一昨日(4月4日)のブログ「法隆寺からMISIAへと話は展開する」に、たらさんがコメントを書いてくださいました。
>MCでした話の元ネタは、「宇宙樹」という本だったと思います。
さっそくネットで「宇宙樹」を検索したところ、どうやら、この本らしい…。
![]() |
宇宙樹 価格:¥ 2,520(税込) 発売日:2004-06 |
でもお金を出して買うには、確信がないし、しかも、結構な値段
だし、本屋で立ち読みしてみようと思い立ちました
。
そして、今日の帰宅時、「丸善 丸の内本店」に寄ってきました。
とりあえず、「人文」のフロアで、ざっと陳列棚を眺めましたが、見つかりません。
そこで、大規模書店でちょくちょく見かける「検索端末」で調べてみることにしました。
「書名」に「うちゆうじゆ」と入力して、検索 ホンの数秒で結果が出ました。似たタイトルの本が数冊示された中に、竹村真一さんの「宇宙樹」もあります
続けて、画面にタッチすると、陳列棚の位置まで教えてくれるんですねぇ。さすがに、端末の置かれた向きと画面表示の向きが一致していなくて(東を向いて普通の地図を見る感じ)、ちょっと判りづらかったのは要改善点かもしれませんが、棚番号も表示されているので、それを頼りに探すと…、ありました~、「宇宙樹」が
立ち読みした結果は、たらさんへのレスをご覧くださいませ。
私、以前は、買いたい本があった場合はもちろん、とりたてて買いたい本が無くても本屋さんに出かけるのが大好きでした。ところが、ネットで簡単に買いたい本を探して注文できたり、amazonなんぞは「おすすめ」を教えてくれるものですから、もっぱらネットで本を買うようになり、本屋さんに足を運ぶ機会がずいぶんと減ってしまいました。
でも、ネットだけに頼っていると、その時点の自分の関心や、過去にネット書店で購入した本の延長から抜け出すことができなくて、「新しい発見」がほとんど無くなってしまうんですよね。
あまりにも巨大な書店(例えば八重洲ブックセンター本店や三省堂書店神保町本店)だと、どこから手をつけたらよいのか呆然自失してしまうのですが、中規模以下の個性豊かな本屋さんに行くと、まさしく萌え~
です。あ、これ、おもしろそう
とか、へぇ~、こんな本があるんだ
とかね。
そんな理由で、大のお気に入りだったのは、2003年4月に閉店してしまった銀座の近藤書店、虎ノ門の建て替え前の霞山ビル1階にあった書原・霞ヶ関店(引っ越し後には行く機会がありません)でした。
特に近藤書店は、個人的に「衝動買いの近藤書店」と名付けて敬愛していました。仕事で忙しい時や、読み始めたばかりの本がある時には、近藤書店には、敢えて行かないようにしておりました。平積みの本はもちろん、陳列棚を眺めていると、2~3冊は買いたくなる本が目に止まるのですよ。まさしく私の感覚にぴったりの本屋さんでした。
ですから、読売新聞のWEBで、「近藤書店閉店」のニュースを見た時はショックでした(この時の読売新聞のWeb記事は私のPCのHDDに保存してあります)。
あ~、「知は力なり」の緑のカバーが懐かしい。カバーに切れ込みを入れて、表紙に折り込んでくれる店員さんの手際が懐かしい。
この写真は、左が文庫&新書用、右がその他サイズ用のカバーです。涙
です。
「カバーに切れ込みを入れて、表紙に折り込んでくれる」といえば、下北沢の北野書店の店員さんは神業だったっけなぁ~(北野書店も無くなってしまったらしい)
あ、そうそう、「お気に入り」「下北沢」といえば、下北沢の古本屋さん白樺書院の品揃えもお気に入りです。
街の本屋さんは、コンビニやネット書店の台頭で、かなり厳しい状況のようですが、無くなってしまったら困ります。私も心を入れ替えようかな…。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます