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●《菅義偉官房長官…「報告書に事実が書かれ、検察の捜査も行われ結論が出ている」と訴えを一蹴…雅子さんや遺族、そして世論は納得》?

2020年07月18日 00時00分50秒 | Weblog

[※ 【赤木俊夫さんの妻の自筆メモ】(東京新聞 2020年3月24日)↑]



NHKの記事【森友学園めぐる裁判 自殺した職員の妻 法廷での意見陳述 全文】(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012516951000.html)。
リテラの記事【赤木さんの妻が裁判で「安倍首相は逃げている」と陳述! 直前には真相解明の覚悟を小川彩佳に…「刺せるもんなら刺してみろ、と」】(https://lite-ra.com/2020/07/post-5523.html)。
今西憲之さんによる、週刊朝日の記事【「安倍昭恵さんから『線香あげたい』とLINEが…」 森友事件で自殺した赤木俊夫さんの妻が会見】(https://dot.asahi.com/wa/2020071500079.html)。
東京新聞の記事【「首相は夫を切り捨てた」 森友自殺訴訟で妻陳述 望月衣塑子記者の眼】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/42837)。

 《亡くなった赤木俊夫さんの妻で原告の雅子さんが15日、法廷で述べた意見の全文です。…私の夫、赤木俊夫は決裁文書を改ざんしたことを悔やみ、自ら人生の終止符を打ちました。2018年3月7日のことです》。
 《雅子さんは法廷で自ら陳述書を読み上げたが、その内容は俊夫さんの無念を晴らしたい真相を解明したいという覚悟がひしひしと伝わってくる迫真に満ちたものだった》。
 《「なぜ夫が死ななければならなかったのか? 何があったのか、その真実を知りたい」 そして森友学園問題で疑惑が浮上した安倍晋三首相と昭恵夫人にも話が及び、こう訴えた。「安倍首相は自分の発言が改ざんの発端になっていることから逃げていると思います」》。
 《「裁判官の皆さまにお願いがあります。一番重視しているのは、夫が自ら命を絶った原因と経緯を明らかにすることです」 …菅義偉官房長官はこの日の記者会見で「報告書に事実が書かれ、検察の捜査も行われ結論が出ている訴えを一蹴した。しかし雅子さんや遺族、そして世論は納得するだろうか》。

 「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」…アベ様の啖呵が引き金だ。《「改ざんした日からコロッと様子が変わって、口数も減ってしゃべらなくなった」(赤木雅子さん)》…赤木俊夫さんを〝壊した〟犯人らは今ものうのうと…。行政府の長や麻生太郎財務相、佐川宣寿氏らや太田充氏…#犯罪者は刑務所へ! 《新事実満載》にもかかわらず、再調査を決してやろうとしない行政府の長や財務相、そして、最低の官房長官のこの言い草。誰が納得できようか!

   『●スゲエなぁアベ様、露骨…忖度な太田充理財局長に《論功行賞で、
                 財務省きっての花形ポストがプレゼント》
   『●頭から腐った自民党のその総裁・アベ様という《総理のために
                  嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン
   『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。やっているのは犯罪。
               自分の信念や理に反して悔しかっただろう》
   『●《近畿財務局元職員の妻が…佐川宣寿氏と国を相手に…大阪地裁に提訴》
        …《前代未聞の改ざんなのに、最高責任者の麻生太郎財務相》は?
   『●近畿財務局元職員のご遺族が提訴…《刑事罰どころか出世していた
     財務省の“改ざん指示”幹部官僚たち》や行政府の長、財務相の冷酷非道
   『●パワハラにより森友公文書改ざんという犯罪を強要…真の犯罪者
     《なんとも無責任な態度》な行政府の長や財務相、財務省幹部官僚達
   『●森友公文書改ざんという犯罪を強要…泥棒(アベ様や財務相)が縄を
      綯う(まともな再調査する)訳がない…第三者性のある新たな調査を
    《新事実満載 赤木俊夫さんの「手記」 …●平成30年2月の国会で
     (中略)麻生財務大臣や、太田理財局長(当時)の説明(中略)は、
     明らかに虚偽答弁なのです。》

