心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

バトン

2014-08-06 | つれづれ

今日関東は今夏一番の猛暑、広島は雨の中、
当時14才で被爆した父にとっても、69回目の原爆記念式典。

時間と時代の中で変わりゆく人の心の、無常、無情。


この前、4才の子どもがいる30代の知人と、集団的自衛権の話になり。
彼曰く、攻められて領土を取られてからでは遅いから、賛成だと。

もし自分の息子が戦争に行くことになったとしたら?と聞いたら、
国が決めたことだったら仕方がない、と。

子煩悩の彼からのあまりにも意外な返事に、愕然としてしまい。
そっか・・彼の父親世代も戦争をしらない世代なんだなぁ・・と。

本当の恐怖や絶望、悲しみは、体験してみないとわからないとよく人は言うけれど。
確かに確かにそう思うのだけれど。

少なくとも、今は心とちょっと手を動かせば、多くの情報や知識を得ることができる時代。
となると、足りないものは「想像力」なのかも、とふと。

広島市長の平和宣言は、原爆や戦争を体験していない人の心にも
届くものであってほしいと願うばかり。

私も小学2年まで在籍していた広島市内千田小学校の、一人の女の子が
「この事実を、次の世代にバトンを渡していくことが大事」と。

遠い国の話ではなく、同じ日本の話なのだということを、今、ここから。

  広島・長崎の記憶

  広島市HP
コメント (2)
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