まあ、兎に角旧世代の毒車ですから。。。
リレーが焼けて電動補助ファンが回らないだのF/Pリレーが焼けてF/Pが停止してエンジンが停まっただの。。。
リレートラブルが多いのも特徴。。。
現代の国産車じゃ有り得ない様なお話がトラブルの原因だったりします。。。
ここで言う毒車に装備されているリレーってのは電磁石のON-OFFで接点を開閉させて大電流のON-OFF制御を行うというモノでありますが、、、
この時代のリレーを駆動させるコンピュータモジュールを分解してみると、、、
リレーの電磁石コイルをON-OFFするコントロール信号を半導体で出力してますが。。。
コイルを使った誘導負荷、、、つまりリレーコイルや回転機つまりモーター、ソレノイドコイル、電磁クラッチ等に制御信号を送るシステムの場合、、、
OFFになった際に負荷であるコイルから誘導された逆起電力なるものが発生してコントロール信号を発している半導体に戻って来ます。。。
コレを俗に言うサージ電流と言いますが、、、
結構大きな電力ですのでコンピュータモジュールの基盤上の半導体を破壊する威力を持っています。
そこで、、、コンピュータモジュールの基盤上にはZDなるモノが装備され、サージ電流を吸収する対策が成されていて信号をスイッチングする半導体を保護するシステムになっています。。。
だから、、、コンピュータモジュールの負荷であるリレーがトラブルを発生しても、、、リレーコントロール側がトラブルを起こすことも少ない訳です。
しかしですね。。。さすがは当時の毒な国の車。。。
リレーによってスイッチングされている負荷の逆起電力には全く何の対策も無いと言ってよい位で。。。
例えばF/Pリレー。。。
W124の直4,直6モデルではF/Pリレーはボンネット内。。。
F/Pのポンプモーターはリヤのデフ近く。。。
リレーでONされた電力はF/Pまで結構距離のある経路を流れます。。。
それでも、エンジンOFFでリレーがOFFになった際にはポンプモーターのコイルが発生した逆起電力が、、、
サージ電流となってリレー側に帰って来ます。。。
その際にリレー接点ではアーク(火花)を発します。
このアークによってリレー接点が酸化してしまい、、、リレー自体の劣化が進みます。。。
しかし、当時の毒な国ではこの現象は一切無視されていたのか、、、
それともリレーとポンプとの距離のある配線のインピーダンス値でサージ電流が消去されると仮定したのか不明ですが、、、
実際にサージ電流がリレーに帰還します。。。
F/Pのモーターも旧くなればなる程サージ電流が大きくなる傾向があります。
コレでやたらにF/Pリレーが短命に終わったりする訳です。。。
同じコトは電動補助ファンリレーにも言えます。。。
電動補助ファンがOFFになった際のファンの電力回路上でのサージ電流対策が全くされていませんので最悪です。。。
低速、高速問わずリレーの内部ではアークが発生し、、、ファンが旧くなればなる程サージも大きくなり。。。
最悪はリレーが溶けたり、、、サージでヒューズが飛んでも基本的にはリレー自体が一緒に心中しちゃいますね。。。
まあ、この時代の毒な国の技術ですからね。。。
今時、高負荷運転になる電動ファンをプラス側でドン!ドン!とON-OFFしてサージ発生しまくりの回路を搭載した車何て何処の国にも御座居ません。。。(笑)
で・・・ウチの壊れないファンシステムに変貌させるやり方。。。
ACC電源でプラス側の電力供給リレーをONして、必要な時にマイナス側をスイッチングして電動ファンをONにして、、、OFFの時に発生するサージ電流を吸収する600W規格のサープレッサダイオードを電動ファンに近いトコで接続してリレーのアークを防止する。。。
所謂、、、ウチの「マイナススイッチングシステム」でのやり方です。。。
F/Pリレーに関しましてはウチの無接点リレーには発売当初からサージ対策がされているので逆起電力による無接点リレー破損は御座居ません。。。(笑)
OVPリレーも同様に、、、OVPリレーに対する負荷はそれ程大きくなくとも、、、
KEジェトロであればアイドルエアバルブ等のソレノイドコントロールもあるのでアイドルエアバルブOFF時の逆起電力は発生します。。。
結局、、、そういった部分でのサージ対策が無い為にリレーの接点酸化や溶解が起きる訳であります。。。
因みにウチの無接点OVPリレーにもサージ対策が出来ておりますので逆起電力対策もバッチリな筈です!(笑)
W124のV8エンジン搭載モデルのキックダウン時のATコンプレッションリレーも負荷はソレノイドですので、、、
こちらも結構なサージ電流の餌食となっているみたいですね。。。
ウチが商品化している無接点の「ATコンプレッションリレー」には600Wのサープレッサーを組み込み、サージ対策が施して御座居ます。。。
信用して御購入戴き、ハッピーな気分になっているユーザー様!その節はお買上げ誠に有難う御座居ました。。。(笑)
まあ、以上のことからですね。。。
当時の毒な国では半導体のサープレッサーによる対策という技術はあっても、、、
機械式電磁リレーの誘導負荷に対するサージ電流発生対策の考慮という技術も認識も無かったと考えられますな。。。
でもですね。。。
20年以上前のドイツで設計されたモジュール類の内部に装備されているサープレッサー類も現行のモノより耐久性にも乏しく、、、サープレッサーの特性不良を招き負荷のコントロール不良が発生しているケースも多いので、まだこの先も乗るのであればサープレッサー類の点検&交換を含めたO/Hというのもアリですよね。。。
さすがにこの仕事はDIYじゃ無理だと一般的判断をしますけど。。。(笑)
興味のある方は、御依頼された業者さんに外したサープレッサーのダイオードチェックデータと新品サープレッサーのダイオードチェックデーターを取り良否の判断についてレポートをお願いしてみるとサープレッサーの劣化に関する部分が判断出来ますよ。
逆起電力による要らんトラブルを解消して安心して毒車にどっぷりと浸かって乗るのが無駄な出費にならないコツ(?)かもですね。。。
本日も、、、1995yのW124 320Eの仲良しこよしがお見えになられまして~~~
FMCSのセッティングを変更して、、、右側のヘッドライトの片側のどっかのメーカーのポジションLEDだけ不点灯を治して風の様に消えて行かれました~。(笑)
このお車も先日の派手なW126 280SE(笑)とは違いますが、、、ウチの製品で固まって無用な電装トラブルを未然に防ぐ措置を施してあります。
こうやって、、、ユーザーにとっちゃ有難くも無い無用な故障に遭遇しない様、笑顔で度々訪ねて来て下さる方にはサービスもしたくなっちゃいますよね。。。
まあ、面白いおとっつあんなのでちょいと馬鹿話も盛り上がり、、、今月末にはHFM等のO/Hに入庫だそうですわ。。。合掌。(^人^)
リレーが焼けて電動補助ファンが回らないだのF/Pリレーが焼けてF/Pが停止してエンジンが停まっただの。。。
リレートラブルが多いのも特徴。。。
現代の国産車じゃ有り得ない様なお話がトラブルの原因だったりします。。。
ここで言う毒車に装備されているリレーってのは電磁石のON-OFFで接点を開閉させて大電流のON-OFF制御を行うというモノでありますが、、、
この時代のリレーを駆動させるコンピュータモジュールを分解してみると、、、
リレーの電磁石コイルをON-OFFするコントロール信号を半導体で出力してますが。。。
コイルを使った誘導負荷、、、つまりリレーコイルや回転機つまりモーター、ソレノイドコイル、電磁クラッチ等に制御信号を送るシステムの場合、、、
OFFになった際に負荷であるコイルから誘導された逆起電力なるものが発生してコントロール信号を発している半導体に戻って来ます。。。
コレを俗に言うサージ電流と言いますが、、、
結構大きな電力ですのでコンピュータモジュールの基盤上の半導体を破壊する威力を持っています。
そこで、、、コンピュータモジュールの基盤上にはZDなるモノが装備され、サージ電流を吸収する対策が成されていて信号をスイッチングする半導体を保護するシステムになっています。。。
だから、、、コンピュータモジュールの負荷であるリレーがトラブルを発生しても、、、リレーコントロール側がトラブルを起こすことも少ない訳です。
しかしですね。。。さすがは当時の毒な国の車。。。
リレーによってスイッチングされている負荷の逆起電力には全く何の対策も無いと言ってよい位で。。。
例えばF/Pリレー。。。
W124の直4,直6モデルではF/Pリレーはボンネット内。。。
F/Pのポンプモーターはリヤのデフ近く。。。
リレーでONされた電力はF/Pまで結構距離のある経路を流れます。。。
それでも、エンジンOFFでリレーがOFFになった際にはポンプモーターのコイルが発生した逆起電力が、、、
サージ電流となってリレー側に帰って来ます。。。
その際にリレー接点ではアーク(火花)を発します。
このアークによってリレー接点が酸化してしまい、、、リレー自体の劣化が進みます。。。
しかし、当時の毒な国ではこの現象は一切無視されていたのか、、、
それともリレーとポンプとの距離のある配線のインピーダンス値でサージ電流が消去されると仮定したのか不明ですが、、、
実際にサージ電流がリレーに帰還します。。。
F/Pのモーターも旧くなればなる程サージ電流が大きくなる傾向があります。
コレでやたらにF/Pリレーが短命に終わったりする訳です。。。
同じコトは電動補助ファンリレーにも言えます。。。
電動補助ファンがOFFになった際のファンの電力回路上でのサージ電流対策が全くされていませんので最悪です。。。
低速、高速問わずリレーの内部ではアークが発生し、、、ファンが旧くなればなる程サージも大きくなり。。。
最悪はリレーが溶けたり、、、サージでヒューズが飛んでも基本的にはリレー自体が一緒に心中しちゃいますね。。。
まあ、この時代の毒な国の技術ですからね。。。
今時、高負荷運転になる電動ファンをプラス側でドン!ドン!とON-OFFしてサージ発生しまくりの回路を搭載した車何て何処の国にも御座居ません。。。(笑)
で・・・ウチの壊れないファンシステムに変貌させるやり方。。。
ACC電源でプラス側の電力供給リレーをONして、必要な時にマイナス側をスイッチングして電動ファンをONにして、、、OFFの時に発生するサージ電流を吸収する600W規格のサープレッサダイオードを電動ファンに近いトコで接続してリレーのアークを防止する。。。
所謂、、、ウチの「マイナススイッチングシステム」でのやり方です。。。
F/Pリレーに関しましてはウチの無接点リレーには発売当初からサージ対策がされているので逆起電力による無接点リレー破損は御座居ません。。。(笑)
OVPリレーも同様に、、、OVPリレーに対する負荷はそれ程大きくなくとも、、、
KEジェトロであればアイドルエアバルブ等のソレノイドコントロールもあるのでアイドルエアバルブOFF時の逆起電力は発生します。。。
結局、、、そういった部分でのサージ対策が無い為にリレーの接点酸化や溶解が起きる訳であります。。。
因みにウチの無接点OVPリレーにもサージ対策が出来ておりますので逆起電力対策もバッチリな筈です!(笑)
W124のV8エンジン搭載モデルのキックダウン時のATコンプレッションリレーも負荷はソレノイドですので、、、
こちらも結構なサージ電流の餌食となっているみたいですね。。。
ウチが商品化している無接点の「ATコンプレッションリレー」には600Wのサープレッサーを組み込み、サージ対策が施して御座居ます。。。
信用して御購入戴き、ハッピーな気分になっているユーザー様!その節はお買上げ誠に有難う御座居ました。。。(笑)
まあ、以上のことからですね。。。
当時の毒な国では半導体のサープレッサーによる対策という技術はあっても、、、
機械式電磁リレーの誘導負荷に対するサージ電流発生対策の考慮という技術も認識も無かったと考えられますな。。。
でもですね。。。
20年以上前のドイツで設計されたモジュール類の内部に装備されているサープレッサー類も現行のモノより耐久性にも乏しく、、、サープレッサーの特性不良を招き負荷のコントロール不良が発生しているケースも多いので、まだこの先も乗るのであればサープレッサー類の点検&交換を含めたO/Hというのもアリですよね。。。
さすがにこの仕事はDIYじゃ無理だと一般的判断をしますけど。。。(笑)
興味のある方は、御依頼された業者さんに外したサープレッサーのダイオードチェックデータと新品サープレッサーのダイオードチェックデーターを取り良否の判断についてレポートをお願いしてみるとサープレッサーの劣化に関する部分が判断出来ますよ。
逆起電力による要らんトラブルを解消して安心して毒車にどっぷりと浸かって乗るのが無駄な出費にならないコツ(?)かもですね。。。
本日も、、、1995yのW124 320Eの仲良しこよしがお見えになられまして~~~
FMCSのセッティングを変更して、、、右側のヘッドライトの片側のどっかのメーカーのポジションLEDだけ不点灯を治して風の様に消えて行かれました~。(笑)
このお車も先日の派手なW126 280SE(笑)とは違いますが、、、ウチの製品で固まって無用な電装トラブルを未然に防ぐ措置を施してあります。
こうやって、、、ユーザーにとっちゃ有難くも無い無用な故障に遭遇しない様、笑顔で度々訪ねて来て下さる方にはサービスもしたくなっちゃいますよね。。。
まあ、面白いおとっつあんなのでちょいと馬鹿話も盛り上がり、、、今月末にはHFM等のO/Hに入庫だそうですわ。。。合掌。(^人^)