ベートーヴェン
交響曲第5番「運命」
指揮…クライバー
演奏…ウィーンフィル
好み度…4(5点満点)
クライバーの演奏は、どこか風のようである。引き締まった風である。
精神性とか哲学とかでなく、ひたすらに心地よく、吹き去った後はほのかな心地よさと爽快感を残して何もなかったかのようである。
スケール感とかでなく、純粋に音とリズムと旋律から生まれる心地よさを楽しむかのようである。
それはそれとして、この盤、運命の名盤といえばまず名前の挙がる盤でしょう。
厚いけど重苦しくなく、大変スタイリッシュかつどこか古風な香りや威厳も備えた響きと適度なスピード感と躍動感。
やっぱりすごい演奏だと思います。
少なくとも第1楽章はまさに文句なしの大名盤たる演奏でしょう。まさにクラシックの代名詞のような「運命」でありながら古臭くなくカッコいい。
続く2つの楽章でも第3楽章でのホルンの吹かせ方など、さすがクライバーと思わせるカッコよさがあり、終楽章も冒頭の凱歌やホルンの強奏部等はスタイリッシュで楽器の出し入れもツボにはまっていてとてもいい感じなのだが、個人的には終楽章に入って特に弦の躍動感が薄れるというか線が細くなるというか、全体的にも輝きがやや薄れる感があり、その点がやや残念なところ。
その点だけのようでそれが全体の印象として結構小さくなかったりもするのですが。
とはいえ、やっぱり名盤にはちがいないでしょうねぇ、これは。
交響曲第5番「運命」
指揮…クライバー
演奏…ウィーンフィル
好み度…4(5点満点)
クライバーの演奏は、どこか風のようである。引き締まった風である。
精神性とか哲学とかでなく、ひたすらに心地よく、吹き去った後はほのかな心地よさと爽快感を残して何もなかったかのようである。
スケール感とかでなく、純粋に音とリズムと旋律から生まれる心地よさを楽しむかのようである。
それはそれとして、この盤、運命の名盤といえばまず名前の挙がる盤でしょう。
厚いけど重苦しくなく、大変スタイリッシュかつどこか古風な香りや威厳も備えた響きと適度なスピード感と躍動感。
やっぱりすごい演奏だと思います。
少なくとも第1楽章はまさに文句なしの大名盤たる演奏でしょう。まさにクラシックの代名詞のような「運命」でありながら古臭くなくカッコいい。
続く2つの楽章でも第3楽章でのホルンの吹かせ方など、さすがクライバーと思わせるカッコよさがあり、終楽章も冒頭の凱歌やホルンの強奏部等はスタイリッシュで楽器の出し入れもツボにはまっていてとてもいい感じなのだが、個人的には終楽章に入って特に弦の躍動感が薄れるというか線が細くなるというか、全体的にも輝きがやや薄れる感があり、その点がやや残念なところ。
その点だけのようでそれが全体の印象として結構小さくなかったりもするのですが。
とはいえ、やっぱり名盤にはちがいないでしょうねぇ、これは。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます