以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

W124 1993y~1995yモデルのF/Pリレー

2014-09-16 21:50:27 | 日記
W124後期モデル用の無接点燃料ポンプリレー。。。

マイナーチェンジして小型化を図り、、、

ネックとなっていた販売価格を何とかするべく、、、

あーだこーだとユニット自体の再検討を繰り返し、、、

昨日、2014年9月15日付でマイナーチェンジ版をリリースしときました。。。





ですけど、、、格安大陸製部品は使用しとりませんので御安心下さいませ。

F/Pのサージ電流対策もしっかり入っておりますので安全性は従来品と全く変わりません。。。


モノは純正新品のF/Pリレーをベースにしております。

信頼性向上の為に半導体各部の見直しとユニット化によって同時に製作コストも下げられ販売価格にも反映出来ました。。。


価格が下がっても性能や安全性は下げないってコトで再発売です!→ クリック!

GMモジュールによるエンジン始動不良。。。

2014-09-16 18:53:47 | 日記
弊社とお付き合いの業者さんからの御依頼。。。

W124 500Eのエンジン始動不良。。。

暖機運転後に特に頻発する。。。

業者さんにてトラブルシュートの結果、、、

診断機にてエラーを拾うと、、、

LHに関連するCAN通信エラー、、、EZLとの通信エラー???

系統に統一性の無いエラーが続出。。。

何か面白いですね。。。


で、、、ウチで全モジュールの点検と相成りました訳で。。。

一番、エラーを出すLHモジュールについては、、、電源入力→整合部分に怪しきモノありで、、、

「待てよ。。。」と、、、

大元の電源になるGMモジュールを分解、模擬電流測定検査。。。



まさにコイツが活躍。。。

結果、、、イグニッションON状態-OFF状態を繰り返すと数回に一回の割合でイグニッションON状態にて出力されるべき電圧が出力されていないピンがありました~。。。
出力されていても電圧降下が大きかったりして、、、既にスイッチング回路としては不良と判断出来る部分が。。。

で、、、結果は、、、コレ!





GMモジュール内部のリレー接点が炭化して、、、

大小の双子接点ですが、、、

小さいリレー接点にあるべきメッキが完全に無くなり溶けてます。

大きいリレー接点はほぼ、炭化。。。

大きい接点の接触が不良な為に、小さい接点に負担がかかり、かなり熱をもった感じですねー。。。

リレーコイルの部分のコートも剥がれてますからねー。。。

メイン作業としてはGMモジュールのリレーを摘出して、半導体による無接点化を行い、電源ダイオードの交換って感じですね。。。

後は、、、このお車、、、スロアク放置により、、、あわやE-GASモジュール破損になる一歩手前だった様なので、E-GASモジュールのダメージ検査と、補修を要すって感じですな。。。

まあ、何にせよ大事に至らなくて良かったかと。。。

モジュール修理不可な大事に至ればすぐ100万円!

GMモジュールはメーカー在庫無し。。。

早い時点で手を打って正解って感じのケースでした。。。