67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

オリンパスブルーじゃないけど・・・

2010-05-17 23:58:04 | フォトライフ


 梅雨入り前の青空って良いですね。ゴールデンウィークが晴天に恵まれ、高知では連休中に雨が降らなかったのは36年ぶりとか言ってましたね。この土日も良く晴れましたね。銀塩カメラで青空を撮影するとやたら青く写ったりします。画像処理してないですよ!!!こんなに青い空の日もあるんですね。オリンパスブルーという言葉がありますが、これってオリンパスのカメラでは青空が鮮やかに写るってことでしょうか?残念ながら画像はリコーのオートハーフの画像です。あんなにチッコイのに実力は相当なものです。オリンパスペンと人気を二分したオートハーフ、シャッターを切ったあとにゼンマイが戻って行く時の作動音がまたいいですね。明日からはまた曇天~雨模様ということです。梅雨入り前の今の時期、ほんとに気持ちがいいですね。

自家現像の洗礼!

2010-05-16 09:32:38 | フォトライフ
 銀塩カメラは昔から自分にとってはそびえ立つ高い岩壁のようなソンザイでした。デジカメだけ触っていればこんなに深みにはまる事はなかったはずですが、露出、被写界深度、構図などという必須の項目が以前の自分から言うと少しは知識が増えたことからちょっと面白さがわかりだしたのかも知れません。それに加え、完全に67camperの影響と言い切る四万十のKAZUさんが自家現像をはじめたものだから2流オヤジを自称する自分も何とか追従しようと自家現像に足を踏み入れました。

 KAZUさんに本格的なタンク現像の薬品などメールで指南してもらっている一方、ダークレス現像にて開始をしたのです。ご存知の方も多いと思いますが、名前通り「暗闇」不要の現像で、パトローネごと現像液に漬けてしまう簡易現像です。パトローネ内でフィルムを締めたり緩めたりの毛細管現象で現像するヤツです。結果は「うーん、奥が深い!」という感じです。



 パトローネをぶっ壊す所で手間取ったりや毛細管現象が上手く働かなかったのか現像ムラ(白い壁の所!)が出来たり、水洗時にフィルムに傷をつけたりで散々でした。上述のムラムラの写真はフォトショップが治してくれるかも知れませんが、次回はタンク現像で勝負を挑みます。まあ、下画像のようにダークレスでもそこそこに現像できたものもあったのですが・・・。単に画像がビジーでかき消されてるだけでしょうね。



 カラーはコンビ二現像でも4-5日、同時プリントでも750円と納得できるのですがモノクロ現像はコンビニでも1週間以上かかります。ましてやプリントは高いので、どうしてもクリアしなきゃ、モノクロ写真を楽しめないのです。なんで、そんな面倒な事ばかりやっているのか・・・、自分でもいやになります。

幻盤だったセルマ・グレイセンのエマーシー盤

2010-05-15 05:20:51 | jazz & vocal
Thelma Gracen/Thelma Gracen
(Emarcy MG36034, jp.reissue)


 現代のCD時代になってからはどうだかわからないが、1980-90年代の我が国のLP再発の気運というのは恐るべしといった雰囲気であった。昨日アップのブルーノートのマイナー盤の再発などもそうですが、ボーカルものでもとてもお目にかかれないような幻盤(あえて”~の名盤”とはいいませんが・・・。笑)が次々再発され財布が軽くなる日々が続いたのが思い出されます。本日アップのエマーシーのセルマ・グレイセンなども、彼女唯一のアルバムでしょうし、オリジナル盤でさえ見た事・聴いた事がない一枚であった。

 このシカゴ生まれのハスキーボイス、なかなかにジャジーで良いのです。クリス・コナーを彷彿とさせる語り口とスィンギーな乗りは聴くたびに好きになる、まさにそんな一枚ですよね。バッキングメンバーはGeorge Auld(ts), Quen Anderson(tb), Lou Levy(p), Barney Kessel(g), Joe Comfort(b), Sid Balkin(ds)のコンボです。各人にソロスペースが与えられており、オールドの野太いテナーや低音部を生かしたケッセルのギターなど聴き所満載です。選曲がスタンダード中心というのも嬉しいですよね。A面の”四月の想い出”、”NIght And Day", "Tea For Two", "Out Of Nowhere", B面では"Solitude", "Just You, Just Me", "More Than You Know", "Let There Be Love"など「全部出してやれ!」的なこのアルバム一発にかけたエマーシーの姿勢も感じます。

 所有盤はもちろん国内盤再発ですが、55年録音にもかかわらず結構録音がいい。特にオールド、ケッセルの音は生々しくファン必聴の一枚と言えるかも・・・。

ブルーノートのレタリングカバーがカッコいい!

