[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日、ブログ主が改変)↑]
赤木雅子さんのど正論 ――― 「私の夫は財務省に改ざんをさせられて亡くなったんですよ!」
――― 「あんたらがトロトロしとるからこうなるんじゃ!」「裁判が遅いのは国のせいじゃないですか。私たちの責任じゃないです。それで裁判を終わらせようなんて、とんでもありません」
――― 「きちんと謝罪してくれる議員もいるんや。麻生大臣も財務省の人たちも謝ってくれないのに」
――― 「夫に起きたことは皆さんの周りで起きてもおかしくありません。真相を知るためには世論の力が大事なんです。皆さん、関心を持ってください」
――― 「安倍首相は、2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました。麻生大臣は墓参に来てほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げました。この2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います」
[※ 【赤木俊夫さんの妻の自筆メモ】(東京新聞 2020年3月24日)↑]
(2021年12月16日[木])
《代理人弁護士は「非公開の協議の場で訴訟を終わらせてしまった。国は隠したい事実があるのではないか」と批判》。
東京新聞によると【森友改ざん、国が損害賠償を受け入れ 赤木さん妻「負けたような気持ち」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/149008)によると、《森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんを苦に自殺した財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が、国と同省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官に損害賠償を求めた訴訟の進行協議(非公開)が15日、大阪地裁であり、国が請求を受け入れる書面を提出した。訴訟は今後、佐川氏のみを被告として続く見通し。雅子さん側が明らかにした。雅子さん側によると、国からの事前の通告はなかった。真相解明を求めていた雅子さんは大阪市内で開いた記者会見で「負けたような気持ちだ」と話した。代理人弁護士は「非公開の協議の場で訴訟を終わらせてしまった。国は隠したい事実があるのではないか」と批判した。国側は地裁に提出した書面で、赤木さんの自殺原因を「決裁文書改ざんを含め、森友学園案件への対応に忙殺された」と説明した。請求を受け入れた理由は「いたずらに訴訟を長引かせるのは適切ではない」とした》。
雅子さん「ふざけんな。国は誰のためにあるのか」。
東京新聞の記事【「夫はまた国に殺された」 赤木雅子さん、涙浮かべ怒り】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/149066)によると、《夫が命を絶った理由は何だったのか―。財務省の決裁文書改ざんを巡り、自殺した赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が真実を知りたいと起こした訴訟は15日、国から明確な説明がないまま打ち切られた。「夫は国にまた殺された」。提訴から約1年9カ月での突然の幕切れに、雅子さんは目に涙を浮かべ、国の対応を強い口調で非難した。「ふざけんな。国は誰のためにあるのか」。雅子さんは大阪市内で開いた記者会見で声を張り上げた。財務省が赤木さんに苦しい改ざん作業を強いたと語り「ひきょうなやり方で裁判を終わらされた。夫はなんと言うんだろう」と口にすると、うつむいた》。
雅子さん「ひきょうなやり方で裁判を終わらされた」。
【【全文】森友改ざん 鈴木財務相、赤木雅子さんの訴訟お金目的でないこと「聞いている」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/149077)によると、《Q であれば、上司がどのように赤木さんに影響を与えたのか、とかそういうことをおそらく知りたがっていると思うんですけど、お金を払って結局幕引きになるっていうことに対して、大臣ご自身は個人としてどうお考えですか。》
