#解離という現象 #目と目 #顔と顔 を #合わせてない #分別のない若者 #物のわからない若者発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com 但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年......
ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『大切にされなかったら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第2章。「心と身体を理解する,革命」,p.34の 4行目途中から。その前もご一緒に。
脳を落ち着かせること
1985年のアメリカ精神薬理学会の総会は,可能ならば,それ以前の会よりも,はるかに知的刺激に満ち満ちたものになりましたね。キングスカレッジの教授,ジェフリー・グレーは,扁桃体の話をしました。扁桃体は,音,イメージ,体感が,脅威を感じるかを判断する脳の塊です。グレーが教えてくれたことは,扁桃体の感受性は,少なくとも一部は,脳の部分にセロトニンという神経伝達物質の量による,ということでした。セロトニンが低レベルの動物は,ストレス刺激に過剰に反応しましたが(大きな音を立てる),セロトニンが高レベルの動物は,警戒システムを弱めましたから,脅威になるかもしれないことに対して,攻撃的にならず,凍り付くこともありません。
1985年のアメリカ精神薬理学会の総会は,私にとって,大切な発見となりました。私の患者さんは,小さなことがきっかけで,怒りを爆発させますし,ちょっと断られたくらいで,ひどく落ち込みます。私はPTSDにおいてセロトニンが果たす役割について,強い関心を持ちました。他の研究者の報告によれば,男のボス猿は,低い地位のサルに比べて,セロトニンレベルが極めて高い,ということでしたが,かつてエバっていたサルにアイコンタクトを続けると,セロトニンレベルが下がる,ということでした。反対に,低い地位のサルが,セロトニンのサプリメントをもらうと,ボスになろうとして,向けから離れる,というわけです。人という環境は,脳内の化学物質と呼応しているんです。一匹のサルを操作して,上下関係の中で低い位置にすると,その猿のセロトニンレベルが下がりましたし,化学的にセロトニンを増やすと,以前は下にいた者たちのランクが上がりました。
周りの大人によって,子どもの脳内の化学物質のレベルが変わってしまう,ということです。
すると,その化学物質が,脳の発達を促す場合もあれば,脳を壊して発達を阻害する場合もあるわけです。
今のニッポンは,文字通り, 桁外れの脳破壊社会です。脳破壊された子どもと大人で溢れています。
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