2010-05-14 05:56:59 | jazz & vocal
Sunny Side Up/Lou Donaldson
(Blue Note 4036, jp.reissue)


 ジャズレコードコレクターにとってブルーノートのカバーというのは、特別な魅力をもって受けいられていることと思います。モノトーンのジャズメンの勇姿を捉えたカバーが定番ですが、ジャケに文字だけを効果的に配したカバーのセンスの良さも忘れてはなりません。以前にアップしたジョー・ヘンダーソンの"In'n Out"のレタリングも優れていると思うのですが、マクリーンの2枚なども有名ですよね。本日のアップはこれらと全くひけをとらない本日はこの4000番台のルードナ盤です。

 ルードナと言うと、ブレイキーのバードランドセッションでブラウニーとともにフロントラインを形成したBN生え抜きのアルト奏者です。レーベル全体で見ても後に快作を連発するジャッキー・マクリーンとともにレーベルを代表するアルト奏者ですよね。本作は12インチ時代となってからは第7作目で、知名度は低いですがなかなか好ましい仕上がりだと思います。メンバーはBill Hardman(tp), Lou Donaldson(as), Horace Parlan(p), Sam Jones, Laymon Jackson(b), Al Harewood(ds)のクインンテットです。得意のブルースはもとより、A-2の"The Man I Love", A-3の"Politely", A-4の"It's You Or No One"そしてB面ラストに人気曲"Softly As In A Morning Sunrise"がセレクトされています。ストレートアヘッドなルードナ、「朝日」で渋いミュートを披露するハードマンのトランペット、独特な味わいの盟友パーランと聴き所も多く、ジャケの秀逸さと合わせてもう少し話題になっても良いアルバムだと思うのですが・・・。

 所有盤は83年キングが1800円でまとめてリリースした再発盤の一枚です。廉価盤なのに良い作りで、当時のキングの再発、嬉しかったですよねぇ!

電子シャッターを搭載したペンタックスSシリーズ

2010-05-13 02:30:22 | フォトライフ


 デジタル一眼レフは高性能ですが、銀塩カメラのソフトな描写に魅せられっぱなしの管理人です。昨今の銀塩カメラの市場は一部の人気機種を除けば、そんな値段でいいの?って思われるような価格で入手できます。オーバーホールするならマシな個体を入手した方が遥かに安上がりなそんな市場なんです。60年代のアサヒペンタックスの機械式カメラの最大のヒットは「spotmatc」と左肩の刻印された普及版SPでしょうが、時代の変遷とともにSMCタクマーレンズを搭載し開放測光、電子シャッターと新たな機構を次々と組み入れて発展して行きます。こんな進化を簡単に体験できる市場となっている現代は、機械式カメラを知るには格好の時代なのかも知れません。

 本日のアップは電子シャッターを組み込んだSシリーズ, ES(electro spotmatic)です。機構が複雑になりSPに比べ背が高くなり大きくなりますが、セルフタイマーは省略されています。開発途上の機種で不満もありますがAE回路が働いてれば、簡単に絞り優先の撮影が簡単にできる一眼レフとして当時は画期的だったはずです。この個体もやや測光回路の働きが気まぐれな印象がありますが、絞り優先の撮影がオートで出来てしまい結構重宝します。



 たまたま取説もあったのですが、機能をフルに使うためには助かります。この機種も電池の問題があって現在は代用の4LR44を使わなければなりません。この金属性ブラックボディの質感がたまりません。もちろん作動しなければタダのゴミになりますからオートの機能が残っているのが大前提ですけどね・・・

この「You’d Be So Nice」も好きなんですよ!

