新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

同じ人の肖像?

2013-03-05 22:45:43 | 美術館・博物館・アート

先日、東京国立博物館(東博)で拝見した肖像画(模本)ですが、どなたの肖像画かお判りでしょうか?

130305_1_01_2 なんか情けない表情をしていらっしゃいます。
同一人物を描いたこちらはどうでしょうか?

130305_1_02_2 束帯姿で、威厳を満ちていらっしゃいますなぁ。
面長の顔つきは最初の肖像画と共通しています。
この2枚でどなたの肖像画か判る人はかなりの歴史通かもしれません。
一方、同一人物を描いたこちらを見たら、誰なのか判るでしょう

130305_1_03 これでも判らない方、ちゃんと日本史を勉強しましたか?
御存知、織田信長公です。
この3枚の肖像画は、上から順番に、

森田亀太郎
 原本:安土桃山時代・16世紀、
 京都・大雲院所蔵

蜷川式胤
 原本:安土桃山時代
・16世紀
 京都・
大雲院所蔵
森田亀太郎模
 原本:狩野元秀筆、
 安土桃山時代・天正11年(1598)
 愛知・長興寺所蔵

だそうです。
織田信長本能寺の変で亡くなったのは天正10年ですから、一番おなじみの狩野元秀の肖像画は死没後に描かれたわけで、本当にこのようなお顔だったのかどうかよく判りません。

ちなみに織田信長、亡くなった時の歳は満48歳
いろんな意味で「う~む…です。

   

東博では「信長・秀吉・家康の等身大の姿を示す歴史的資料です(担当研究員)」という特集陳列「天下人の実像」が開催中です(4月7日まで)。

この展示では、「信長・秀吉・家康」の肖像画だけでなく直筆の書状も観ることができました。

こちらは、徳川家康最晩年の「消息(手紙)」

130305_1_04

孫娘・千姫の侍女に宛てたもので、「大坂夏の陣後の孫娘の傷心を気遣うもの」だそうですが、まったく読めません…

読めないといえば、こちらの信長が自分の右筆に宛てた手紙もまた、、、

130305_1_05

読めませぬ…
読めないのですけれど、歴史上の人物が、本当にかつて生きていて、この文字を残した事実が重い…

そうそう、初めてで観ました、これ

130305_1_06

「天下布武」の印影
信長朱印状に捺されているものです。

130305_1_07

   

失礼なことに、こちら豊臣秀吉の肖像画を観て、「ホントのひひじじいだぁ~と喜んでいる若い女性がいらっしゃいました。

130305_1_08

いくらなんでもねぇ…

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