今日は予定通り、旧知の門下生7名で師のお宅に伺いました。
亡くなるほんの数週間前まで、全紙に向かわれていたと。
ここに書かれるはずだった文字は「極」。
書く前にその意味に深く思いを馳せ、気持ちを集中されておられたそうです。
けれど、書かれることのないまま、
師の生き様が、懐かしいお稽古部屋に残されていました。
91歳。
最期まで書きたいという衝動に駆られ、書に人生の全てを注いでこられた姿に
言葉で尽くせないほどの敬意と感謝の思いで、胸が熱くなりました。
また、今日久しぶりに仲間に会えて、師の情熱に心動かされ
共に奮起、切磋琢磨し、書に夢中だった頃を思い出すことができました。
そして、お互いどこにいようとも、それぞれが「今」を大事にしたいね、と。
そして、師に頂いたご縁を、これからもどうぞよろしく、と。
亡くなる数週間前まで、筆を持たれていたと伺い、師の生き様に胸が熱くなります。
私は落第生でしたが、これからも師の後を歩いていけたらと思っております。
奎星会の夏期研修会には参加されていませんでしたので・・・
縁の深い門下生の皆様の心情を思うと言葉もありません・・・
一つの時代が終わったような・・・淋しい気持ちです。