2010-05-12 03:42:11 | jazz & vocal
Lonesome Gal/Lurlean Hunter
(RCA LPM-1151)


「You’d Be So Nice」という曲は、コール・ポーター作の名曲ですが、ジャズ界においてはボーカルではヘレン・メリルのヴァージョンが、インストものでは白人アルトの雄、アート・ペッパーのバージョンが余りにも有名で、ひょっとしたらモダンジャズのスタンダードの中でも屈指の有名曲なのかも知れません。もちろん、他のプレイヤーの演奏、歌唱のバージョンが存在するのですが、ほとんどかえり見られる事がないのかも知れません。本日は、個人的に愛聴しているこの曲を収録した黒人女性ボーカル、Lurlean HunterのRCA盤をアップいたします。

 この盤は、自分の記憶にまちがいなければ彼女のデビュー盤でしょうか?人気盤のアトランティック盤VIK盤の陰に隠れがちですが、Al Nevinsのオケをバックにスタンダードを中心に収録したなかなかの好アルバムに仕上がっています。一部批評家からは「黒人四畳半小唄系」という訳の分からない枕詞を頂戴していますが、あまり黒人のアーシーさを追求しない、サラッとした語り口が特徴かと思います。サイドAではタイトル曲の"Lonesome Gal"を冒頭に配して、"It's You Or No One", "You Don't Know What Love Is", "You Make Me Feel So Young"等、渋み溢れる選曲に惹かれます。問題の”You’d Be So Nice"は"It Never Entered My Mind"に続いてB面2曲目に配されています。ギターのオブリを相手に進んで行くこのバージョンの説得力もなかなかのもので端正なLurleanの歌唱をじっくり楽しめますよね。また、儲け物の好バージョンと思うのがB-5の"But Not For Me"です。ヴァースから入るこの歌唱もデビュー盤とは思えない歌唱で、シカゴのクラブシーンで鍛えられたHunterの実力を如実に示した快唱と言えますね。

 所有盤はRCAのモノラルオリジナルです。カバーにプライスタグによるTearが見られますがコーティングが効いたフロントカバー、色刷りのバックカバー等豪華な仕様です。この"You’d Be So Nice"、ぜひ効いて欲しいなぁ・・・。

新緑が美しい!

2010-05-11 00:09:18 | 輸入住宅


 5月に入って、かなり暖かくなって来ました。5/2以降は25℃を越える日もチラホラで連休が終ればもう初夏ですね。沖縄地方はもう梅雨入りのようですし・・・。拙宅は我が街の中でもかなり山の近くにあるのですが、周囲の緑がどんどん濃くなって行くこの時期はサイディングの輸入住宅が最も美しく見える時期なのかも知れません。庭木もどんどん新芽が芽吹いてくるし、ひと雨ごとに庭の雑草が背丈を延ばしてきます。ああ、また草引きをやらないといけません!雑草が深いと庭で遊べないし、蛇がでて来そうで恐ろしいです。山が近いのは良いですが、こんな悩みもあるんですよ。



 今回は新緑に彩られた我が家のアップです。もちろん、撮影は個人的ブームの銀塩です。ブラックボディのPentax SPに55mmF1.8の標準レンズを付けての撮影です。新緑と家のコントラストも良いですが、生活感溢れる屋内の白熱灯のオレンジが加わるといい雰囲気です。梅雨までの短期間、我が家が一番美しく見える時期ですね。

ルーレットのボーカルも良いものがありますよね!

2010-05-10 03:56:58 | jazz & vocal
Italia/Pier Angeli
(Roultte R25051)


 ルーレットのマルチカラーのバーがクロスする白地のセンターレーベルが好きでたまりません。すっきりしてて色彩的にも美しいし、何となく五輪のマークをイメージしてしまいます。ルーレットと言えば何と言ってもインストのベイシー、ボーカルではサラが有名ですよね。本日はこのルーレットのボーカルから行ってみましょう。先日、ピア・アンジェリのイタリアがブログ仲間のazuminoさんからアップされました。ついつい触発され自分もこのアルバムをアップしたくなってしまいました。詳しい所は、azuminoさんのログが良いですが、たまたまオリジナル盤を所有していましたのでアップさせてください。

 タイトル、名前からして彼女がイタリア人であることは衆知でしょうが、アクトレスとして名を馳せた方ですね。あのジェームス・ディーンと浮き名を流した事もあるしシンガーのヴィック・ダモンと結婚されていた事もあるそうですね。まあ、こういったキャリアの女優さんの唄として耳を傾けると、また違った味わいを感じるかも知れませんね。イタリア語と、アコーディオンだろうとおもう(?)独特の伴奏はイタリアに行った事がない自分にぼんやりとその土地の音を届けてくれているようでイメージが膨らみます。サイドA冒頭の"VOLARE"が最高です。聞き覚えのあるメロディは言葉の意味がわからないので必須です。

 女優さんであるので、ジャケ写はそうとうにこだわったアップ像です。このカバー、そしてルーレットのセンターラベル、コスメティックにはこのうえない美しさですね。

アモンズ/ニューマンの激突も聴き応え充分だ!

