中国の鉄道事故を巡って、まったく正反対の記事をみつけました。
まず、日経は、「中国『新幹線』空席8~9割 急速に鉄道離れ」と題して、
29日午後の上海虹橋駅。6月末に開業したばかりの北京までを結ぶ最新型の高速鉄道「中国版新幹線」の乗客はまばらだった。北京まで途中2駅に停車する列車と、途中6駅に停車する列車の2便の30日から1週間の予約状況は空席率が8~9割にのぼり、開業直後の熱狂は薄れた。
と報じています(2011/7/29 23:09)。
そりゃそうだろうな、と思っていたら、朝日が「中国高速鉄道、ほぼ満席 乗客『一度起きたら再発ない』」と題する記事で、
中国・温州の高速鉄道事故から1週間が経った30日、事故現場を挟む永嘉―温州南間(約20キロ)の高速鉄道の「和諧号」に記者が乗った。原因究明を待たず運行再開したことに批判が出たが、この日の客席はほぼ満席。安全優先を訴える切実な声がある一方で、「高速」を求める人々は絶えない。
と、日経とは正反対の内容を伝えています(2011年7月30日22時8分)。
いったいどっちが事実なんだろうか
まぁ、普通に考えれば、中国人民よりも中国政府を大事にすることが社是のような朝日の分が悪いでしょ。
【追記】いつの間にやら、朝日の記事のタイトルが「中国高速鉄道、ほぼ満席 絶えぬ『速さ』求める人たち」に変わっていました。「乗客『一度起きたら再発ない』」では中国人民をバカにしているととられるかもしれないと思ったのでしょうか?(2011/07/31 05:50)
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