リテラの記事【赤木さんへの国賠で森友改ざんを強引幕引き!元凶・安倍夫妻の責任が闇に/赤木さんへの1億円国賠で森友改ざんを強引幕引き! 改ざんの元凶・安倍元首相夫妻を守り雅子さんの頰を金ではたく卑劣】(https://lite-ra.com/2021/12/post-6099.html)によると、《これほど下劣な話があるだろうか。森友公文書改ざん問題で自殺に追い込まれた赤木俊夫さんをめぐる国家賠償請求訴訟で、昨日16日、国側がいきなり認諾し、1億700万円の賠償金を支払うことで裁判での真相究明を強引に幕引きし、都合の悪い事実に蓋をした件だ》。
いやぁ、本当にこのタイトルの通り。あまりに醜悪な幕引き。原因の一つ=安倍昭恵氏、トリガー=アベ様、責任者の一人=麻生太郎前財務相…彼らを庇うためにこの国・ニッポンは何をやってしまったのか…。
東京新聞の記事【赤木さん妻「不意打ち、ひきょうだ」 政府、森友改ざん真相究明させず】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/149108)によると、《公文書改ざんを強いられ自殺した財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さんを巡る訴訟で、財務省は改ざんの詳細な経緯を明らかにしないまま突然の終結に持ち込んだ。国が訴訟の仕組みを逆手に取り、真相究明への道をふさいだ格好。「不意打ちだ」。俊夫さんの妻雅子さんは本紙の取材に、説明責任を果たそうとしない財務省に憤りをあらわにした。…◆賠償急きょ受け入れ 裁判官騒然 雅子さんによると、15日に行われた訴訟の進行協議で、損害賠償請求を受け入れる書面を国が示すと、当日までそれを知らされていなかった裁判官を含めて騒然となった。「あっけにとられた裁判官が別室に持ち帰り、手続きに違反はないことを確かめてから(国の書面が)認められた」と振り返る。雅子さんがこの訴訟を起こした狙いは、俊夫さんの自殺の原因となった公文書改ざんの詳細な経緯を国から説明させることだった。国はそれを拒んだ形で「国は国民に対しても夫の死の原因についての説明責任がある。非公開の場で臭い物にふたをするようなやり方は、ひきょうだ」と語った》。
赤木雅子さんによる森友訴訟、何もかも放り投げ、国が逃げ出す。白旗。国は何の説明もせず…誰も責任取らず。何の再調査もせずに〝蓋〟。裁判での証拠調べも無しで〝幕〟。
損害賠償費用1億700万円、佐川さんが払うの? アベ様? 昭恵様? 麻生元財務相? いえ、税金です。我々がニッポン国にお預けしている血税です。こんなふざけた話があるでしょうか? 雅子さんをも激しく傷つけるデタラメな行為。《改ざんの元凶・安倍元首相夫妻を守り雅子さんの頰を金ではたく卑劣》(リテラ)。
この1億円強の国の支出に対して国を訴える術がないようだ。では、国会は何をやっているのか。今後、どうするのか。「批判ばかり」というデマにビビり、「提案型」野党に愚かにも〝脱皮〟しようとしている立憲民主党は? もともとこの問題に大きく関与している癒着党・お維には何の期待も出来ない。(批判されるようなことばかりをしている国や与党自公、ゆ党お維を批判することが大きな役割のはずの)真の野党は徹底的にこの支出に関して堂々と「批判」すべきだ。国は、財務省は、与党自公・ゆ党お維は、一人の素晴らしい公務員の死を何だと思っているのか。雅子さんを、そして、我々主権者をあまりにバカにしている。この裁判は「おカネじゃないんだよ」!!
【デモクラシータイムス/<森友訴訟、国が「認諾」!>【山田厚史の週ナカ生ニュース】】
(https://youtu.be/7UWgzAFoEFQ)
《・赤木森友訴訟、国1億払って隠蔽か、請求「認諾」》
つぶやきから:
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【https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1471018148925444097】
清水潔@NOSUKE0607
すげえな今度は税金使って裁判まで口封じなのか?
