ブラームス
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…ポリーニ
指揮…アバド
演奏…ベルリン
好み度…4.5(5点満点)
ポリーニもアバドも、ウィーンフィル盤にあった若さゆえの透明感とか鋭さを伴ったような熱気とか、そういうものを腰の据わった大きな重みにかえて、一見何と言うことのない演奏のようで、これくらい安心感をもってブラームスの重厚に浸れる盤も実はあまりないように思う。その明るさを帯びた正統な重みに何かホッとするような。
ウィーンフィル盤から19年、この盤から18年経ってティーレマンとのドレスデンシュターツカペレ盤ということになるが、ドレスデン盤ではポリーニはより力感が抜けた代わりに一層の味わいを得、オケは艶とか情の豊かさとかという点ではドレスデン盤かもしれないが重厚感という点ではこちらのような気もして、同じ頃録音のブレンデル/アバド/ベルリンフィルよりはブラームスらしい重みというか情みたいなものを感じて、個人的にはポリーニ盤のほうが好きだが、このあたりは一概にどれがいいとは言えず、好みあるいは気分次第かもしれない。
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…ポリーニ
指揮…アバド
演奏…ベルリン
好み度…4.5(5点満点)
ポリーニもアバドも、ウィーンフィル盤にあった若さゆえの透明感とか鋭さを伴ったような熱気とか、そういうものを腰の据わった大きな重みにかえて、一見何と言うことのない演奏のようで、これくらい安心感をもってブラームスの重厚に浸れる盤も実はあまりないように思う。その明るさを帯びた正統な重みに何かホッとするような。
ウィーンフィル盤から19年、この盤から18年経ってティーレマンとのドレスデンシュターツカペレ盤ということになるが、ドレスデン盤ではポリーニはより力感が抜けた代わりに一層の味わいを得、オケは艶とか情の豊かさとかという点ではドレスデン盤かもしれないが重厚感という点ではこちらのような気もして、同じ頃録音のブレンデル/アバド/ベルリンフィルよりはブラームスらしい重みというか情みたいなものを感じて、個人的にはポリーニ盤のほうが好きだが、このあたりは一概にどれがいいとは言えず、好みあるいは気分次第かもしれない。
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