本日はW126 560SEC君の修理御入庫です。
御依頼内容はアイドル不調修理です。。。
で、、、症状を確認して行くと何かブローバイガスの生ガス臭い。。。
アイドル回転数も微妙に高く、燃料噴射量も絶対的に多い。。。
アイドル回転数に振れが見られるのでアイドルエアバルブの寿命は間違えないが、燃料噴射量過多は別問題である。
明らかにFUELガバナーの燃料補正動作がおかしいのでO2センサーの動作状態をダイアグソケットから電圧信号を取り出してチェック。。。
O2センサーの状態は劣化はあるものの特に動作不良と言える状態ではない。。。
よって、KEモジュールの燃調動作にまつわるFUELガバナーコントロール信号不良と判断してKEモジュールのリペアと、このV8モデルに装備されるアイドルコントロールモジュールのリペアを施工。
↑アイドルコントロールモジュール。
↑KEコントロールモジュール。
助手席足元に鎮座するユニットを先ずは取り外し。。。
早速補修作業開始。。。
液漏れしまくりの電解コンデンサーを全部取り外して基盤を洗浄して腐った基盤パターンを銅箔加工作業による再生を行い再コーティング。。。
ほんでもって電解コンデンサー全てをJAPANメーカーの車載向け専用品に換装して信頼性の向上。。。コレをやらなきゃウチでリペアをやる意味が無い。(笑)
リペア完了後、現車に再装着して、、、アイドルエアバルブを新品交換してエンジンを始動。。。
少々高めのアイドル回転数から徐々に回転数を下げたり微妙に上がったり。。。
暫し学習後、アイドルの安定を確認。。。
エアコンONで適正アイドル回転数を維持する事を確認してアイドル修理は完了。
お次はこのKE車に多い諸症状の検査を行い、燃調チェックです。。。