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小心者の旅行遍歴
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須賀敦子展(@神奈川近代文学館)

2014-10-18 18:07:22 | 
トリエステを出る前に、神奈川近代文学館で開催中の須賀敦子展に行ってきた
のでそれについて。
根岸線の某所に仕事で行った帰り、打ち合わせが長引いたということにして
石川町駅で途中下車。

日本を出るとあちこち興味を持って歩き回るのに、国内はほとんど出歩かず
会社と自宅の間以外はほとんど行かないという身だから、今回は珍しい。
とはいえ今回も仕事の途中だから似たようなものか。

石川町駅を降りたあとは印刷したGoogleMapに従って神奈川近代文学館なる
ところに向かった。港の見える丘公園の手前を右折、ここから坂道。

ここを左折ですか。










入場料は600円。お客の層はやはり平日のこの時間帯とあってか、女性
ファンが多いせいかおばさまが多かった。港の見える丘公園に来たついでに
来たカップル(推定)も少々。仕事中に来たと思われるのは自分を除いては
皆無。まぁそうでしょうね。

中は写真禁止。

展示は須賀さんの幼少の頃からの写真や育った町の紹介から始まって
ヨーロッパに留学後の話、コルシア書店やペッピーノにまつわる話を
著書から引用したり写真を交えたりして伝えてくれている。

手紙も多数展示されていた。ヨーロッパから家族に宛てたものや
最後の入院中に仕事関係者に書かれたものなどなど。

もちろん、ウンベルト・サバ書店の写真もあった。このときちょうど
隣にいたお姉さんに「先月、ここ行ってきたんですよ」と言いたかったが、
ここは自重。

お父さんがモダンな方で、仕事でシベリア鉄道での渡欧経験もあったり
したのが彼女に大きな影響を与えたことが伺えた。

600円は安かった。残念なのはおばさまたちが騒がしかったことくらいだ。

最後に須賀敦子全集(全8巻)の第1巻を買ってしまった。
トリエステの坂道からアツキストへの道が始まったのか?

近くに閲覧室というのがあり、ここには須賀さんの著書や死後に特集された
雑誌(ウンベルト・サバ書店で見せてもらった)などが置かれていた。
”会議ももう長引かせすぎた”ので、今日は見ただけ、11月後半まで
やっているので、もう一度会議を長引かせてじっくり読むことにしよう。
そうとう紛糾した会議にする必要がある。










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