67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

明かりの灯ったダブルハングは癒されますよね!

2010-03-11 00:00:39 | フォトライフ


 輸入住宅は最近全くはやらないですが、10年前にはちょっとしたブームでしたよね。我が家も北米仕様のラップサイディングの家屋なんですが、特徴的なダブルハングの窓が好きでたまりません。マービン社のものが有名ですが、うちはHURD社のものです。早く帰宅した夕暮れ時の室内照明がこぼれる時間帯が美しくて癒されます。生活感があふれる画像とも言えますが、ダブルハングの窓からこぼれてくる白熱電球の黄色い明かりがいいですね。住んでる人々の楽しい会話が聞こえてきそうな感じです。



 さて、この画像を撮影したのがオリンパスEEDというハーフサイズカメラです。ちっちゃく丸っこい印象のオリンパスペンシリーズの中では異色の角張ったボディです。レンズ当時としては明るいF1.7、焦点距離32mm、EEシステムでゾーンフォーカスを採用しており、相当に売れたシリーズなのかもしれません。オークションでも出玉が多く、たったの2000円でした。ASA400のフィルムを入れれば夕方や室内でも赤ベロが出てシャッターが切れないことは比較的少なく便利ですね。形は無骨ですが結構気に入ってる1台でもあります!

ジョー・ターナーのブルースフィーリングが素晴らしい!

2010-03-10 05:27:50 | jazz & vocal
The Boss of The Blues/Joe Turner
(Atlantic 1234, reissue)


 ジャズとブルースは切っても切れない関係があることは皆さんご承知の通りです。黒人の悲哀を中心とした、その場の感情吐露を12小節3コードにのせた単純な音楽でがブルーノートを駆使することで独特の雰囲気をかもしだすところが素晴らしい音楽ジャンルと思います。ブルースシンガーにもいろいろありますが、カンザスシティ出身のジョー・ターナーも250ポンドを超える体躯から繰り出されるバリトンによる歌唱は抜群です。晩年のパブロ録音にも登場しますが、彼の名をジャズファに強く印象づけたのはこのアトランティク盤ではないでしょうか?

 ブルースのボス、ジョー・ターナーが歌うカンザスシティジャズの副題の通り、カンザスの名手たちを従えたこのアルバムは最高です。ターナーのブルースフィーリングあふれるボーカルが聞き物ですが、共演陣の好演も見逃せません。Joe Newman, Jimmy Nottingham(tp), Lawrence Brown(tb), Pete Brown(as), Frank Wess, Seldon Powell(ts), Pete Johnson(p), Freddie Green(g), Walter Page(b), Cliff Leeman(ds)という名手ぞろいです。個人的には2人のピートのプレイが素晴らしくブルージーでいい感じです。特にジョンソンのブルースプレイは"The Master Blues Pianist"の名をほしいままにする好演ですね。Brownのボントロもいいですし、グリーンのザクザクギターが効果的なのは言うまでもないですね。トラディショナルを含むブルース中心の選曲も好感が持てますね。

 所有盤はアトランティックのオレンジ/グリーンの再発輸入カット盤です。ターナーを知るには格好の一枚ですね。

ついにGETしたドライボックス

2010-03-09 04:37:37 | フォトライフ


 何も銀塩カメラ・レンズに限った訳ではないですが、光学器械にはカビと埃が大敵です。太平洋側では冬場は乾燥しているので良かったのですが、暖かくなるにつれて湿度があがってくると心配の種になっていました。十和のワーゲン乗り、銀塩仲間のKAZUさんはいち早く導入されリコーフレックスとフジカを保管できるようにしており常日頃うらやましく思っていました。とうとうHAKUBAの防湿庫をゲットしました。高さ90cm、内容量105Lという大きめのサイズです。自分の部屋の机上にセットしたのですがさすがに大迫力です。最初はペンタックスのSVとペンFTとそのレンズだけでしたが、レンズシャッターのオリンパスカメラが増えてきたので予定より大きめを購入です。下図のように前面右肩には立派なメーターが付属しており電気制御で庫内湿度は30%前後に維持されています。





 銀塩カメラ/レンズのほとんどは中古品で既にカビにおかされているものもあろうかと思います。庫内でのカビの再燃を防ぐために上図のような防カビ剤を庫内に常駐させる準備も整いました。その効力は未知数ですがこのHAKUBAフレンズの能力に期待です。

最高のセクシージャケットだ!