   『●アベ様や財務相はトップに居座り続け、財務省幹部官僚達は栄転
     …《内輪のあやふやな再調査ではなく、第三者性のある新たな調査》が必要
   『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》
     だけ《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…
    《森友問題の決裁文書改ざんを強要され、自殺した近畿財務局職員・
     赤木俊夫さんが遺した遺書と手記が18日に公表されたタイミングで
     昭恵氏が花見に浮かれていた、という事実の大きさだ》。《そして、
     ついに赤木さんによる悲痛な遺書と手記が明らかになったというのに、
     昭恵氏はその内容を重く受け止めるどころか芸能人らと花見に
     興じていた──一体、どんな精神をしていたら、こんな行動を
     とることができるというのだろうか》

   『●《昭恵夫人が発案し立ち上げた事業の資金提供者》であるが故に
     《「桜を見る会」に招待されていたマルチ企業》48ホールディングス社長
   『●(西日本新聞)《桜下に羽目を外さず》…《首相は、公園の桜ではなく
      飲食店の敷地内なので「花見ではない」》…桜は見たが花見じゃない
   『●《新型コロナウイルス禍の対応に尽力している政府は絶対の正義で、
     社会防衛の前には人一人の命ごとき取るに足らないとでも言いたげ…》
   『●再び《論功行賞》…《そもそも太田氏は、森友公文書改ざん問題から
     安倍首相を守ってきただけではなく、深く関与している…“当事者”だ》
   『●《「改ざんした日からコロッと様子が変わって、口数も減って
     しゃべらなくなった」(赤木雅子さん)》…〝壊した〟犯人らはのうのうと…




森友学園を巡る経緯 (東京新聞 2019年4月24日)↑]

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012516951000.html

森友学園めぐる裁判 自殺した職員の妻 法廷での意見陳述 全文
2020年7月15日 16時30分

亡くなった赤木俊夫さんの妻で原告の雅子さんが15日、法廷で述べた意見の全文です。


私の夫、赤木俊夫は決裁文書を改ざんしたことを悔やみ、自ら人生の終止符を打ちました。

2018年3月7日のことです。

夫は震える手で遺書や手記を残してくれました。

私は夫の死後2年経過した2020年3月18日、やっと遺書や手記を公表しました。

そして、同じ日に夫が自ら命を絶った原因と経緯を明らかにし、夫と同じように国家公務員が死に追い詰められることがないようにするため、そして、事実を公的な場所で説明したかったという夫の遺志を継ぐため、国と佐川さんを訴えるところまで進みました。

以下、この訴訟に対する私の思いを陳述させて頂きます。


夫は、亡くなるおよそ1年前である2017年2月26日(日曜日)私と神戸市内の梅林公園にいた時、近畿財務局の上司である池田靖さんに呼び出され、森友学園への国有地払い下げに関する決裁文書を改ざんしました。

決裁文書を書き換えることは犯罪です。

夫は「私の雇い主は日本国民。国民のために仕事ができる国家公務員に誇りを持っています」と生前知人に話していた程国家公務員の仕事に誇りを持っていました。

そのような夫が決裁文書の書き換えという犯罪を強制されたのです。

夫の残した手記によると、夫は改ざんを指示された際に「抵抗した」とあります。

また、私は夫の死後、池田さんからも、夫は改ざんに最初から反対していたと聞きました。

夫が、決裁文書の改ざんによって受けた心の痛みはどれだけのものだったでしょうか。

国家公務員としての誇りを失ったでしょうし、強い自責の念に襲われたと思います。

夫は手記や遺書に「この事実を知り、抵抗したとはいえ関わったものとしての責任をどう取るか、ずっと考えてきました。事実を、公的な場所でしっかりと説明することができません。今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした。(55才の春を迎えることができない儚さと怖さ)」、「現場として相当抵抗し、最終的には次長が修正に応じ、修正前の調書に合わせて自ら、チェックマークを入れて体裁を整えました。事実を知っている者として責任を取ります」と書いています。