赤木雅子さんと国の裁判突然終わる 原告の訴えをすべて認める「認諾」と呼ばれる手続きをとり、裁判を終わらせた。賠償は請求通り1億1000万円余りが満額支払われるが、求めていた上司らの証人尋問は行われない
news.yahoo.co.jp
赤木雅子さんと国の裁判突然終わる 国が訴えを認める認諾の手続き 真相解明にはほど遠く(相澤冬樹) - 個人 - Yahoo!ニュース
財務省の公文書改ざん事件で命を絶った赤木俊夫さんの妻、雅子さんが国などを訴えた裁判で、国は15日、原告の訴えをすべて認める「認諾」と呼ばれる手続きで裁判を終わらせた。真相解明に程遠い幕引きとなった
午後4:23 2021年12月15日
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【https://twitter.com/kotarotatsumi/status/1471057619830046720】
たつみコータロー 前参議院議員@kotarotatsumi
認諾して真相解明にフタをしたって事。それだけ払っても表に出来ないことがあるって事だよね。岸田首相は総裁選で「森友の更なる説明が必要」とか言ってたのにね。菅政権より酷いわ。
asahi.com
森友公文書改ざん巡る国賠訴訟 国側が赤木さん側の請求を認めて終結:朝日新聞デジタル
学校法人森友学園(大阪市)の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、改ざんを強いられ自死した同省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さん(50)が、国に損害賠償を求めた訴訟は15…
午後7:00 2021年12月15日
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【https://twitter.com/pioneertaku84/status/1471048955136188421】
山添拓@pioneertaku84
森友公文書改ざん国賠訴訟、国が請求「認諾」で終結。
認諾は原告の言い分を認めるものだが、裁判所が判決で事実認定することはなく、したがって証人尋問も行わない。
事実を明らかにしたいというご遺族に対し、岸田政権は説明も再調査もせず金で終わらせる。「聞く力」とは。
asahi.com
森友公文書改ざん巡る国賠訴訟 国側が赤木さん側の請求を認めて終結:朝日新聞デジタル
学校法人森友学園(大阪市)の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、改ざんを強いられ自死した同省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さん(50)が、国に損害賠償を求めた訴訟は15…
午後6:26 2021年12月15日
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【https://twitter.com/brahmslover/status/1471138719839428610】
前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)@brahmslover
赤木さんの裁判で国側がやった禁じ手。隠蔽のための認諾。岸田首相は誰を庇っているのか? 裁判で真実を明らかにできないなら、やっぱり国会で明らかにするしかない。公文書改竄の首謀者は誰だ!
午前0:22 2021年12月16日
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【https://twitter.com/tjimbo/status/1471091386812407815】
神保哲生@tjimbo
国が1億円払ってでも隠したかったことが何だったのかを追求する責任が、司法から国会と市民社会の側に移ったっつうことよ。賠償金は税金なんだぜ。人の金を払うとか勝手に決めてんじゃねえぞ。/「卑劣な打ち切り」 森友文書改竄訴訟 国対応に怒り
sankei.com
「卑劣な打ち切り」 森友文書改竄訴訟 国対応に怒り
学校法人「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題で、自殺した近畿財務局の元職員、赤木俊夫さん=当時(54)=の妻、雅子さん(50)が国に損害賠償…
午後9:14 2021年12月15日
