Trio & Quintet/Duke Jordan
(Signal Arista WAJ-50034 jp.reissue)
(Signal Arista WAJ-50034 jp.reissue)
デューク・ジョーダンと言うとパーカークインテットのピアニストとしても知られていますが、モダンジャズファンには何よりもジャズ・スタンダードの"Jordu"および"No Problem(危険な関係のブルース)"の作曲者としての方が有名なのではないでしょうか?前者はたくさんの好バージョンがありますし、後者は、彼のカムバックを支えた名曲で映画にも使用された美しい旋律が有名ですよね。ご存知のとおり、ジョーダンは古いプレイヤーですが50年代のリーダーアルバムはすくないですよね。ヴォーグ録音を除けば、後はシグナル盤ぐらいしか思いつきません。本日は、後のヨーロッパでの活躍の下地になったと思われる彼のオリジナル作品が満載されたTRIO&QUINTETをアップいたします。
A面がJordan(p), Percy Heath(b), Art Blakey(ds)のトリオ、B面はこのセットにEddie Bert(tb), Cecil Payne(bs)が加わったクインテットです。"They Can't Take That Away From Me", "Night in Tunisia", "Summertime", "Yesterdays"のスタンダードもさることながら、"Forecast", "Sultry Eve", "Flight To Jordan", "Two Loves", "Scotch Blues"という彼の再演で知られるオリジナル群が収録されていることは特筆すべき点だと思います。各々の曲がすべてメロディックな佳曲であることがすばらしいですよね。自分はこのA面一曲目の"Forecast"が好きですよね。岩浪氏はダメロンの影響と解説してますがこのへんについてはどうなんですかねぇ。何はともあれ、彼のマイナーな日本人好みのメロディには結構思いを寄せているファンが多いのではないでしょうか?
所有盤は東芝がリリースした国内盤再発ですが、新潟のジャズフラッシュでさんざん聴いたアルバムでもありますよね。このジャケも懐かしいですよね。