夫は、改ざんしたことを犯罪を犯したのだと受け止め、国民の皆さんに死んでお詫びすることにしたんだと思います。

夫の残した手記は、日本国民の皆さんに残した謝罪文だと思います。

国は、夫の自死の真相が知りたいという私の思いを裏切り続けてきました

財務省は、夫が亡くなった5日後の2018年3月12日に改ざんしたことを認め、3か月後の6月4日に調査報告書を発表しました。

しかし、この調査報告書の中には、誰のどのような指示に基づいて夫が改ざんを強制されたのか記されていません。

夫が自死したことすら記載されていません。

夫の手記についても、提出を求められていないので当然ですが一切触れていません。

池田さんは、夫が亡くなってから1年後、自宅で私に「赤木さんはきっちりしているから、文書の修正、改ざんについて、ファイルにして、きちっと整理していたんです」、「パラッと見たら、めっちゃきれいに整理してある。全部書いてある。どこがどうで、何がどういう本省の指示かって。修正前と修正後、何回かやり取りしたような奴がファイリングされていて、パッと見ただけでわかるように整理されている。これを見たら我々がどういう過程で改ざんをやったのかというのが全部わかる」と仰っていました。

でも、調査報告書には、このファイルについても記載がありません

私は、夫の自死が公務災害となった理由を知るため、人事院に対して情報開示請求をしました。

しかし、人事院の開示した文書は70ページのほとんどが黒塗りで、夫がなぜ自ら死を選び悩み苦しんだのか、私の知りたいことは何一つわかりません。

そこで私は、2020年4月13日に、近畿財務局に対して情報開示請求をしました。

しかし、1か月後の5月13日に開示されたのは、年金の金額や支払日などが書かれたたった10頁の文書でした。

残りの文書については、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に伴う処理可能作業量の減少などを理由に、1年後の2021年5月14日までに開示決定をするそうです。

国はこの裁判でも同じような態度をとるのでしょうか?

これではこの裁判でも真実には近づけません。

私は、夫が自死に追い詰められた真相を明らかにするため、第三者委員会による再調査を求める電子署名を始めました。

電子署名には、35万人を超える方々から賛同の署名を頂きました。

電子署名は、2020年6月15日に安倍首相や麻生財務大臣へ提出しました。

しかし、安倍首相も、麻生財務大臣も、すでに検察の捜査も済んでいるので調査しないと、夫のことを切り捨てました

でも、検察の捜査は刑事処分のためのもので、真相解明の調査とは別の物です。

国は、国民にも夫にも向き合わず、あるものを出さず、ズルズル先延ばしにして逃げています。

再調査を実施して、正直に全て明らかにしてください。再調査の結果はこの訴訟でも役に立つと思います。

安倍首相は、2017年2月17日の国会で、安倍首相や安倍昭恵さんが森友学園の国有地払い下げにかかわっていたら総理大臣も国会議員も辞めると発言しました。

財務省秘書課長は2018年10月、私に対して「この首相の発言によって、野党が理財局に対して資料請求するなど炎上したため、理財局は改ざん前の文書を出せなかった。その意味で、首相の発言と改ざんは関係がないとはいえない」と言いました。

安倍首相は、自分の発言が改ざんの発端になっていることから逃げているのではないでしょうか。

安倍首相は、自分の発言と改ざんには関係があることを認め、真相解明に協力して欲しいと思います。

安倍昭恵さんも森友学園への国有地売却の関係を明らかにしてほしいと思います。

池田さんも、池田さんの前任者も「裁判になれば、本当のことを話します」と私にはっきりと言いました。

この裁判では、前任者には、安倍昭恵さんと籠池夫妻のいわゆるスリーショット写真がどのように国有地の取引に影響したのかを、池田さんには、国有地値引きと決裁文書改ざんをめぐり、近畿財務局の中で何が行われたのかを話して頂きたいと思います。