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/149077】
【全文】森友改ざん、鈴木財務相「国の責任明らか」赤木雅子さんの訴訟お金目的でないこと「聞いている」
2021年12月15日 20時12
森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんを巡る訴訟で、鈴木俊一財務相は15日、近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の自殺について、「国の責任は明らか」と認めた。財務省内で記者団の取材に応じた。
【関連記事】森友改ざん、国が損害賠償を受け入れ 赤木さん妻「負けたような気持ち」
鈴木財務相の発言と記者団との主な質疑応答は次の通り。
鈴木財務相 森友学園案件に関し亡くなられました赤木俊夫さんのご遺族から提起されている国家賠償訴訟について、先刻の進行協議期日において、国として、認諾する旨を表明させていただきました。
本件訴訟では、赤木俊夫さんが、いかなる心理的、肉体的負荷を原因として亡くなられたかについて、裁判所の訴訟指揮のもと審理が行われて参りました。国としても、裁判所の訴訟指揮に従いつつ、公務災害認定に関連する資料や、いわゆる赤木ファイルなど、訴訟審理に必要な資料を裁判所に提出するなど真摯対応してまいりました。
その上で本年10月、これまで国が提出した資料を踏まえた原告側の主張の全体像が示され、その内容も踏まえて方針を検討した結果、赤木俊夫さんが当時、森友学園案件にかかる情報公開請求など様々な業務に忙殺され、ご自身も強く反発された本省からの決裁文書改ざん指示への対応も含め、厳しい業務状況に置かれる中、精神面、肉体面において、過剰な負荷が継続したことにより病気休職、さらには自死に至ったことについて国の責任は明らかとの結論に至りました。
そうである以上、いたずらに訴訟を長引かせるのは適切ではなく、また決裁文書の改ざんという重大な行為が介在している事案の性質などに鑑み、認諾するとの判断に至ったものであります。
この度、国の責任を認めるにあたり、財務省を代表して、高い志と倫理観を持ち、真面目に職務に精励していた赤木俊夫さんに、改めて哀悼の誠を捧げるとともに、ご遺族に対しては公務に起因して自死という結果に至ったことにつき、心よりおわびを申し上げますとともに謹んでお悔やみを申し上げます。
今後、二度とこうしたことを起こさないよう、文書管理の徹底はもちろん、組織風土の改革などを、引き続き、全力で推進し、信頼回復に努めていくとともに、説明については引き続き、しっかりと行わせていただく所存であります。
冒頭私からは以上です。
◆裁判がお金目的でないこと「聞いている」
Q 赤木雅子さんは、賠償金が欲しくてこの裁判を始めたわけではないというのは大臣も認識はありますでしょうか。
A そういう話は聞いております。
Q であれば、上司がどのように赤木さんに影響を与えたのか、とかそういうことをおそらく知りたがっていると思うんですけど、お金を払って結局幕引きになるっていうことに対して、大臣ご自身は個人としてどうお考えですか。
A 原告の方が内容に不満を持っていることに対する私の受け止めでございますが、本件訴訟は、赤木氏が公務による心理的・肉体的負荷を原因として亡くなったことに関する損害賠償請求にかかる訴訟であり、あくまでこうした観点から、裁判所の訴訟指揮のもと、審理が行われてきたと承知している。
その上で申し上げますと、国としては、これまでも裁判所の訴訟指揮に従いつつ、公務災害認定に関連する資料や、いわゆる赤木ファイルなどの訴訟審理に必要な資料を裁判所に提出して、今般の認諾に関しても、赤木氏の自死の経緯について、国側の認識をできる限り詳細にお示しした準備書面を提出するとともに、原告の資料等の求めにも、新たな資料の提出を含め、可能な限り対応するなど、できる限り丁寧な対応に努めてきた。
国としては、誠意をもって対応してきたところですが、現在、ご遺族が国に対して提起している別の訴訟が継続中ですが、その訴訟につきましても引き続き、真摯な対応をして参りたいと思います。
◆改ざん指示との因果関係認める
Q こういう形で裁判を幕引きされるということは、ご遺族にとってもかなり心外だと思うが、大臣ご自身はどう思われますか、この終わりかたっていうのは。
A 先ほども申しあげましたけれども、今回の訴訟は、これは、損害賠償についての訴訟でありました。
そこに、自死にいたった経過、原告側の主張を認め、国の非を認めて、認諾したということになりました。一つの訴訟についての判断をさせていただいたということでございます。