2010-03-08 00:00:31 | jazz & vocal
Porgy And Bess/Miles Davis
(Columbia CL1274)


 マイルスとギル・エバンスとのコラボレイションは有名な組み合わせでありますが、おそらく一番人気はスケッチオブスペインでしょうが、アランフェスで有名なこのアルバムよりも、個人的には本日アップのPORGY&BESSと以前にアップした”Miles Ahead”のカバーが好きでたまりません。マイルスは好んでフリューゲルホーンを駆使してクールなプレイします。決して派手なプレイではないですが巷でこの楽器の名手と言われるアート・ファーマーやクラーク・テリーとは一線を画した格調やオーラを感じないではいられませんね。

 このアルバムではギルの多彩なバッキングアンサンブルにクールに少ない音で淡々と吹奏するマイルスのフリューゲルの見事な調和こそ、このコラボレイションの醍醐味でしょう。題材としては申し分のないガーシュウィンのポーギーとベスですので、ギルの粋なアレンジを主体とした荘厳なバッキングも聞き物ですが、有名曲の"Summertime"では得意のミュートでのプレイを聴かせてくれますしオープントランペットによるGoneではソロパートでリズムのみのバッキングになるあたりの切れの良さははまさにマイルスの真骨調ですよね。何べん聴いてもしびれます。B面の”it Ain't Necessarily So"や"I Love You , Porgy"などの有名曲もいいですね。

 所有盤はコロンビア6eyeのモノラル盤です。何といっても女性の膝小僧とプレーンな白いシャツをまとったマイルス(おそらく)の褐色の皮膚、鈍く輝くトランペットを捉えたショットがとてもセクシーですよね。

初代ペンの実力は?

2010-03-07 04:30:52 | フォトライフ


 オリンパスハーフのファンになってしまうとどうしても欲しくなるのが初代オリンパスペンですよね。シャッタースピードは最速1/200秒、レンズも開放F値3.5とスペックでは前にアップしたペンSには劣りますが、これがなかなかの描写をするので面白い。完全マニュアルですが、広いラティチュードの現代のカラーネガフィルムを用いればすばらしい写真がとれる気がします。オークションで手に入れたこの個体はモルトが劣化気味で裏蓋パコパコですが現像から帰ってきたプリントを見てますます好きになりました。裏蓋引き下げ式ゆえの光線漏れを気にしていましたがこのまま使えると確信しました。



 完全マニュアルが基本ですが、上図のようにフォクトレンダーのクリップオンメーター、VCメーターを取り付けると暗いところでも至適な露出が得られていいですよね。このメーターは針で示すような直読式ではないですが、なかなかに優秀です。



 作例を一つ。以前にペンSをアップしたときに出した画像とほぼ同じ場所です。なかなかシャープな写真だと思いませんか???実力は相当なもので、後のハーフブームの隆盛が既に約束されているかのようですね。

エマーシーの白黒カバーは格好いい!

2010-03-05 23:44:36 | jazz & vocal
Crazy Rhythm/Lionel Hampton
(EmArcy MG36034)


 ジャズのレコードで白黒カバーというと真っ先に頭に浮かんでくるのが、VERVEを後継した格好のバプロ盤じゃないでしょうか。でも映っているジャズメンが老いぼれていてぱっとしないと感じるのは自分だけでしょうか?ベテランたちの円熟味あふれる演奏(悪くいえば老獪な演奏)を新しい録音技術を駆使してクリアなトーンで聴かせるのがこのレーベルの真骨調ですが、古いレーベルではクリフォードブラウンで有名なエマーシーにも白黒アルバムが多いことに気づいておられる方も多いのではと思います。年代的には50年代、パブロで再登場したおじいさんジャズメンもピチピチのナイスガイばかりです。エマーシーのカバーを飾ったモノクロ写真はとても力強いのとは対称的に、太ったじいさん、脂ぎったおばあさん歌手の大写しに白の筆記体ばかりを使ったパブロの諸作とは雲泥の差です。本日はこんなエマーシーモノクロカバーの一枚。ヴァイブのハンプのCRAZY RHYTHMをアップいたします。