また、佐川さんをはじめとする理財局の幹部の人達や、美並局長をはじめとする近畿財務局の幹部の人達も、事実をありのままに話して欲しいと思います。

もしこれらの人たちが裁判に来なかったり、裁判に来ても事実を話さなかったとしたら、国が本当にあったことを国民から隠し、全てなかったことにするために止めたのだと思います。

安倍首相、麻生大臣、私は真実が知りたいです。

夫は亡くなった日の朝、私に「ありがとう」と言ってくれました。

最期の夫の顔は「絶望」に満ち溢れ、泣いているように見えました。

決して生き残らないように、電気コードは首にきつく二重にくくりつけていました。

怖がりだった夫が、こんなことをしなければならないなんて。

真面目に働いていた職場で何があったのか、何をさせられたのか私は知りたいと思います。

最後に、裁判官の皆様にお願いがあります。

私は、訴状でも書いていますが、3つの目的のために訴訟を始めました。

その中でも一番重視しているのは1つ目の、夫が自ら命を絶った原因と経緯を明らかにすることです。

訴訟の手続きは私には難しくて分かりませんが、是非とも夫が自ら命を絶った原因と経緯が明らかになるように訴訟を進めてください。

夫が作成したファイルを含めてできるだけ沢山の資料を集め、できるだけ沢山の人の尋問を行って事実を明らかにしてください。

そしてそのうえで、公正な判決を下してください

宜しくお願い致します。

以上
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https://lite-ra.com/2020/07/post-5523.html

赤木さんの妻が裁判で「安倍首相は逃げている」と陳述! 直前には真相解明の覚悟を小川彩佳に…「刺せるもんなら刺してみろ、と」
2020.07.15 09:02

     (『news23』で放送された雅子さんへのインタビュー)

 学校法人「森友学園」を巡る公文書改ざん問題で自殺した近畿財務局元職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さんが、国と財務省・佐川宣寿元理財局長に損害賠償を求めて訴えた裁判の第1回口頭弁論が、きょう、大阪地裁で開かれた。

 雅子さんは法廷で自ら陳述書を読み上げたが、その内容は俊夫さんの無念を晴らしたい、真相を解明したいという覚悟がひしひしと伝わってくる迫真に満ちたものだった。

「夫が自ら命を絶った原因と経緯を明らかにし、夫と同じように国家公務員が死に追い詰められることがないようにするため、そして、事実を公的な場所で説明したかったという夫の遺志を継ぐため、国と佐川さんを訴えるところまで進みました」

 雅子さんはそう切り出したあと、夫の俊之さんが改ざんに抵抗しながらも強要され、死を選ばざるを得ないところまで追い詰められた経緯を説明し、夫の自殺後、真相が知りたいという自分の思いを国が裏切り続けてきたことを批判した。そして、財務省や安倍首相にこう迫ったのだ。

「安倍首相は、2017年2月17日の国会で、安倍首相や安倍昭恵さんが森友学園の国有地払い下げにかかわっていたら総理大臣も国会議員も辞めると発言しました。
 財務省秘書課長は、2018年10月、私に対して、『この首相の発言によって野党が理財局に対して資料請求するなど炎上したため理財局は改ざん前の文書を出せなかった。その意味で、首相の発言と改ざんは関係がないとは言えない』と言いました。
 安倍首相は、自分の発言が改ざんの発端になっていることから逃げているのではないでしょうか。安倍首相は自分の発言と改ざんには関係があることを認め、真相解明に協力して欲しいと思います。安倍昭恵さんも森友学園への国有地売却の関係を明らかにしてほしいと思います。
 上司も、上司の前任者も『裁判になれば本当のことを話します』と私にハッキリと言いました。この裁判では、前任者には安倍昭恵さんと籠池夫妻のいわゆるスリーショット写真がどのように国有地の取引に影響したのかを、上司には国有地値引きと決裁文書改ざんをめぐり近畿財務局の中で何が行われたのかを話して頂きたいと思います」

