ブラームス
交響曲第2番
指揮…チェリビダッケ
演奏…シュツットガルト放送響
好み度…4(5点満点)
チェリといえば遅いテンポのイメージがあるが、この演奏ではそれは感じない。
響きもチェリ特有の執念が宿ったかのような、あるいは幽玄な美しさというよりは、むしろ瑞々しい活力を感じるような響き。
後年に聴かれる金管を鋭く突出させるような独特な処理もなく、高弦の響きが前面に出ている印象。
ミュンヘン盤との比較で言えば、チェリらしさ、深みや美しさ等ではミュンヘン盤に明らかに分があるが、この盤では瑞々しい活力が感じられるといったところか。
第1楽章は冒頭はちょっと急くような感があり情感に欠ける印象も受けるが、その後は瑞々しさの中にも2番らしいあるいはチェリならではの情感や響きを随所で聴かせ、
第2楽章はチェリらしくゆっくり美しい響きで聴かせ、終盤の弦の張り詰めたような美しさも印象的(この部分はミュンヘン盤が切り裂くような金管がとても印象的なのに対しこちらでは情感込めた弦の厚い響きが印象的)、
終楽章は弦の艶のある力感を前面にしっかり聴かせてフィナーレへの追い込みも結構力強い。
後のミュンヘン盤と比べればチェリらしさは薄く感じられるが、単独で聴けばやはり他にはない特有の雰囲気と美しさを持ち、チェリらしさも聴かせながら瑞々しい快活な印象も与えるブラ2になっている。
交響曲第2番
指揮…チェリビダッケ
演奏…シュツットガルト放送響
好み度…4(5点満点)
チェリといえば遅いテンポのイメージがあるが、この演奏ではそれは感じない。
響きもチェリ特有の執念が宿ったかのような、あるいは幽玄な美しさというよりは、むしろ瑞々しい活力を感じるような響き。
後年に聴かれる金管を鋭く突出させるような独特な処理もなく、高弦の響きが前面に出ている印象。
ミュンヘン盤との比較で言えば、チェリらしさ、深みや美しさ等ではミュンヘン盤に明らかに分があるが、この盤では瑞々しい活力が感じられるといったところか。
第1楽章は冒頭はちょっと急くような感があり情感に欠ける印象も受けるが、その後は瑞々しさの中にも2番らしいあるいはチェリならではの情感や響きを随所で聴かせ、
第2楽章はチェリらしくゆっくり美しい響きで聴かせ、終盤の弦の張り詰めたような美しさも印象的(この部分はミュンヘン盤が切り裂くような金管がとても印象的なのに対しこちらでは情感込めた弦の厚い響きが印象的)、
終楽章は弦の艶のある力感を前面にしっかり聴かせてフィナーレへの追い込みも結構力強い。
後のミュンヘン盤と比べればチェリらしさは薄く感じられるが、単独で聴けばやはり他にはない特有の雰囲気と美しさを持ち、チェリらしさも聴かせながら瑞々しい快活な印象も与えるブラ2になっている。
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