従うとは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　道法自然　(半紙）


「道法自然」自然のままに。

老子「道徳経」第25章にあることば。
人は地に法（のっと）り、地は天に法り、天は道に法り、「道は自然に法る」。

書を始めた頃から好きなことばのひとつ。
このブログでも探したら、2007年のここにも 。

改めて読むと、なんだか今の自分に、勇気をくれる。
いいこと言うじゃん、って我ながら。

言葉や記憶の構築ができなくなった母だけど、実は全部お見通しなのでは
と思うことがある。

子どもの頃は、パパっ子で反抗期らしきものもなかった私だけど
この年になってから、ん？それって違うでしょって、よく父とぶつかったりして。

母に、
お父さんとまた、バチバチやっちゃった。
でもね、一人になるとちょっと言い過ぎたかなって、苦しくなるの。
どうしたらいいと思う？

って、聞いたら、

思いを言葉にすればいいのよ。
そしてそれを書けばいいの。

はっとして、

あれ？だからお母さんは毎日書いていたの？

そう聞くと、ふふっと笑みを浮かべたような　

改めて思う。

「人は地に、地は天に、天は道に、そして道は自然に従う」

「従う」とは、「従順」という他力な意味ではなくて、
それぞれに生命力を携えて、しゃんと前を向いて歩いて行くことなのかな。

母に感謝。父にも感謝　


さて、今日の1曲は　Björk - Unravel