2010-05-09 05:46:32 | jazz & vocal
Twisting With Jug/Gene Ammons
(Prestige 7238)


 Prestigeは7000番台に歴史に残る多くの名盤を輩出しましたが7100~は積極的にオルガンを登用しアーシーな味を強めて行きます。ブルーノートも同じような展開をみせますが、オルガンはジミー・スミスが牽引車になっているのはご存知のとおり!一方、Prestigeではいろんなオルガン奏者を録音して行きますが、BNにおけるスミスまではいかないとしても中心的存在となったのはジャック・マクダフであったと言っても過言ではないでしょう!本日はこのマクダフのオルガンをバックにして、"JUG"の愛称で知られるジーン・アモンズとベイシーバンドのトランペットセクションの雄ジョーニューマンとの競演盤をアップしたいと思います。

 メンバーはGene Ammons(ts), Joe Newman(tp), Jack McDuff(org), Wendell Marshall(b), Walter Perlkins(ds), Ray Barretto(conga)のセクステットです。逞しいトーンのアモンズと中間派ニューマンのいぶし銀のラッパが絶妙のブレンドを示します。個人的には、通常ベースを登用しないオルガン入りのコンボに抜擢されたマーシャルのベースが注目です。とくに硬めの高音部を駆使したウォーキングがクッキリしていて好印象です。A-1のタイトル曲"Twisting With Jug"やB-1nの“Morten Swing"でのタイトなマーシャルが抜群です。バラードのA-2の"Born to Be Blue"でのアモンズの歌心にも注目ですし、A-3“サテンドール”のようなミディアムテンポはニューマンにはもってこいですね。B面はブルース中心でこういったアーシーな味わいはアモンズの最も得意とする所でしょう。AB通してたのしい一枚ですね。

 所有盤はBrgenfield NJのモノラルオリジナルです。61年録音でRVGのビビッドな音作りはうちのシステムでもバカ鳴りに聞こえて満足できますね。

円熟味を味わうスウィーツのラッパ

2010-05-08 05:54:22 | jazz & vocal
Sweetenings/Harry "Sweets" Edison
(Roulette R52023)


 ベイシーバンド出身者をBasie-itesという表現がされる事がありますがトランペットセクションではジョー・ニューマン、サド・ジョーンズと並び称される名手が"Sweets"ことハリー・エジソンではないでしょうか。VERVEをはじめパシフィックやベツレヘムのアルバムが良く知られていますが、後期のルーレットの録音もメディアムバウンスの曲が多く彼の魅力を味わうには格好の素材です。本日は知名度は低いですが”Sweetenings"と題されたエジソンのルーレット盤をアップいたします。

 メンバーが渋すぎる!Harry Edison(tp), Jimmy Forrest(ts), Jimmy Jones(p), Joe Benjamin/John Simmons(b), Charlie Persip(ds)の五重奏団です。ここでのエジソンは決してハードヒットする訳ではなくミディアムバウンスの曲を中心に円熟味溢れるトランペットを聴かせてくれます。A-1のブルース"Centerpiece"から中音を生かしたコントロールされたサウンドに納得するはずです。"Willow~"を引用しながら構成するアドリブも見事です。モーガンの名演で知られる"Candy"も溌剌さでは百歩譲かもしれないですが味わいは相当なものです。ベイシー由来の"Jive At Five"も聞き逃せませんね。B面の"If I Had You"のミュートで奏でるバラードが良いですね。アーシーなフォーレストや歌伴でも趣味の良いバッキングで知られるジョーンズのピアノもいい味をだしています。

 所有盤はピンク/オレンジのラベルの恐らく再発ルーレットのモノ盤ですが、無名ながら名手のスウィンギーな演奏は肩が凝らずリラックスするには格好の愛聴盤なのです。