 さらに、雅子さんは裁判所に対してもこう求め、陳述を終えた。

「訴訟の手続きは私には難しくてわかりませんが、ぜひとも夫が自ら命を絶った原因と経緯が明らかになるように訴訟を進めてください。夫が作成したファイルを含めてできるだけたくさんの資料を集め、できるだけたくさんの人の尋問を行って事実を明らかにしてください。そしてその上で、公正な判決を下してください。よろしくお願い致します」

 メディアやジャーナリストが御用化する中、強大な権力を前にひるまず、真相解明を迫る雅子さんの毅然とした姿勢には頭が下がるが、雅子さんはおそらく最初から、こうした覚悟があったわけではない。覚悟をもたざるをえない状況に追いやられ、やむにやまれず立ち上がったのだ

 そのことがよくわかったのが、昨日14日の『news23』(TBS)で放送されたキャスターの小川彩佳による雅子さんへのインタビューだった。

 小川は7月3日を最後に産休に入って番組を休んでいたが、このインタビューのために、一時的に復帰したのだという。その小川の姿勢が伝わったのか、雅子さんはインタビューで、当時の俊夫さんの様子はもちろん、これまであまり語っていなかった自分の心情の動きについても、克明に語っていた。


■自死していた俊夫さんをみて「殺されたと思ったから110番に」

 雅子さんはまず、裁判を起こした理由を聞かれ、涙声でこう切り出した。

「私あんまり人生に後悔することがないんだけど、夫のことだけは後悔すごいしているので。夫のことに関して、もう後悔したくないので」
「夫は改ざんしてから人が変わってしまって、鬱になって亡くなる3カ月前ぐらいからは、人格も変わって、壊れてしまって、私はずっと隣にいたのに、助けてあげられなかったこととか、私には手段がなかったので、今はできる限りのことをやりたいと思います」

 そして、夫の俊夫さんが公文書の改ざんを強要され、自殺するまでの日々をふりかえり始めた。

 雅子さんは、俊夫さんが改ざんを強いられたときから、俊夫さんの異変に気がついていたという。

「改ざんした日から、コロッと様子が変わって、口数も減って、喋らなくなったので」

 小川が「何があったのか、お話はされたんですか」と問うと、当時、俊夫さんの口から改ざんを示唆する言葉を聞いたことも証言した。

「内閣が吹っ飛ぶようなことをしてしまったんやって言ってたこととか、僕はやってはいけないことをやってしまったんやー、とすごい後悔したような言葉を言うようになりました」

 改ざんから4カ月ほど経った2017年7月、俊夫さんはうつ病と診断され、仕事を休職せざるをえなくなる。しかし、そのあとも、財務省や佐川局長の姿勢は俊夫さんと雅子さんを追い詰め続けた。

「佐川さんが答弁している姿を、仕事行けなくなってからもずっと(テレビで)見て、もうすごい悔しい思いをしてたんですね。また嘘ついてる、みたいな感じで見てた」
「とにかく、誰に助けを求めていいのかわからなかったので、2人とも孤独で、夫は絶望して、誰か助けて!って、いつも2人で泣きながら生活していました

 そして2018年3月、俊夫さんは〈雅子よ、これまで本当にありがとう。ごめんなさい、怖いよ。心身ともに滅入りました。最後は下部がシッポを切られる。なんて世の中だ。手がふるえる。怖い。命、大切な命、終止符。〉と綴った遺書を残して、自ら命を絶った。

 雅子さんはそのときの心情もこのインタビューで克明に語っている。気になって早めに仕事を切り上げ帰ってきたところ、変わり果てた俊夫さんを発見した雅子さんだったが、まず電話をしたのは、警察だったという。

「もう、パッと見て、なくなっているのがわかったので、救急車じゃなくて、殺されたと思ったので110番しちゃったんですけど」

 「殺されたと思った」という言葉に反応した小川に、雅子さんは「自殺したことは間違いないけれど、森友のことで苦しめられて、殺されたっていう思いが私の中にはあったので」と説明。119番に改めてかけ直して、救急車が到着した後の思いを涙まじりにこう語っていた。

