[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
東京新聞のコラム【筆洗】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019102802000113.html)。
《ピュリツァーの名言がある。…「正確さ、正確さ、正確さ!」▼この人には新聞がどうしても「フェイク、フェイク、フェイク!」と見えるらしい。おそらくそうではなく、自分にとって不都合な報道をそう強調することで消し去りたいのかもしれぬ。トランプ米大統領が自分に批判的なニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストのホワイトハウスでの定期購読を打ち切るという▼連邦政府のすべての機関での購読をやめさせる方向というから異常である》。
『●「ゲスの極みの会話」…「安倍がトランプの心を掴んだ理由…
「俺は朝日新聞に勝った」「俺もNYT…」」』
「リテラの編集部の記事【「私は朝日に勝った」「俺もNYタイムスに
勝った」、安倍とトランプが“批判報道潰し”でグロテスクな意気投合】」
『●「これは相当に見つけにくかろう」…というか、真に
《不存在》な無い物(国民の信用)は見つけようがない』
『●『ペンタゴン・ペーパーズ』: 「報道の自由を守るには
報道しかない」、でも、沖縄密約と西山太吉記者…』
『●「「もりかけ」疑惑が晴れてもいないのに安倍晋三は
3選の勢い…公文書改ざんやメモの発見は何だった」?』
『●『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)
読了…《政権をチェックしようという意識が…》』
《映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」…は空前の
ヒット作となり、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストの
販売部数は過去最高の売れ行きだという》
《トランプ米大統領が自分に批判的なニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストのホワイトハウスでの定期購読を打ち切るという▼連邦政府のすべての機関での購読をやめさせる方向》…なんて、異常過ぎるでしょ? アベ様「私は朝日に勝った」に対して、トランプ氏「俺もNYタイムスに勝った」…あの醜悪さ、再び。各新聞社は、見過ごしていいの?
ビデオニュース・ドットコムの記事【アメリカのメディアはいかにトランプと戦ってきたか 津山恵子氏(在米ジャーナリスト)、前嶋和弘氏(上智大学総合グローバル学部教授)/マル激トーク・オン・ディマンド 第968回(2019年10月26日)】(http://www.videonews.com/marugeki-talk/968/)によると、《とにかくこんな政権は誰もみたことがない。これまでの常識でいけば、政権が5回や10回は飛んでも不思議ではないと言っても過言ではないほど、トランプ政権は数々のスキャンダルや不祥事に塗れながら、これまでこれを難なく乗り切ってきた。…アメリカのメディアも最後の一線ではジャーナリズムの原則は失っていないと指摘する。翻って日本では…。しかし、本当に分断されているのは、どっちなのだろうか。参入障壁が低いため多くのメディアが市場で群雄割拠することになった結果、そこにつけ込んだ政権がメディアの分断に成功している現在のアメリカと、メディアが丸ごと権力に取り込まれているが故に、対立が表面化しない日本とでは、どっちがまともなのだろうか》。
それにしても、アベ様による《メディアコントロール》なニッポン…。
『●記者イジメ…最低の官房長官が《民主主義を守るために努力》
《国民へ情報を知らせる義務》を果たしてる?』
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、報道が発達し、
憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
《新聞労連・南彰委員長…トランプ政権がCNN記者の記者証を
取り上げた際、政権寄りのFOXも異議を唱えました。
新聞労連ではこのとき、ホワイトハウス記者協会と連帯する
という声明を出し、〈ホワイトハウスでの出来事は、日本で働く
私たちにとっても他人事ではありません〉と書いたんです。
対岸の火事じゃない、いま官邸で起きていることも同じだ、と。
NHKをはじめ、日本のメディアはトランプ政権のそうした問題を
面白がって報じるけれど、そんな場合じゃないですよ、と。でも、
そうした危機感も広がらず、ズルズルときてしまった。それが
いまの現状であり、将来世代がまともに取材できる環境に変えて
いくための最後のチャンスなんだと思っています》
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは質問に
答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
『●《『新聞記者』原作者の視点で報道現場を描く
森達也監督作『i -新聞記者ドキュメント-』》が11月に公開』
『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)』
『●《オーストラリア各紙は黒塗り紙面で「政府があなたから
真実を遠ざけるとき、何を隠しているのか?」と読者に問い掛けた》』
「《日本でも権力の暴走が起きた場合、報道機関は連帯できるだろうか》?
《報道機関がなすべき方向性》に進むだろうか? いや、ニッポンでは、
むしろ積極的に《メディアコントロール》されたがる…。そもそも、
コラムも云う《民主主義社会》なのかな、ニッポンは。
《知る権利》なんて、情報隠蔽国家ニッポンにあるのだろうか?
《日本でも権力の暴走が起きた場合》…というか、もうすでに
アベ様ら自公政権や与党自公、癒着党お維が《暴走》して
一体何年たっているでしょうか?」
『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2019102802000113.html】
【コラム】
筆洗
2019年10月28日
十九世紀の米国新聞人でジャーナリストのジョゼフ・ピュリツァーの名言があるがある。新聞の記事、見出し、社説に必要な要素を挙げている▼まず「分かりやすさ」。当然だろう。そして「ユーモア」「風刺」「独創性」「文章力」などを指摘し、最後にこう結んでいる。「正確さ、正確さ、正確さ!」▼この人には新聞がどうしても「フェイク、フェイク、フェイク!」と見えるらしい。おそらくそうではなく、自分にとって不都合な報道をそう強調することで消し去りたいのかもしれぬ。トランプ米大統領が自分に批判的なニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストのホワイトハウスでの定期購読を打ち切るという▼連邦政府のすべての機関での購読をやめさせる方向というから異常である。他の新聞については購読を継続するというから両紙に対する言論弾圧と言われても当然である▼どんな新聞も世の中や国民の考えを映す鏡なのだろう。無論、新聞によって映り方はさまざまである。トルーマン大統領は「一紙だけで事実を判断してはならない」と各紙に目を通していたと聞くが、トランプ大統領は映っているのはまぎれもない自分なのに、映り方が気に入らぬと特定の鏡を選んで割ってしまいたいらしい▼定期購読をやめても鏡は消えない。むしろ、危険なやり方によって、米国という鏡にその姿はより醜悪に映るだろう。
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