第2楽章を通して深みとかに欠けるきらいはあるものの、それを補うだけの力強く熱気を感じさせる響きで、好演と感じる。
第3楽章ではその美しさはやや表面的とも感じられるが、ライブではこれくらいはっきり奏したほうが聴衆の琴線には響くのかもしれない。
終楽章に入っても冒頭のティンパニやトランペットの力強さ、続くコントラバスもしっかり響いて大きさを感じさせている。
ちょっと不安定な主題の全奏を経て声楽に入るが、独唱はかなり力みが目立つようで個人的にはちょっと…。
合唱は一流どころに聴かれる透明感を伴った力感やうまさやあまり感じられないが、一所懸命な熱と力は伝わり、もともとマタチッチのライブに完成度の高さはあまり期待していないのでそんな熱気もかえって合うかとも思ったが、ライブではともかくCDで聴くには強奏部・弱音部ともに表現の粗さとかまとまりきっていないところなんか感じられてどうも気が入っていけないところがある。
力強さと熱気は感じるが響きはやや表面的で深みを伴った重厚感には至っておらず、敬虔さは吹っ飛んでおり、N響はがんばっているとは思うし、会場で聴けば熱気と力強さに圧倒されるのかもしれないが、CDとしては熱狂的ライブの記録、と割り切ったほうがよいのかな、といった印象。
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