「まだ温かくて、これでやっと楽になれたねーって思って。今からやっと助けに来てくれる。救急車の人がきてくれるから、やっと助けてもらえると思って。もう死んでしまったけど、初めて夫を助けに来たのは救急車の人やと思います」


■赤木さんの妻の覚悟「刺せるもんなら刺してみろ、と思って」

 この言葉からも、当時の俊夫さんの苦しみと雅子さんの絶望の深さがひしひしと伝わってくる。

 しかも、夫を失った雅子さんに対して、財務省は真相隠蔽のために圧力までかけていた。今回の『news23』のインタビューで、雅子さんは俊夫さんの死後、自らが体験した財務省の官僚とのこんなやりとりもを明かしていた。

「(財務省から)とにかく、これ(手記)を、マスコミの方に出すと大変なことになるから、出すなっていうことと、見せてくれということを言われました」

 しかし、雅子さんはこうした圧力に屈することなく、立ち上がった。今年3月には財務省の改ざん指示を告発した夫の手記を公開し、第三者委員会による再調査を求めて約35万筆の署名を集め、今年6月に国に提出した。

 それは、俊夫さんと絶望の日々を共有し、その無念をだれよりも知っていたからだろう。そして、雅子さん自身が俊夫さんの手記、安倍政権や財務省の卑劣な動きなどから、夫を追いつめた公文書改ざんが政権ぐるみの組織的な不正であることを確信するようになったからではないか。

 安倍首相や麻生太郎財務相は35万超の署名が集まっても、再調査を拒否している。しかし、雅子さんはまったくひるんでいない。

 『news23』の取材で、裁判を控え不安はないのかと尋ねられた雅子さんはきっぱりこう答えていた。

「不安とか恐れとかっていうのはもちろんあります。目に見えない大きなものを敵に回してしまったっていうことをすごく感じるし。でも思ったより今は怖くなくって。正しいことを知りたいという気持ちだけなので。まあ、“刺せるもんなら刺してみろ”と思って(笑)。なので普通に生活してます」

 だらしないマスコミはこの言葉を肝に銘じるべきだろう。そして、この裁判の模様を最後まで報じ、公文書改ざんの真相をきちんと解明する覚悟をもつべきではないか。

(編集部)
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https://dot.asahi.com/wa/2020071500079.html

「安倍昭恵さんから『線香あげたい』とLINEが…」 森友事件で自殺した赤木俊夫さんの妻が会見
2020.7.15 18:15週刊朝日

     (自殺した赤木俊夫さんの手帳(撮影/今西憲之))
     (赤木俊夫さんの公務員倫理カード(撮影/今西憲之))

 学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題で、自殺した元近畿財務局職員赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(49)が国と当時財務省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官に計約1億1200万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回弁論が15日、大阪地裁で開かれた。

 国側と佐川氏は請求の棄却を求める中、雅子さんが法廷で意見陳述。終了後、雅子さんは記者会見に臨み、胸中を語った。

 法廷に行く前に、自宅で俊夫さんに「一緒に頑張って戦おうと呼びかけ、裁判所に来ました」と話す雅子さん。

 裁判に至った理由についてこう語った。

「なぜ夫が死ななければならなかったのか?何があったのか、その真実を知りたい」

 そして森友学園問題で疑惑が浮上した安倍晋三首相と昭恵夫人にも話が及び、こう訴えた。

安倍首相は自分の発言が改ざんの発端になっていることから逃げていると思います」
「安倍首相は自分の発言と改ざんに関係があることを認め、真相解明に協力してほしい。昭恵さんも森友学園への土地売却の関係を明らかにしてほしい」
「安倍首相や安倍昭恵さん、何らかのことに関係しているはず。関係ないとは言えないはず」

 法廷で意見陳述した心境を記者団に説明した。

 そして、昭恵夫人とは連絡がとれLINEでメッセージをやりとりしたという。

「昭恵夫人からLINEが来て主人に線香をあげたいとおっしゃっていた。その日がくればいいのですが…」

 そしてもう一人、雅子さんが疑いの目を向けているのが被告となっているのが、佐川氏だ。

「佐川さんは公務員時代のことは責任を問われないといっている。夫は(公文書改ざんという)犯罪をさせられた。犯してしまったのです。佐川さんは、どう思っているのか、直接、聞きたい」

