4 To Go!/André Previn
(Columbia CBS SOPZ20 jp.reissue)
(Columbia CBS SOPZ20 jp.reissue)
アンドレ・プレビンというとクラシック畑、映画音楽と幅広い才能で知られ、プレイヤーというよりは音楽家と言った方がよりぴったりとしますよね。ジャズ畑でも明快なタッチと、コンテンポラリーなどの好録音にも支えられ結構人気が高いと思います。本日はコロンビアに吹き込まれた寛いだセッションをアップいたします。
元々、TV番組で共演していたハーブ・エリス(g)と意気投合し録音話をコロンビアのプロデューサーアービン・タウンゼントに持ち込んだのがこのセッションのきっかけと言います。旧知のシェリー・マン(ds)にオスカー・ピーターソン・トリオで活躍中のレイ・ブラウン(b)を借りて来てカルテットで演奏したものです。A面冒頭は個人的に好きな"No Moon At All"です。そして続く"Bye Bye Blackbird"がいいですね。ボンゴのようなパーカッシブなプレイはエリスのギターボディを叩いている音だそうでこれに乗ったレイのベースソロが聞かせてくれます。A-4の"It's Easy To Remember"やセッションの最初にプレイしたというB-4の"Like Someone In Love"も寛いだ名手の料理と言った感じの仕上がりです。各自が持ち寄ったオリジナルも録音されていますが、やはり寛いだセッションには渋いスタンダードの選曲がいいですね。
所有盤は¥1100の値段が書かれた国内盤です。こんなリラックスした名手のプレイも聞き流しにはもってこいですね。