Q 今回財務省本省から、上司を通じて改ざんの指示があったことと赤木さんの死亡の因果関係を、国が認めたという理解でよろしいでしょうか。
A 赤木さんが公務による心理的・肉体的な、原因として亡くなられたことに対する損害賠償請求についての訴訟であります。認諾ということは、そうしたことも含めて国の責任を認めたということであります。
Q 麻生前財務相は、係争中であることを理由に、お墓参りに行かない、消極的であると仰っておりました。先ほど、奥様とお話ししましたが、鈴木さんにはぜひ来てほしいと。大臣の見解は。
A お墓参り等について、ご遺族が別途提起をされている訴訟においても原告と被告という立場。それを踏まえて慎重な検討が必要だと思ってございます。その今、行われております訴訟につきましても、真摯に対応をさせてしたい。誠意をもって対応させていただきたいと思っております。
Q 具体的にどれを指しているのか。
A 公文書の情報開示のもの。
◆国の態度急変、「原告の全体像がでたから」
Q これまでの訴訟について、争う姿勢を示したことについて。何が変わったのか。
A 先ほど来申しあげておりますけれども、本件訴訟において、国としては裁判所の訴訟指揮に従いつつ、公務災害認定に関連する資料や、いわゆる赤木ファイルなど、訴訟審理に必要な資料を裁判所に提出するなど真摯に対応してまいりました。
その上で、これまで国が提出した資料を踏まえた原告側の主張の全体像が、本年10月に示されました。前回の口頭弁論期日であったわけですが、国として原告側の主張の全体像が出たこと、その内容も踏まえて方針を検討した結果、国の責任は明らかであると。今回の期日で認諾するとの判断に至った。
Q 訴訟資料で提出したものは、全て国が持っていたものだったわけで、そうした判断はできたと思う。あらためて、なぜこんなに時間がかかってしまったのか。
A 最後まで、原告側の主張の全体像を踏まえなければいけないわけで。その原告側の主張の全体像が示されたのが、今年の10月だった。そうした全体像が示されたので、その内容を踏まえて検討いたしまして、その国の責任は明らかであるという判断をしたということであります。
◆岸田首相に事前報告「丁寧に対応を」
Q 10月に全体像が示されたとおっしゃいましたけれども。首相の交代があった。岸田首相は赤木雅子さんの手紙を読まれたと思うが、総理の判断は影響しているのか。
A 事実関係で言いますと、まず私がこの件について相談を受けましたのは12月10日でございます。12月13日月曜日に財務省組織としての意思決定を致しました。
そして総理には、12月14日に事務方を通じて事前にご報告しました。総理からは、事務方を通じて、ご遺族とは別件の訴訟が継続中であり、引き続き丁寧に対応するように。それから、森友問題については今後もさまざまな場にて、真摯に説明を尽くしていくようにと指示があった。
Q 原告側の請求額は、国としては妥当だと認識したということか。
A 結論からいうと、そういうことでございます。あの10月にですね。原告の主張の全体像が示されました。国としての方針を検討をしたわけでありますが、赤木さんが公務による心理的・肉体的負荷を原因として自死されたことについて、国の責任は明らかであるという結論に至ったわけでございます。
損害賠償額については、決裁文書改ざんという重大な行為が介在しております本件の事案の特殊性に鑑み見れば妥当なものであるという判断をしたところであります。
◆打ち切り?「さまざまな事柄、真摯に答えた」
Q 裁判の過程を考えれば、これから赤木さんの上司にあたる方々が、裁判所に出てきてどういうことがあったのか説明する段階だったんじゃないかと思うんですけど、やはりその前に認諾をされたということなんでしょうか?
A 別に、そのことを念頭に置いて、そのためにこのタイミングで認諾をしたということではありません。
Q ここで打ち切るのは卑劣じゃないか、という強い反発もあります。この裁判の終わらせ方、あるいは国民も、赤木さんがどのように亡くなられたのか経緯を知りたかったと思うが、説明を閉ざしてしまうことになるんじゃないかと思うんですけど、どう考えるか。
A 冒頭に申しあげたように、今回の訴訟を通じてですね、新たな資料の提出を含めまして可能な限り対応して、訴訟を通じて、できる限り丁寧な対応に努めてきたと思っております。
そういう中において、かなり資料の提出とかそういうこと訴訟を通じて、原告のさまざまな事柄に真摯に答えた、という風に思っております。
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