 55年3月18日のフランス/パリの録音であり、ひょっとしたらオリジナルは仏盤であるかもしれないですが、ヨーロッパジャズには疎くてわかりません。ご存知の方がいればご教示ください。メンバーはアメリカンとヨーロッパ人の混成バンドです。Lionel Hampton(vib), Sacha Distel(g), Rene Urtreger(p), MacKac(ds), Guy Pederson(b), Maurice Meunier(cl, ts), Bernard Hullin(tp), Dave Amram(frh), アメリカンのNat Adderley, Benny Bailey(tp)というメンバーです。演奏曲も4曲で、A面が"Crazy Rhythm"と"Night And Day"のスタンダード、B面がRed Ribbon"と"A La French"のオリジナルという構成です。A面の2曲が聴き物で、駄作の少ないハンプらしくスウィンギーでよく乗ったソロを聴かせてくれます。またNatとHullinのしなやかなラッパがいいですね。



 裏カバーも例によって紺色の文字、ブルー系のモノクロ写真で凝った作りです。ジョン・ルイスのアトランティック盤などでの共演で知られるディスティルがほれぼれするようないい男であることがわかりますよね。

 所有盤はエマーシーのドラマーラベルのオリジナルでしょうか?もちろんモノラルです。同じ白黒カバーでも、パブロでは勝負にならない格好良さが光りますよね!


ブラッディマリーのブルース

2010-03-04 07:02:50 | jazz & vocal
Juanita Hall-The Original Bloody Mary-Sings The Blues
(Counterpoint CPST-556)

 今日は久々にダウンホームなブルースアルバムを紹介しましょう。ミュージカルで有名な”南太平洋”のBloodty Mary役として知られるJuanita Hallのアルバムです。Bessie Smithの流れを汲むブルースシンガーとして彼女の名前を一躍有名にした一枚と言っても過言ではないでしょう。

 心臓の鼓動のようなビート感はブルース独特のものですが、これに乗ったJUANITAのボーカルは泥臭いブルースは敬遠しているようなジャズファンにも結構楽しめる内容であろうと思います。Juanitaのボーカルはアーシーになりすぎず、艶のある声でソウルフルに聞かせてくれます。サイドメンはClaude Hopkins Allstarsとクレジットされるセクステットで、Claude Hopkins(p, arr), Coleman Hawkins(ts), Buster Bailey(cl), Doc Cheatham(tp) Jimmy Crawford(ds), George Duvivier(b)と名手揃いです。ホーキンスのサックスは言うに及ばず、こういったブルースにいい味を加えているのがベイリーのクラリネットです。馴染みのないBluesナンバーが多い選曲ですが、良く知られたA-3"After You've Gone"や”Baby Won't You Please Come Home"のダウンホームな味わいは必ず楽しめるのではと思います。

 所有盤はCounter Pointのステレオ、オリジナル盤と思います。ジャズ批評の名著“女性シンガー第百科”にも記載された好盤ですね。

一応、我が家のひな祭りです。

2010-03-04 06:43:38 | Weblog
 我が家の末っ子は二人のアニキと一緒に育った女の子でまるで男の子のような振る舞いでどうなる事かと常々思っています。女房は毎年のように2月の末からひな壇を出して飾っていますが、この時ぐらい写真をとらないとと思い撮影してみました。いつまで飾るのかわかりませんが、先日は実家からやってきた猫ビビの良い隠れ家になってましたね。まあ、3月の重大イベントですから、アップだけはやっとかないと・・・ということで。

KAZUさん、今年も期待してま~す!

2010-03-03 00:37:22 | Volkswagen
 あと2ヶ月ですね。昨年、四万十のVWエンスー、KAZUさんが仕掛けた「よってこい四万十/VW MEETING」の第2回が今年もGWに開催されることになりました。5月1日キャンプ、2日イベントという足掛け2日間、ゆっくりと四万十キャンプと空冷イベントを満喫できる至福のひとときです。本日、カズさんのブログにもMADさんが作成したというイベントロゴが発表になりました。昨年、1000円高速効果で大渋滞になった高知道ですが、今年は1000円効果に加え福山龍馬の人気でたくさんのツーリストが土佐の地を踏むことになると思います。余裕をもって四万十入りするにはキャンプがベストだと思います。AIR COOLED VWのオーナーの皆さん、四万十の星空のもと鯉のぼり公園で交友を深めましょう!!!