 赤木さんが亡くなって、1年半が経過し、今も財務省や近畿財務局への不満、憤りは募るばかりのようだ。

 財務省は公文書改ざん問題について「調査報告書」を作成。

 だが、俊夫さんの遺書などの資料を確認することなかったという。そして財務省とのやりとりをこう訴えた。

「(財務省の人から)報告書で『配下の職員が改ざんに抵抗したと書かれてある。それだけでもありがたく思え』と言われました」

 とんでもない暴言である。雅子さんが公文書改ざん問題の再調査を求めて、募った署名は35万筆という膨大な数が集まった。こう訴えた。

「私一人でなく35万人の方々が、再調査という思いを寄せていただき、重みを感じています。力にもなっている。安倍首相には、なぜ35万人分の署名が響かないのか

今西憲之
※週刊朝日オンライン限定記事
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/42837

「首相は夫を切り捨てた」 森友自殺訴訟で妻陳述 望月衣塑子記者の眼
2020年7月16日 06時00分

     (森友問題自殺訴訟の第1回口頭弁論を終え、記者会見で
      赤木俊夫さんの写真を手にする妻の雅子さん=15日午後、
      大阪市の司法記者クラブで)

 「裁判官の皆さまにお願いがあります。一番重視しているのは、夫が自ら命を絶った原因と経緯を明らかにすることです」

 法廷の意見陳述で元近畿財務局職員赤木俊夫さんの妻雅子さんが訴えると、中尾彰裁判長ら3人の裁判官は雅子さんをじっと見詰め、その言葉に耳を傾けた。

 改ざん事件の真相解明を求め、雅子さんが立ち上げた第三者機関の調査を求めるオンライン署名には35万人を超える署名が集まった。しかし安倍晋三首相も麻生太郎財務相も「新事実はない」として「再調査はしない」との国会答弁を繰り返す。

 雅子さんは「首相も麻生大臣も夫のことを切り捨てた。検察の捜査は刑事処分のためで真相解明の調査とは別。国は国民にも夫にも向き合わず、あるものを出さずズルズル先延ばしにして逃げている」と政府の姿勢を批判。「真面目に働いていた職場で何があったのか。何をさせられたのか」と話すと、法廷におえつが漏れた。

 俊夫さんの自殺後、政府は調査報告書を発表したが、俊夫さんが誰に何を言われ、どう抵抗し改ざんをどれだけさせられたかなどは、一切記されていない。雅子さんは「夫がなぜ死を選び悩み苦しんだのか、私の知りたいことは何一つわかりません」とし、財務省や近畿財務局の幹部に「事実をありのまま話してほしい」と訴えた。

 閉廷後、記者会見した雅子さんは「首相は自分の発言が改ざんの発端になっていることから逃げている。自分の発言と改ざんに関係があると認め、真相解明に協力して」と訴えた。昭恵首相夫人から今年5月、「いつかお線香あげに伺わせてください」とLINE(ライン)でメッセージが来たとして、首相夫妻と麻生氏に対し「いま妨げとなるものは何もない。(夫の墓参に)来てほしい」と話した。

 菅義偉官房長官はこの日の記者会見で「報告書に事実が書かれ、検察の捜査も行われ結論が出ていると訴えを一蹴した。しかし雅子さんや遺族、そして世論は納得するだろうか

 改ざんを告発する手記を残し命を絶った俊夫さんを失ってから2年。「(夫と)一緒に闘っていきたい。きょうスタート(地点)に立てた」。悩み苦しんできた雅子さんが、真相解明を求めて立ち上がった。

 政府は官僚答弁で逃げ続けるのではなく、俊夫さんと雅子さんの思いに真摯に向き合い、真相解明に向けて一歩を踏み出す覚悟を持つべきだ。(望月衣塑子
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