春の野に すみれ 摘みにと 来しわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にけり・・・山部赤人
万葉集に収められている和歌
万葉の頃ですから、原文は、音で表された漢字の「万葉仮名」で書かれているのですね。
そんな訳で、読み方に 「濁点」 がありません。われそ・・・我ぞ・・・ですね。
意味は、春野のに菫を摘みに来たのだが、あまりの懐かしさに、一晩寝てしまいました。
遠く万葉の時代にも春は、そんな風に待たれるものだったのですね。
ところで、今年は春の到来が遅いですよねえ。
九州と静岡は開花宣言・・・この辺りはまだ堅い堅い蕾のまま!咲くのかしら?と案ずるほどに!
そんな中、故郷の友から「土筆の佃煮」が届きました。
この写真の何倍もの量・・・・故郷の街を流れる吉井川の土手は、今も土筆の宝庫・・・足元の不安定な
土手の斜面で、何時間もかけて「土筆摘み」
その後の袴の処理もまた大変・・・有難う・・・「とっちゃん」…一生懸命な姿が目に浮かぶよ!
ありがたく、美味しく「春の味覚」を頂きました!
私の自慢は友が美しい・・・心美人、生き方美人でいようね!
春よ来い 早くこい
歩きはじめた みいちゃんが
紅い鼻緒の じょじょはいて
おんもに出たいと 待っている
春よ来い 早く来い
お家の前の 桃の木の
蕾もみんな ふくらんで
はよ咲きたいと 待っている
とっちゃんと子供の頃、一緒に歌った・・・かもしれない(?)
愛らしく、懐かしい 「童謡」です。