蔵のまち、喜多方から。
昼前少し雨が降りました、今また曇っています。今にも降り出しそうな気配です。
暑さも一段落でしょうか、夏休みも終盤を迎えるからでしょう、毎日街なかが賑わっています。何処の駐車場も他県ナンバーの車が多いようです。週末を迎えて明日、明後日と忙しくなりそうです。
蔵のまち喜多方には約4200棟もの蔵が存在しますが、珍しい造りの蔵や変わった蔵が沢山あります、市内では見かけない蔵が農家や山間部に点在しています。
普段お目に掛かれない蔵を少し紹介します。
上の画像は二棟の蔵を合わせて建造しましたが、屋根は大きな二重屋根で被せました。
最初は左側一棟だけだったそうですが、二棟目を建てるときに宅地が狭いので背中合わせにしたそうです。数十年前にその様な発想をしたことが素晴らしいと思います。
この蔵は市内からは最も遠い所の一つです。板の沢の山間部に在ります。集落に何棟もの蔵が存在します。屋根は元は茅葺の大きな大きな屋根だったそうです。
街から離れた山間地で蔵を建てるのは大変だったでしょうと、尋ねてみると、
現地で殆んどの建築資材が何でも揃うので、 木材・竹・土・壁・かや・あとは職人さえ来てもらえば蔵が建ったのだそうです。屋根の中に大きな蜂の巣がありましたが、今はどうでしょうか?
大きな母屋の棟続きに1階部はレンガで2階部は黒漆喰の壁で、母屋と一つ棟に建てた蔵座敷です。元蚕を飼っていた農家は二階建てが多いようです。一つ屋根の下で蚕を飼って居ました。この蔵も珍しい造りの蔵です。高郷町西羽賀の蔵です。
この蔵も高郷町の蔵ですが、腰壁部が非常に手が込んでいます。貴重で高級な洗い張りだと思います。一見螺鈿の様な石の模様は類を見ません。
そして、家紋に三菱マークの付いた蔵、これも非常に珍しい蔵だと思います。市内では類をみないでしょう。
まだまだ珍しい蔵が、貴重な蔵が沢山在ります。ご期待下さい。